第2話 Cランクにて
僕は、Cランクになった。
やはり、今までより、レートの増加が小さい。
いくら早く解いても、1問当たり200前後しか上がらない。
失敗したら、40前後下がるのだ。
僕は、「タイムアップ付近で正解するとどうなるのか」を調べた。すると、案の定連勝数はカウントされ、レートはあまり上がらなかった。最速で解いた時の2/7くらいしか上がらなかった。
僕は、「間違えずに、なるべく早く解こう」と誓った。
僕は、実績にはどんなものがあるかを調べた。
連続正解数、到達ランク、累計挑戦数、累計正解数、正解種類数、プレイ時間…。6種類あった。全部で52の実績があった。コンプリートは難しそうだ、そう思った。
レート8000付近になり、素因数に13が含まれるようになった。突然少し難しくなった。
その次の問題で、レート8000に到達した。この時点で、挑戦数は30回、正解数は28回と、93%という高い正答率を出した。
そのまた次の問題で、素因数がついに4つになった。問題は「2695」だった。ちなみにこの問題の答えは、2695=5×7×7×11。
そこから数問後、素因数に「17」まで現れるようになった。
それと同時に、凡ミスしてしまった。11連続正解だったのに。
レート「-33」と、とても失ってしまった。
そこから何問かして、ついに「31603」という5桁の問題に出会した。答えは、31603=11×13×13×17だ。そこはしっかり正解できた。
そこからしばらくして、開始41問目で、ついにレート10000、いわゆるBランクに到達した。この時正解した問題数は38問。正答率に直して93%だ。まだ高い。
この時点で8問連続正解。次こそは、連続正解数の実績を全てコンプリートしよう。
そう誓ったのだ。
素因数分解の旅はこれからだ。
〜続く〜