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第64話 こんなことになるんか…恐ろしい数字なんだな…

『辻斬り所定位置に到着したわ』

『待機するー』

『風林火山、所定位置、所定高度100mだぁ』

『艦現位置固定、艦姿勢水平』

「まって!?」

「なんだその高度は!?」

「うそでしょ!?」

「全長749m!!」

「総質量1193kt!!」

「地平線を防壁にするためって言っても!!」

「そんな高さにいていいフネじゃないでしょう!!」


『下部主砲、艦首砲全て歪曲砲モード艦首軸線上よ』

『ヤマト、教官から貰った、

副砲限定マナクリスタル直結ブースター60分限定使用許可証を』

『あぁわかった、「さぁやっちゃいま証」投入』

「検証公…」

「相変わらず…検証公」


”副砲限定マナクリスタル直結ブースター60分使用申請審査中”

”使用許可者、検証公”

”副砲限定マナクリスタル直結ブースター60分使用申請受理”

”次射より60分の使用が許可されました”

「受理された…」

「あんなんでも受理されましたぁ」


『副砲全門歪曲砲、直結ブースター接続…接続完了』

『上部主砲、マナ術式弾多弾頭アンテナ誘導重力圧壊光弾投射モード』

『15光秒アンテナ上空0.5光秒にて対宙早期警戒モード展開、

8光秒アンテナ1辻斬り支援追従モードで展開、

8光秒アンテナ2低速弾道砲弾迎撃モードで展開』


「またエライ不穏なモードが…」

「なんだその不穏な投射モードは…」

「光と闇属性の2属性複合術式生成弾だ、

投射後1000個に分裂、術者の思念、この場合はシズネだな、

アンテナの観測情報を見たシズネの思念がこれらを誘導する。

着弾後は半径10mに対し瞬間的に、

弾体中心点に向けて10000Gをかける。

結果、範囲内の人口構造物は圧壊する。

周辺への影響がとても低いため、

調査が主任務の風林火山が好んで使っとる』

「なんて物騒な…」

「恐ろしすぎる…」

「だが周辺環境にはとても優しい」


『さて、ではやるか』


「不穏なアレが」

「ついに判明する」


『我ら風林火山が生み出したるは』


「生み出したんだ…」

「この先輩達が…」


『たった6人による局地包囲殲滅戦』


「なにを言っている?」

「なにを言っているんですの?」


『これが25回目の秘密試験だぁ』


「25回も開催されている…」

「そんなもんが25回も…」


『今回の回答は如何かな?指し手殿?』


「24回連続不合格」

「毎回試験後に問題とその解答をすべて取り上げられる」

「そんな試験毎回おちて当然だよ」


『さぁーはじめよー「ウタ無双ー後ろを見ろーウタを見ろー」だー』


「なんだその名は…」

「伝染しているんですの?検証派は…」


『思考加速10倍!』

『転移システムマナ供給ライン!7号に接続!』

『7号起動!』


「うわっ始まった」


『対消滅ジェネレーター全力運転!」

『真夜中の決闘の展開開始を確認!秒速10kmで拡大中!』

『マナ転化フィールド展開!…4…3…2…1…0、展開終了!』


「闇が広がっていく…」

「そしてほんとに光り輝いてる…満月級だな…」


『連中が動いたわ』

『やはりタンクの内壁か』

『1タンクあたり40機ね、おそらく全て同一機体よ』

『残存タンク数は…2534か』

『約10万機ね』


「ふわぁめちゃ多いですぅ」

「えっこれ大丈夫なん?」


『機体の特徴は?』

『重砲多脚クラスね、けども6脚から8脚に

砲の口径は半分以下ね、ただ固定砲ではなく全周旋回砲のようね、

給弾装填機構もかなり大型化してるわ』


「えっ後ろ脚のデカかった50cm砲のアイツクラス?」

「それが10万…」

「ホントに大丈夫なんですの?」


『シズク?』

『下部主砲と艦首砲を投射砲モードに、

出力5PJにて充填を開始、間隔は2秒の起爆は50kmで?』

『あぁそれで問題ないだろう』


「問題ないの?」

「あんなん10万体いても?」


『真夜中の決闘の展開終了!半径300km!』

『こいつら、我ら風林火山向けというより?』

『本来は盾ナグール向けよね?』


「あ~そう言われると」

「そうなのか」


『基本に立ち返ったのか』

『数で押せ押せ当たるまで』

『戦列砲艦と同じ思想だな』


「なるほど」

「確かに」


『機動性も以前の6脚とは比較にならないな』

『そこは後ろから殴られないように…という事なんでしょうね』

「あぁあったなぁ」

「たしかに後ろからいきなり…でしたわね」


『布陣しながら撃つようよ、砲が光源たる我らに向き始めたわ』

『シン、迎撃指揮たのむぞ』

『おうよ、やらいでか』


「きたな」

「ホントに大丈夫なんでしょうか」


『8脚、発砲、全機での斉射ね』

『投射砲、この時間この位置に以降も継続で』

『やらいでか』

『歪曲砲はここを抜けたヤツだ』

『やらいでか』

『8脚再発砲、25cm砲の秒間1射のようね』

やばい…8光秒アンテナ2のモニタがヤバい…

「うわっめっちゃ間隔が短くなってる」

「…全機斉射…10万発…1秒間隔で…」

「これでも大丈夫なんですかぁ」

体感10秒実時間1秒毎に10万発の一斉射撃映像…

見渡す限りが発射炎と撃ちだされた淡い弾体光で、

埋め尽くされている…衝撃映像すぎる…


『秒速約2000mだな、弾道は70秒ほどだな』

『試射無しの効力射、観測は不可能と判断したか』

『融合弾はあってもkt級か』

『それも二桁ktあるかどうかといったとこね』

『5斉射止め、我らの発光継続有無で、

簡易戦果確認を行うつもりのようね』

『さて、どれくらい抜けてくるか』


「不穏ワードあるのに…」

「冷静沈着」


『………そろそろだな』

『下部主砲発射、起爆』

うっわ眩しい…そして…

「でっか!なんつうデカさの火球だよ!」

直径1000mは余裕で超えてるな…2000mは無さそうだが…

「大気のある地表で起爆するとこんなことに…」

これでも5PJ、約1.2Mtの低出力射撃なんだよな…

上空の15光秒アンテナのモニタでその大きさがわかるなぁ…

火球を防壁扱いにするその発想…


『直撃40、至近241』


「それでも抜けてくるんだ」

「そして当たるモノもあると」


『副砲、射撃開始』

『1番艦首砲発射、起爆』


「…燃料追加」

「小さくなれない火球さんですぅ」


『直撃35追加、至近350追加』

『2番艦首砲発射、起爆』

『直撃16追加、至近155追加』

『直撃残0、至近残630…470…310…150…0』


「迎撃あっというまに…」

「終わっちゃいましたね…」


『8脚第1射着弾まで8……5…4…3…2…1…0』

「ちょっ!?」「周辺に一斉に火球が!?」

「うぇっ!?これいくつあるんだ!」

15光秒アンテナのモニタはもうホラーですよ…

ひと際大きい風林火山製火球と

風林火山周囲にたくさん花咲く200m以上?ある火球…


『融合弾50発程度、8ktだ』


「50とか…50とか…」

「周辺が火球だらけじゃないですか」

あまりの地獄絵図に呆れるナカニワ中尉…


『8脚第2射着弾』

『同じく融合弾50発程度、規模変わらず』


「また…50…」

「えぇぇ…毎回なのかぁぁ…」

オトナシ中尉とカルイザワ中尉も呆れる…無理もない…


『8脚第3射着弾』

『同じく融合弾50発程度、規模変わらず』


「火球が…」

「消える前に…」

うわぁ…もう衝撃波と爆風が…

どこ向いたらよいのか困ってるじゃないか…


『8脚第4射着弾』

『同じく融合弾50発程度、規模変わらず』


「追加されていくんですが…」

「これ…大丈夫なんですね…」

被害報告なんもないもんね…この状況で…


『8脚第5射着弾』

『同じく融合弾50発程度、規模変わらず』


「上空の15光秒アンテナさんから見ると…」

「ついに火球で地表が見えなくなりましたよ…」

「とても大丈夫には見えないのだが…」


『累積マナ転化量1TJ以下ね』

『余裕だな』

『あぁ余裕だ』

『一桁二桁足りなかったわね』


「なにこの余裕感は…」

「33PJに耐える防壁…地上で見ると…」

「こんなことになるんか…恐ろしい数字なんだな…」

「全長4kmの定期便、体積比約150倍のフネの

20PJを超えているからな?その数字は」


『ウタ、次射あたりから始めていいぞ?』

『それに周囲もだいぶ明るくなったもんな?』


「ついにか、ついに動くのか」

「辻斬り…艦載機版盾ナグール…」

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