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第7話 新たな相棒

朝、いつものように顔を洗い朝食を食べる。

身支度をして外に出ると、1人の老人がいた。


「君がエルマイト君かね、少しついてきてくれるか」


「わかりました。あなたが校長ということでいいですか?」


「そうじゃ、ここから歩いて行くと遠いから転移で行くぞ」


校長がそういうと次の瞬間には魔術学校の応接室にいた。


「エルマイト君、入学おめでとう。君は年齢の問題もあるので2年として編入になる。じゃが君の才能なら一年の分の基礎は平気だろう。一週間後から新しい学年が始まるからそこから授業に参加することになる」


「わかりました。制服とかは?」


「制服はないんじゃよ、好きな服で来てくれればいい。そして、紹介が遅れたがわしは校長のリンドヴルムだ。よろしく頼むよ」


「よろしくお願いします」


「それでは、学生の証として転移の指輪を渡しておこう。これで自分の一度行ったところに好きに転移できるからの」


ということで挨拶が終わり、担任を紹介される。


「私が君の担任のハイルだ、よろしく頼むよ。君には個人的に期待しているからね。色々と楽しませてくれ」


そうして挨拶も終わり、家に戻る。


「王都のギルドに顔出しに行くか」


そう言って王都にある冒険者ギルドに向かう。

中に入ると、ミタルのギルドの冒険者達よりもはるかに強そうな冒険者達がいる。

依頼もなくなることがなく、依頼の掲示板にたくさんの紙が貼ってある。

そのとき、後ろで歓声が聞こえる。

振り向いてみると、水色の髪の凛とした青年が女性に取り囲まれていた。


「そんなに押さないで、後でサインなら書くからね」


そんなことを言いながらギルドに入って食事をとっていた。


「やっぱり人気の冒険者っているもんなんだな」


『そうだな、あれは人気も出るであろう』


周りの話し声を聞くに、彼はフロイド・カーマイトというらしい。

この王都ギルドで1番な人気を誇る冒険者で、魔術学校の教師も勤めているらしい。

って魔術学校の教師!?

じゃあ教わることがあるかもしれないな。


『奴はなにか隠してそうだな、嫌な予感がする』


「そうか?ただの好青年に見えるんだけど」


『ああいう奴は確実に何か隠してるんだ。気をつけておけ』


「そうなのか、じゃ気をつけておかないとかもな」


そう話しながら依頼を取りに向かう。

すると、


「君、もしかしてアルター君かい?」


と話しかけられ振り向く。


「なんですか?って…フロイドさん!」


「なんだ、僕のこと知ってたの?」


「まあ、風の噂で…」


「そうかそうか、これからよろしくね!」


「は、はあ…」


とりあえず今日はスライムでも倒して来ようと思う。

ということで依頼は受けた。

と、ふと武器を受け取っていないことを思い出す。


「ちょうど転移の指輪もあるしアルムさんの武具屋にいくか」


『その方がいい、思い出した時に行かないとまた忘れるからな』


そうして転移すると、口をあんぐり開けたアルムさんが目の前に立っていた。


「ど…どっから現れた!!」


「ああ、ちょっと王都の方から来まして」


「お、王都!?」


ということでアルムさんにことの顛末を話す。


「なんとまあ、そんなことがあったのか」


「色々ありまして」


「でも、まあいい機会じゃないか。魔術学校なら核の研究をしてる人も見つかるかもしれないな」


「そうですね、学費も無料だそうで」


「無料!?そりゃお前相当すごいことだぞ!あそこの学費は破格に高いで有名なんだぞ?よし、入学祝いに服を見繕ってやるから明日の早朝に取りに来な」


「そうだったんですね…。服、ありがとうございます!」


「まあ核術師ってことはバレない方がいい。魔術学校ならその存在を知っている学者もいるかもしれん。気をつけるんだぞ」


そう忠告と武器を受け取り店を出ようとすると、


「その剣に、名前をつけてやってくんねえか」


「名前を?」


「ああ、お前が名付けてその刀を業物へと昇華させる第一歩として欲しい。ちなみにそいつぁミスリル製だ。大事に扱えよ?」


「ミスリル!?そんないい素材を使ってくれるくらい期待してくれてるのか…!ならばお前の名はヴァインス。この先俺と共に歩む剣の名だ」


「ヴァインス、いい響きじゃねえか。センスあるなお前」


「ありがとうございます、またなんかあったら来ます」


「おう、いつでも待ってるが、剣が折れたって報告は待ってないからな!!」



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