第1話 素因数分解のレート測定の始まり
最初に、僕はルールを読んだ。
「最初にサウンドをオンにし、再生ボタンを押しましょう。」
と書いてあった。僕はその通りにした。
その下には説明が書いていた。
「正解すると、レートが上がり、早いほどよりレートが上がります。不正解だと、早さ関係なく、レートが下がります。タイムアップの場合は、レートの変動や連続性回数のリセットはありません。」
と書かれていた。
先に初期化するボタンを3回押した。
早速僕は、素因数分解をした。
最初の問題は「10」だった。
「2」と書かれたボタンを押すと、「10」から2で割られた値「5」になった。
その後、「5」を押すと、クリアの演出が流れた。
そして、レートが378上昇した。
次の問題も、また「10」だった。
それを素因数分解すると、下に「2連続正解」と表示され、実績にも反映された。
「SKIP」ボタンを押すと、クリア演出などがスキップされた。
次の問題はいきなり「343」だった。
「7」を3回押せばクリアだった。
突然少し難しくなった。
僕は考えた。「雲行きが怪しい…。」
その後、気にせず続けた。
最初はレートの上げ幅が大きかった。
1問で300以上は上がった。
最初のうちは、繰り返しているうちにレートがすぐ上がっていく。
しかし、11問目に、油断して間違えてレートを落としてしまったが、レートの減少は「11」で済んだようだ。
2、30問は間違え続けないと、1問の正解をロストしないようだ。
そして15問目。僕は、ついにレート5000に到達した。すると、ランクが「C」になっていた。
〜続く〜