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第26話 いるんだよなぁ、吃驚だよなぁ?

「まずは水鏡からだな?」

「帝国の水鏡」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


西暦5851年魔導銀河帝国歴601年にタウ星系で完成した、

半径5000光年次元震観測システムである。

帝都帝国門公転軌道の内側3600光秒の軌道均等3か所に、

建造された直径1100kmの球体がソレである。

厚さ50kmの外殻の下は直径1000kmの球状空間となっており、

マナ化された水素が極低圧で充填されており、

そのマナ化水素を対象とした特殊転移術式が、

次元境界面を現出させる直前で術式停止保持された状態となっている。

転移先は中央を0点として500kmを5000光年に拡大する、

座標位置拡大指定方式であり、

これで半径5000光年球状領域に対する、

次元境界面半接続状態を創出している。

この状態の揺らぎを観測することで、

次元震の発生座標と強度を得ている、

3基あるのは観測精度の向上と信頼性担保の為。


「そもそもがだ、コマインに奇襲を許すのも、

奇襲を防ぐため多数の独行艦と戦偵巡を拘束されるのも、

人知れずそれらに戦没艦が増えていくのも、

その兆候を結局は光速の速度でしか認識できなかったからだ」

「問題根本対処」

たしかに根本だな…第8分隊長クロノ中尉

「だからまずはコレなのですね?」

第3分隊長オオトリ中尉のいうコレ…

直径1100kmの水盆…だから水鏡か。


「そうだ、そして術式起動に1基あたり1000兆根源マナが必要だった……

当代の根源マナ管理庁長官は死にそうな顔してたが成し遂げた……

幸い術式の駆動維持にマナ供給は不要となっている」

「ん?不要なのか?」

維持コストとんでもっぽいのに?


「そうだ、この規模ともなると半異次元化して、

上位次元世界の残滓であるマナを自ずから引き寄せるからな?

それを回収使用して術式の駆動維持をしている」

「ほぇ~マナってそういう存在なのですぅ?」

「うむ、いまんとこはそう推論されているな」

あくまでも状況からの推論と…


「なので完全に異次元である根源と文殊に道も

存在維持自体にはマナは不要になっているぞ?」

「なるほどエコなんですね」

「帝国は万年マナ貧乏だからな」

そう自虐するくるいには頭を悩まされてきたと…


「さて次は守護宮だ、よいな?」

「「「「「「「「「どぞっ」」」」」」」」」

「帝国守護宮」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


魔導銀河帝国歴651年(西暦5901年)完成

タウ星系にある帝国皇帝の戦時皇宮であり、

コマイン戦総司令部在所でもあり、

対コマイン本土艦隊200個艦隊と防人拠点艦32000隻の

艦隊総司令部在所でその母港であり、

単独行任務艦群艦隊司令部在所で10万隻を超える独行艦の母港でもあり、

対コマイン地上軍総司令部在所であり、

宇宙軍専用の最新帝国門でもある。

元々は対コマイン戦で帝都帝国門の民間流通を

軍用流通が圧迫し始めたため計画され、

であるならばと軍運用効率化を図った結果こうなった。


「人知れず、星間物流管理庁長官が瀕死になっていた……」

「「「「「「「「「おおぅ……」」」」」」」」」

「気づいて見かねた検証公がサポートした結果だな」

「民間流通自体も増えているのですか?」

「そうだ、理由はこれらの領域にあるんだ」

「帝国辺境」「帝国開拓領域」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


「帝国辺境」

タウ星起点4時6時8時方向500~1000光年星系

対ホプル制圧作戦「森林開拓」完遂(西暦5701年魔導銀河帝国歴451年)

北天4時6時8時方向人類圏外ホプル制圧作戦「実戦演習」始動

以降の帝国植民領域であり、

1星系当たりの人口は1億以下である。

テラフォーミング中、直後の惑星が大多数であり、

主居留地は宇宙空間上である。

星系政府自体が配属植民星系艦隊旗艦内円筒コロニーにある星系も少なくない。

しかし帝国門を経由することで時間的には本土より帝国中核に近い星系も多く、

民間を中心に大規模な投資が行われている。

帝都帝国門の流通を圧迫している最も大きな要因である。


「帝国開拓領域」

タウ星起点10時0時2時方向500~1000光年星系

旧防人屯田兵制度対象領域

帝国門を除き軍属入植許可領域

帝国門を除き民間人入植禁止領域

コマイン戦前は防人艦隊による、

半自弁自治による初期開拓が行われていたが、

コマイン戦開始以降は戦力集中のため、

星系管制を管制独行艦に、

経済活動は民間委託、

開拓資産に関しては功績点制度の功績点として充当し、

軍が一括買い上げの上で民間委託しているが、

民間人の一時滞在は認められても入植は許可されていない。

軍属の入植も管制独行艦内居住区に限定されており、

準縦深領域扱いとされている。


「なるほど、辺境領域と開拓領域での経済活動増大が原因と」

みたいだなぁ…第5分隊長イクサバ中尉

「50年ごとに1200億の人口増と

フォーミング済居住可能惑星が100ずつ増えていくからな?

まぁそれは当然なわけだ」


数字にするととんでもないな…


「植民初期だからこそ出入りが多いということですのね」

「ふむ、そして戦場からの距離が方針の違いにでていると」

「開拓領域経済活動許可植民不許可」

「というわけだ?」

政経アンテナは第3分隊長オオトリ中尉と第8分隊長クロノ中尉にもと…


「……管制独行艦?」

「ふむ、そろそろ近代であるし帝国領土と独行艦についても解説しよう

ひとまずは質問のあった管制独行艦だな」

「ミニ卵」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


管制独行艦

通称「ミニ卵」

単艦で非戦場初期開拓星系未開拓星系の管制を担う特殊艦

直径1kmのドーム型居住区を持つ、

全長4km全幅2km全高1kmのそれなりの大型艦。

武装防御面は1000m以下級星間航行高機動戦艦と同内容だが、

機動性だけは戦列艦並みである5Gである。

メイン機能である管制能力としては、

星系規模探査域168光時の人類/ホプル/コマイン検知装置を搭載し、

500m以下級艦船を収容できる艦内ドックを4、

同じく係留できるドッキングベイを8、

居住区には星系管制事務局と宿泊休養保養歓楽施設群を持ち、

それらの運営要員として軍属500名、

治安要員として通常地上軍より、

帝国軍人のみで編成される精鋭2小隊74名、

また利用する側の一時滞在者2000名までの収容枠を持つ。

加えて小回りの利く戦力として、

50m以下級亜光速航行超高機動砲艦8、

50m以下級汎用作業船4、

を搭載する。

その任務柄、帝国軍人専用艦種である。


「はぇ~ほんとにミニ卵ですぅ~」

「その機能の殆どは民間船向けだがな?」

「例のリングは付けなかったんだ?」

「殆ど星間移動せんからなぁ、交代の時ぐらいだな移動するの?」

「逆に付けると肥大化する中途半端なサイズなわけか」

「地上軍まで受け入れてるんですね」

「割と政治的な色合いが強い艦種でなぁ、察する部分も多かろう?」

そらまぁ所属がこんだけ入り乱れていればなぁ


「管制独行艦群司令部」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


元々はコマイン戦に集中投入された防人艦隊から回収した、

星系開拓資産を運用維持するために配置されている。

管制独行艦を専門に運用する司令部。

艦自体はその任務柄、帝国軍人専用艦種である。

任務内容的に軍よりは官の傾向が強い、

また治安要員として1艦当たり選抜された精鋭2小隊を

通常地上軍より派遣して貰っており、

星系開拓資産からの収益もあるため、

政の傾向も少なからずある。

利用する民間の評価もかなり高いため、

近年は植民星系艦隊配備前段階での

民間主導による先行星系初期開拓が望まれた星系にも

配置されるようになっている。

その結果、元々の1014星系から1200星系超まで増えている。

管制サイクルは半年間管制と移動休養その他で半年間のサイクルで、

1星系当たり2艦の交代制である。

大多数の平凡な帝国宇宙軍軍人にとっては艦隊旗艦より面倒な配属先である。

が、大多数の平凡な帝国地上軍軍人にとっては理想の配属先である。


「あ~ご褒美もしくは休養的な位置づけなんですね~」

「地上軍にとってはそうなってるわけかぁ」

「宇宙軍にとっては軍政家修練場なわけですね」

「それも利益額という採点システム付きなやつってか」

「ふむ、確かに色々と察してしまうな」

思った以上に生臭い職場そうだな…

「そうなのだ、なにしろ利益は上位司令部の独自予算になるもんでな?

そしてその上位が、単独行任務艦群艦隊」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


艦隊司令部の在所は帝国守護宮

西暦5551年魔導銀河帝国歴301年設立

前身は第二次人類圏繁種船殲滅計画「女帝の盾」推進任務遂行艦群であり、

植民星系艦隊設立配備に伴う戦略偵察巡洋艦への任務移管を機に、

非人類圏到達済星系への独行艦全配備計画「帝国の耳目」計画に人員を転用しつつ、

この種の単独任務艦群について制式に組織化をおこなった結果である。

現状はおおまかな任務ごとに4の隷下司令部があり、

哨戒独行艦群司令部

管制独行艦群司令部

強襲独行艦群司令部

探査独行艦群司令部

という構成となっている。


「この艦隊司令部がコマイン戦総司令部を押しのけ、

もっとも政治色が強いのだよ」

「ん?さらに強いんですの?」

「そうなんだ、まさに水と油が一緒になっていてな?

二つに割りたいとは思っているんだが、

開拓資産についての心情的な部分でな?

今のところ見合わせているところなんだ」

「そんなに苦悩するほど水と油なんです?」

「では続きを解説しよう、見張り」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


哨戒独行艦

通称「見張り」

500m以下級星間航行戦略偵察巡洋艦の両舷後部を延長し、

50m以下級亜光速航行超高機動砲艦1、

50m以下級汎用作業船1、

の運用搭載スペースを確保しつつ耐機動性30Gを維持した、

600m以下級の星間航行戦略偵察巡洋艦。

既知星系において単独哨戒任務を遂行するための量産艦である。

星系規模探査域168光時の人類/ホプル/コマイン検知装置を搭載した、

任務的に早期警戒艦といえるが追加された搭載艦船の意味は、

強襲独行艦に実績のあるエース級帝国軍人と

エース級しか配属されない贖罪兵が集中投入されるため、

結果的に平凡な帝国軍人専用艦となっており、

そんな平凡な彼らの為である。

人員は2班12名で搭載艦船の運用は内1班が非当直時に行う。

割と俗な理由から追加された搭載艦船だが、

贖罪兵のように星系内開拓業務で功績を得られるため、

その運用実績は想定以上に良好なものとなっている。


「なんとも微妙な評価になってんなぁ」

「コメントし辛いですわ」

「盾上がりはもう殆ど?」

「あぁ退役しているな」

「それもまた微妙な」

「そしてそんな彼らの司令部が、哨戒独行艦群司令部」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


既知星系における単独哨戒任務専用量産艦である。

600m以下級の星間航行戦略偵察巡洋艦を専門に運用する司令部。

必須対象星系はタウ星起点2000光年内で無人かつ非戦場の星系であるが、

その数は現状は8215星系であり入植星系が増えるにつれ減少しているが、

タウ星起点3000光年内で無人かつ非戦場の星系も準対象星系であるため、

現状は2万星系を超えている。

哨戒サイクルは半年間哨戒と移動休養その他で半年間のサイクルで、

1星系当たり2艦の交代制である。

つまり隷下艦数は4万を超えている。

また新規星系探査が進むとともに隷下艦数は増勢されている。

強襲独行艦に実績のあるエース級帝国軍人と

エース級しか配属されない贖罪兵が集中投入されるため、

結果的に平凡な帝国軍人専用艦の単独哨戒任務専用量産艦であるが、

豊富な実戦経験と堅実な指揮実績は必須要項とされている。

生存最優先の任務艦種であるため損耗率がほぼゼロで、

大多数の平凡な帝国宇宙軍軍人にとっては理想の配属先である。


「あ~宇宙軍にとってのご褒美もしくは休養的な位置づけなんですね~」

「ふむぅ、たしかに水と油なのか、色々と察してしまうなこれは」

「そして対する油がこちらなわけだ、海賊」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


強襲独行艦

通称「海賊」

単艦で敵勢力圏もしくは未知領域に進出し、

様々な任務をなす特殊艦。

500m以下級星間航行戦略偵察巡洋艦をベースに、

任務と班適正にあわせた多様なカスタマイズが可能なように、

基幹部位も含めてモジュールユニット化、

広範な仕様を実現できるようにした特殊艦である。

ただし高価なモジュールは功績点を消費し、

その功績点は任務結果を魂魄式AIが採点し付与される。

その任務特質上、選りすぐりのエースのみが配属される。


「あ~そりゃ混ざらんわぁ」

「これはムリですね」

「不可能」

「だろう?そして次を知れば苦悩しながらも

一緒にした理由もわかるぞ?強襲独行艦群司令部」

「「「「「「「「「んんっ」」」」」」」」」


戦場領域もしくは敵対領域において、

個艦で長期間にわたる浸透遊撃と潜入偵察を任務とする艦群を

統括する司令部である。

第一次第二次大航海時代の中核をなした実績がある。

500m以下級星間航行戦略偵察巡洋艦をベースにした、

広範なカスタム仕様変更可能艦=強襲独行艦の主な運用先でもある。

そのカスタマイズ権限と仕様選択は独行艦功績点制度にて、

搭乗班の実績と取捨選択に委ねられている。

配属当初は500m以下級星間航行戦略偵察巡洋艦であるが、

班員の適正と要望に沿い実績功績点を消費して、

都度カスタマイズを行い諸任務への適正を高めていくのである。

カスタマイズ内容は、

艦殻構造材とその形状による耐G性能、

試製含む多彩な武装選択による攻撃面、

各種ジェネレーター群の比率と総数による防御性、

各種スラスター群の数と位置構成による機動性、

各種特殊兵装による生存性、

各種居住設備による居住性、

と広範な内容に及ぶ。

任務遂行方式も独特であり、

司令部が提示する任務リストから、

班員が選択し志願する方式をとっている。

配属方式も独特であり、

本土艦隊、植民星系艦隊、防人艦隊にて、

500m以下級星間航行戦略偵察巡洋艦で、

相応の実績を挙げた志願者のみを配属している。

通常宇宙軍で防人艦隊からの転属を唯一受け入れている司令部でもあり、

隷下艦の7割程が贖罪兵となっている。

これらの事から隷下艦班員は海賊と呼称される。


「あぁ~心情的な理由ってそういうことぉ~?」

「贖罪兵が開拓した開拓資産な訳だからってことかぁ~」

「あ~それは確かに面倒ですわ」

「割るの無理」

「だろう?拠点艦を全部コマイン戦に投入した、

西暦5801年魔導銀河帝国歴551年から、

500年は経たないと問題は解決しないなぁ~

と見合わせているんだ、あと150年だしな。

今は開拓行為そのものを功績点で買い上げているので、

最初から軍の持ち物だから問題ないんだがなぁ」

「中身がこんだけ贖罪兵なら無理もないわなぁ」

「……納得」


「そして先に出てきた探査独行艦ゴーイングマイウェイが、

コレだった、探査独行艦群司令部」


未知領域星系探査を担う探査独行艦を統括する司令部

独行艦功績点制度にて強襲独行艦群より転属申請をするか、

贖罪兵名誉退役申請受理後の再志願でのみ配属される、

その任務と配属方式から隷下艦班員は冒険者と呼称される。

その他の面は強襲独行艦群司令部と同様である。


「先の教訓を生かして帝国軍人の入り口を一本にもう絞った」

「なるほど、そういう感じですのね」

「強襲の方がむしろ冒険者感あるなぁ~」

「任務が志願方式ですし」

「まぁ探査の方は星系だけ指定して、

後は全て裁量に任すからなぁ

探検家の方が実像に近いだろう」

「なるほどなぁロマンは溢れてるよなぁ~」

「ちなみに海賊は海賊するから海賊だそうだ」

「そうなんだ……そっちもロマンは溢れてるよね!」

「そうだな、そんなロマンの為にアヤツが用意している、

リストを参考に見せておこう」

「独行艦功績点制度」


各種任務の結果に魂魄式AIが6名1チームごとに採点を行い都度功績点を付与する制度

この功績点を消費することで望む各種恩恵を得る制度である


功績点消費リスト参考

40G耐機動性艦殻スラスターセット100,000点

50G耐機動性艦殻スラスターセット500,000点

試製75G耐機動性艦殻スラスターセット1,000,000点

試製100G耐機動性艦殻スラスターセット5,000,000点

駆逐艦(6光秒)級極小ゲート生成式測位アンテナ1基10,000点

巡洋艦(8光秒)級極小ゲート生成式測位アンテナ1基100,000点

戦艦(10光秒)級極小ゲート生成式測位アンテナ1基500,000点

戦列艦(15光秒)級極小ゲート生成式測位アンテナ1基1,000,000点

試製20光秒極小ゲート生成式測位アンテナ1基5,000,000点

事象マナ転化フィールドジェネレーター(1PJ)1基100,000点

対消滅ジェネレーター(1PW)1基100,000点

マナドライブフィールドジェネレータ1基200,000点

マナトリガー型空間跳躍式転移システム1基200,000点

電磁波吸収フィールドジェネレーター1基300,000点

次元境界面潜航装置1,000,000点

試製2光秒圏内憑依制御システムと単座搭載艦船運用セット10,000,000点

試製近接防御用無砲塔半球全周指向空間歪曲砲1基1,000,000点

駆逐艦級高機動目標対処用連装旋回砲塔1基300,000点

駆逐艦級連装旋回砲塔1基100,000点

巡洋艦級連装旋回砲塔1基500,000点

巡洋艦級艦首砲1門200,000点

巡洋艦級艦尾砲1門200,000点

戦艦級艦首砲1門1,000,000点

戦艦級艦尾砲1門1,000,000点

試製口径5m砲身長500m特殊砲身艦首艦尾兼用砲1門500,000点

試製口径10m砲身長500m特殊砲身艦首艦尾兼用砲1門1,000,000点

試製口径15m砲身長500m特殊砲身艦首艦尾兼用砲1門5,000,000点

各種実体弾製造施設+100%追加100,000点

各種実体弾保管庫+100%追加100,000点

マナクリスタル1個チャンバー拡充100,000点

根源接続システム+10%拡張5,000,000点

根源接続システム無制限使用権限60分5,000,000点

倉庫設備+100%追加100,000点

居住設備+100%追加100,000点

船外作業採集設備+100%追加100,000点

生成設備+100%追加100,000点

精錬製造設備+100%追加100,000点


「おいおいおい?なんだこりゃ?ロマンの塊ばっかりじゃないか?」

「うむ、帝国兵器工廠で試作されたものを全部ぶっこんであるらしい」

「これ殆どオーダーメイドじゃん?」

「うむ、わりかしその通りだ」

「拠点艦の戦偵巡も?」

「そうだ、拠点艦に入るなら功績点で申請すれば対象だ」

「……つまりは制式化されてない理由もいっぱい?」

「そのとおりだ、試製100G耐機動性艦殻スラスターセットとか

とくにすごい理由なんだ?吃驚だぞ?」

「どっどんな理由なんっすか?」

「帝国の生体保護慣性制御システムは50Gまでなら1Gにできるんだよ」

「ほう、それは凄い」

「逆にそれ以上ならできないんだ」

「どっどのくらい?できないんです?」

「54Gなら4Gになるんだ

66Gなら8Gになるんだ

75Gなら10Gになるんだ

100Gなら14Gになるんだ」


あれ?これ瞬間Gじゃなくて継続Gになるんじゃ?

映像見た感じ…戦闘機動中は常時加速状態だったし…

下手すれば数時間ずっと?


「……操船方法は仮想空間で?」

「そうだ」

「……それ下手したら死にません?」

「うむ、そうなんだ下手しなくても死ぬな」

「……なぜ作ったんですか?」

「マナ身体強化を全力で掛ければ耐えられる

そう開発者は言っていたそうだ」

「つまりは仮想空間上で操船指揮操作をしながら?

実際の肉体にある意味、全力で運動しろと?」

「そうだ、いまだ体現者は60名程しか出ておらんな」

「いるんだ!?」

「いるんだよなぁ、吃驚だよなぁ?」

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