第217話 なかなか遠いですね~北極は~
『第2!3!4!小隊はそのままです!!第1は続くんです!!』
「そうか…進撃の主軸はシャーサさん達…」「中量2脚となるわけか…」
”中央のMタンクCの進撃は順調っす!!”
”左翼の第2中隊も順調”
「4個小隊で1個中隊?」「それが2個中隊で左右に別れてる」
「10個小隊で中隊だった筈…まだまだ少ないんだな…」「操縦手の問題か…」
”逸れたミニ突も234が処理中です”
”右翼進撃進捗率も45%超えてます”
”だが後方のミニ突第3陣の狙いはMタンクCだ”
『引き付けられませんでしたか!!残念です!!撃つんです!!次です!!』
「拡散槍か」「4機でなら柱を破壊できるんだな」
”左に新手10機!!迎撃中!!”
”右の40機はついてこれてないっす!!”
「さすがの対応力」「これをあの殺人装具は1人でやるんだよな…」
”中央はどうするシャーサ!!”
『私達で!!中央の柱も破壊します!!そうするしかないんです!!』
”私達では柱を壊して引っ掻き回せても”
”殲滅はできないんです”
「そうなんだよな…」「突破するからそう見えにくいですけど…」
「基本は逃げ回る機体ですぅ」
”ぐむっ、MタンクC達には伝える!迎撃しながら下がれと!”
『さぁドンドン崩していきますよ!!』
『これで最後!!帰投しますよ!!』
”なんとか無事に帰投できるな”
”第1中隊第2中隊共に脱落は無しっす”
”さすがに2脚初陣を生き残った方々”
”文句のつけようのない戦闘振りです”
”中量2脚運用もだいぶ様になってます”
「無事作戦終了か」「だいぶ安定してるんですね」
『これもそれもミニ突が釣れないからなんですけどね~』
”小勢のミニ突しか回ってこなくなったからな”
”それでも中量2脚初陣で適性のない方が墜とされる数です”
”1波1万機前後っすよ、普通は4機で相手しないっす”
”小刻みに送ってくるのが厄介です”
”追ったり追われたりと柱ばかりに専念できないです”
「既に選別初陣が…」「厳しい決断ですね…」
『中央の地上軍という逃げ場がないと流石に厳しいですからね~』
”中量2脚の操縦手はなかなか難しい”
”志願者が9割いなくなるのはしんどいっす”
”ここまで狭き門とは思ってなかったです”
”それでも志願が途切れないというのもまた…です”
”それもこれも仕方がない…お互い必死なんだ”
「最初期の頃からそうだったのか…」「それでも志願するんですね…」
『今回の戦死者は約350万くらいですかね~まぁ志願しますよね~』
”進撃の速度は回復したがなぁ”
”もっぱら狙われるのは地上兵”
”その為にMタンクCが始めに狙われるっす”
”つまるところは以前と同じです”
”地上兵が狙われてる間に私たちが柱を破壊する感じです”
「戦死者自体は減っていないのか…」「だから志願者が減らないんですね…」
『まっわかっててなお挑戦するんです、人の事は言えませんね~』
”自殺志願者中隊の名はもう不動”
”実際にもうそういう面子ばかりっす”
”求道者になれずにです”
”それでも望む者が志願してくるわけです”
”つまりは英雄志望ってことだな”
「そっちハードルが高いからなぁ」「こっちは適性さえあれば…ですから」
『やることはそんなに難しくはないですからね~』
”熟練地上兵なら中隊長よりも”
”上手く動かせるっす”
”それでも生き残れないんです”
”適性ってのは不思議なモノです”
”ほんとに不思議なもんだよなぁ”
「信頼が根底にある機体…」「難しい機体だよな…」
『とはいえ、現状はこの機体が最善なんですよね~』
”いくらか他計画に進展はあってもなぁ”
”現状はこの機体で戦場を引っ掻き回すしかないです”
”できないとさらに戦死者が増えます”
”墜ちる拠点艦も増える事になるっす”
”退くことは無理”
”つまりは血路を開ききるしかないわけだ”
「厳しい現実だ…」「だが受け入れるしかない…」
『なかなか遠いですね~北極は~』




