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《魔法について》

この世界の魔法に関する情報と、今まで行使された魔法と魔術をまとめました。




 『魔法』

 魔力を使って、特定の現象を具現化する技術。


 『魔力』

 魔法の源。

 魔力が具体的に何なのかは知られていない。


 『基本四魔法』

 この世界で最も多い四つの系統の魔法。

 火魔法・水魔法・土魔法・風魔法のそれぞれ四つである。

 火魔法が最も火力のある魔法であり、水魔法が最も弱い魔法というのが常識とされている。

 

 『派生魔法』

 基本四魔法のいずれから派生した魔法。

 例として、風魔法の派生である音魔法。


 『特異魔法』

 基本四魔法と派生魔法のいずれにも該当しない魔法。

 例として、樹魔法。


 『魔術』

 魔力を自在に操作することで複雑な効果を魔法に付与する技術。

 しかし、どうやらミナトが居るエスペル王国では魔術は廃れているようだ。


 『四級魔法』

 最小魔法。

 その系統の魔法の初歩の魔法。

 特に役に立つことがないとされている魔法。


 『三級魔法』

 基本魔法。

 四級魔法を利便性のある魔法に変化させたもの。


 『二級魔法』

 戦術魔法。

 三級魔法をさらに戦闘向きに改良されたもの。

 冒険者は一部の三級魔法と二級魔法を使って戦う。


 『一級魔法』

 決戦魔法。

 その魔法一つで、戦況が一変する。

 余りにもの必要とされる魔力量から一日一回打てれば、上出来。

 使い手には、絶大なセンスや才能が問われる。


 『詠唱化』

 魔法を行使するうえで、最初のステップ。

 決まった呪文を、一定以上の声量、一定の速度で唱えることで発動する。

 魔法使いの初心者は、まず初歩的な四級魔法を使って魔法の扱い方を覚える。

 使い慣れた詠唱魔法なら、ある程度威力を強めたり、形状を変えることが出来る。


 『無詠唱化』

 詠唱によって行使される魔法を呪文なしで行使すること。

 熟練の魔法使いも大体はここで終わる。


 『最適化』

 魔法を、自身の思い通りに形状や威力、速度、発動時間など変えて発動する。

 別の言い方で、オリジナル魔法。

 オリジナル魔法は習得する事は、殆ど無理であろうというのが常識とされている。




 『水魔法』

 〈ウォーター〉

 四級水魔法であり、水魔法使いが最初に覚える初歩的な魔法。

 水の球を生成する。


 『オリジナル水魔法ミナト

 〈水分子操作〉

 水分子の一つ一つを緻密に操る魔法。

 水魔法が扱いやすい「水之世」とウィルターの補助ありで、ミナトはこれを習得するのに、三年かかった。


 〈水流斬〉

 ミナトの十八番の魔法であり、彼が最初に習得した彼だけのオリジナル魔法。

 大量の水を極限まで絞り、高圧高速の水の斬撃。

 威力も調整でき、大抵の人間は速すぎて、目で捉えられない。

 ランダムに出現する「水之世」のダンジョンボスの中でも、ミナトが初めて対峙した先生と呼ぶボスの魔法を模倣したもの。

 ……………先生とは?


 〈水流斬・乱〉

 〈水流斬〉の派生技であり、百を超える水の斬撃を放つ。

 過密攻撃であるが、全ての斬撃を全て狙いの場所に打つことは現状、出来ていない。


 〈水流斬・旋風〉

 幼馴染みのクラルのオリジナル魔法である〈旋風〉を真似た魔法。

 回転する〈水流斬〉で攻撃を受け流すものであるが、ホウリュウ戦では、余り効力を発揮しなかった。

 ミナト曰く、未完成。


 〈水流貫〉

 一点集中突破の水の斬撃。

 分子間の隙間、もしくは魔力の弱い場所などの弱点を貫くのに使う。


 〈豪雨〉

 対象の頭上から大雨を振らせる。 


 〈濃霧〉

 濃い水煙を発生させ、目眩ましをする魔法。

 隠密として使うが、自身の魔力で生成された者であるため、ちょっとした近距離の探知にも使える。

 しかし空気よりも密度の小さい水分子の纏まりであるので、少しの風圧で吹き飛ばされる弱点がある。


 〈放水〉

 水を放出する魔法。

 単純だが、使い勝手がいい。


 〈放水・昇〉

 自身の頭上に大量の水を放出する。

 対象の足元から発生させて、上へと吹っ飛ばすことも可能。


 〈瞬泳〉

 自身の頭の後ろや後背、膝の裏、脹ら脛など、体の背後のありとあらゆる部分から〈水流斬〉のように圧力を高めた水の放出し、その反作用より高速移動を行う。

 「水之世」の魔物であるウォーターパイソンの高速移動魔法〈水の突進〉を模倣したもの。

 移動の後は細かい水の粒子が飛ぶ。

 移動に便利。


 〈水蒸気探知〉

 自身の身体から薄くて微細な魔力の波動を発生させて、水蒸気を放出、同時に空気中にある水蒸気をも感じ取る。

 自身と周囲の水蒸気との相互反応で地形や敵を探索する魔法。

 水分子の振動具合から地形だけでなく、熱も感じ取れる。

 現在のミナトは半径二キロを探索可能。


 〈水蒸気探知・エコロケーション〉

 自身を中心に円状に展開する〈水蒸気探知〉と違い、角度の小さい円弧上に魔法を広げ、一方向のみを索敵する。

 振動した水蒸気が物体を当たった時の反響具合で物体や状況を把握する。

 エコロケーションと呼ばれる、物体との距離や方向、大きさを測る能力から着想を得た。

 一方方向であるが、約五キロほどを探索できる。


 〈水蒸気探知・解析〉

 〈水蒸気探知〉の探知範囲を小さくすることで、より解析の精度を上げる魔法。

 精度を上げることで、微量な魔力の跡を解析することが出来る。

 しかし範囲が小さいので、予めそこに何かがありそうだと分かった上で使用する。


 〈氷生成〉

 氷魔法、水分子を六角形にする事で半透明な氷を生成する。

 氷の瓶や氷の荷車を作ることができる。


 〈望遠鏡〉

 氷の凹凸と屈折の特性を利用した望遠鏡を生成する。

 

 〈氷壁〉

 厚さ十センチほどの縦二メートル、横一メートルの氷のプレートを形成する。

 余程の攻撃力が無いと、破壊されることはない。


 〈氷壁・囲〉

 四方に〈氷壁〉を生成して、自身や仲間を守る。


 〈氷鎧〉

 鎧のように氷の装甲を身体の至る部分に取り付ける魔法。

 〈氷壁〉よりも防御力は落ちるが、咄嗟の守りや機動性に優れている。

 鎧という面から、近接戦に活かせる。


 〈氷刀〉

 長さ約七十センチ、反りが特徴的な刀を模した氷の剣を生成する。

 見た目に反して、かなり重い。


 〈フロスト〉

 他に影響を与える魔法。

 相手の身体の中に魔力を流し、体内の水を凍結させる。

 上手く凍結すれば、相手を氷漬けにできる。


 〈アンチフロスト〉

 他に影響を与える魔法。

 〈フロスト〉により氷漬けにされた対象を解凍する。

 または低体温症を直すことも可能。


 『水魔術』

 【通信氷】

 小石サイズの小さな氷と、自身との間に引かれている魔力の線を伝って、合図を送る魔術。

 合図を送られると、激しく振動する。


 【分身】

 自身の身体的能力の情報と魔法技術の情報を魔力を伝ってアウトプットし、成した自身の等身大である氷のデコイにインプットする魔術。

 もう一人の自分が作り出す。

 無防備な状態で発動に数十秒、時間がかかり、五、六分くらい程の持続時間しか無い欠点がある。


 〈蒼之剣〉

 ミナトが鍛錬と試行錯誤の中でたどり着いたオリジナル魔法の一つ上の段階の魔法。

 ミナトでも、未だに完璧に使いこなしていない。

 原理としては多くの〈水流斬〉を一つに束ねて、纏め、練り上げる。

 そうしてできる青く輝く剣は如何なる魔法をも斬る。

 この魔法は大量の魔力だけでなく、何か重要なものを消費しているような気がする。

 そのせいなのか、一回放つと数日間は出せない。


 『火魔法』

 〈ファイアアロー〉

 三級火魔法、矢のような形状をした火を敵に撃ち込む。


 〈ファイアアローレイン〉

 二級火魔法、〈ファイアアロー〉を何十発も同時に放つ魔法。


 〈ファイアウォール〉

 二級火魔法、火の壁を生成する。


 『風魔法』

 〈突風〉

 三級風魔法、強い風を起こす。


 〈風刃〉

 三級風魔法、風の刃を放つ。

 通常は一枚だけだが、クラルの場合は複数枚出せる。

 

 〈エアショット〉

 三級風魔法、小石のように小さい空気の塊が複数発射する。

 出だしや発射時の速度が速いことから、牽制や相手の意表を突くのに利用される。


 〈上風〉

 三級風魔法、狙った場所に軽い上昇気流を発生させる。


 〈風重圧〉

 二級風魔法、相手の頭上に、上から下へ振り下ろされるダウンバーストが発生し、相手の動きを止めたりして動きを阻害する。


 〈ウィンドセーバー〉

 二級風魔法、エンチャント魔法であり、武器に纏わせることで切れ味を格段に上げる。


 〈風槍〉

 二級風魔法、殺傷力に富んでおり、槍のような鋭い風の刺突を繰り出す。


 『オリジナル魔法クラル

 〈連風刃〉

 一度に数十枚の〈風刃〉を出現させ、連続して敵に向かって絶えず放たれる魔法。


 〈旋風〉

 自身をを中心として巻き起こる渦巻き状の風。

 回転する風の刃で、敵の魔法を切り裂いたり、受け流したりする。

 消費魔力が大きい。

 ミナトの攻撃を受け流しているところから、防御力が真価なのだろう。


 〈穿旋風〉

 発生させた〈旋風〉を敵に放つ技。

 クラルが行使できる魔法の中で、最高火力の技ではあるが、これは防御を捨て、攻撃に転じる諸刃の剣。


 〈華旋風〉

 〈旋風〉の範囲を拡大した物。

 上から見れば、まるで花のように螺旋する風が徐々に広がるのが見える。


 『土魔法』

 〈サンドウォール〉

 二級土魔法、砂の壁を形成する。


 『オリジナル魔法ミル

 〈流砂〉

 地中の空洞や砂の密度、地盤の流れなどの調整して、敵を沈ませる沼を作る。

 調整次第で、ホウリョウなどの強大な魔物を沈ませ、足止めできる。

 殺傷力は皆無だが、広範囲の遅延魔法であるので、撹乱に打って付け。


 〈砂嵐〉

 砂の目眩ましをする。

 自身の魔力が尽きるまで、消えることがない。

 ミナトの〈濃霧〉と違って、少しの風圧など飛ばされることがなく、敵の周囲に発生すれば、視界を封鎖できる。

 ただの目眩ましだが、人の場合だと目や服の中に砂が入り、地味に辛い。


 『音魔法』

 〈音波〉

 特定の周波数の音を作り出す。


 〈爆音〉

 大音量を発生させる。

 耳が良い者ほど、ダメージが大きい。


 『樹魔法』

 〈プラント〉

 あらゆる植物を作り出す。


 『オリジナル魔法ラリアーラ

 〈コル・プラント〉

 他に影響を与える魔法。

 自身が発生させた植物以外の物を操る。

 木の魔物であるトレントも対象。


 〈フォル・プラント〉

 他に影響を与える魔法。

 近くにある植物を強化・活性化する。




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