表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

204/221

第203話 できなかったら可能にするまでだ、ソコに妥協は許されない、やれ

『門番長、これでどうだろう』

『そうだなキアラ、これくらいあれば充分だろう、重すぎてもな?』

『了解した、コレで進めよう』

「ふむ、そうなって当然な訳だ」

「そりゃ元ネタ造った面子をひっぱるわな」

「門番長が白衣きてますね」

「似合わんな」

「この絵面どうにかならなかったんですの?」

「…立派な執務デスクに座る門番長」

「ビックリするほど似合わないですぅ」



『准将閣下、頑張ってこれくらいにしたよ!』

『ほうできたかジゥェン、どれくらいになった?』

『現状で全部埋めるとだいたい150kgよ、通常だと継続40Gまで耐えられるよ』

『40Gとなると450になるか…ソレでその重量は上出来だ、よくやった』

『やったよ!褒められたよ!!』

「450?身体負荷の話か?」

「なんでまた450?たぶんGの話だよな?」

「450Gとか慣性制御と身体強化で身体は守れてもなぁ」

「慣性制御の外はメチャメチャになりますよね」



『プリサイス開発本部長?コレが本当にいるのかい?』

『ふむ、そうだなマヤ、我ら求道者には必須機能になると言おう』

『慣性制御範囲の細かい区画分けにその区画ごとの細かい出力変更機能、

そんな考えるだけでも面倒な代物が必須なのか…ビックリだよ?』

『それは求道者向けだけだぞ?2種用はそんな機能はいらないからな?』

『あぁそれは勿論?そんな機能あっても使いこなせるわけないしね?』

「そうか…開発本部長であるがゆえに…」

「マニュアル操作仕様から構築できますわね…」

「そんなレベルでの自由度を求めていたのか…」



『プリサイス師団長、長手甲型攻防盾、コレをベースにってマジですか?』

『そうだが、あくまでコンセプトだけでいいぞ。

シゥいいか?大事なのは如何にマナ転化許容量を稼ぎ、

それを相手にどう叩き返すかだ、忘れるなよ』

『了解…つまりコレのように極小マナ転化フィールドに特化して、

全周フィールドではありえないほどの許容量を稼げってことか…』

『2種用の拳盾ナグールで培われた技術だ、

マナ転化型のソレは全周型の100倍効率が良い』

『こんな兵装があったとは…』

『それは求道師団でしか使われてないから当然だ』

「模擬戦でフェイクムーン大隊襲撃相手に見せたアレか」

「あのでっかい光熱剣はそんな理屈で…」

「ふむ、基本的にはカウンター兵装なのだな」



『本部長!!まだ増やせと!?』

『泣き言か?テツヤ?』

『思考入力ライン2本から4本に!?倍に増やしたんですよ!?』

『10本はイケるはずだ、その余地はあると見受けられるがな?』

『10本!?10本!?人にそんなこと可能なんですか!?』

『できなかったら可能にするまでだ、ソコに妥協は許されない、やれ』

『うぅぅ、了解であります…もちろん求道者用だけですよね?』

『そうなるな』

「マナ神経接続に続き…また怪しげな技術が…」

「装具専門とはいったい…」

「ふつーにマッドサイエンティストですぅ」



『門番長…ほんとうにこの出力でいいのか?

求道者用は、かなり慣性制御にもっていかれる筈だが…』

『全く問題ないぞ、常にフルで出力を割くわけではいからだがな』

『その言葉…信じるぞ…』

「省エネ運用の達人だもんな…」

「そしてその後進達ですものね…」

「むしろ重量の方を気にしてたな…」

「そして今更それを確認するのは…」

「想定以上に消費マナ膨れ上がってるんだろうな…」



『准将閣下…言われた通り作ったよ?これホントに使えるの?』

『どれ、貸してみろ…ふむん、いい出来だぞ、よく掴める』

『ソレを生身で使ったよ…信じられないよ…』

「なんだ?水晶玉みたいのに…」

「門番長が持ったら魔法陣が灯りましたね…」

「なんなんでしょう?」



『プリサイス開発本部長?この術式で大丈夫なのかい?ホントに?』

『あぁ全く問題ない、シゥに渡して実装して貰ってくれ』

『サイズ的にコレが?大丈夫?信じられないんだけど…了解したよ?』

「おい…なんかおかしくないか?」

「開発側がブレーキ役にまわってるな…」

「そのうえ運用者がそのブレーキを踏ませませんね…」



『プリサイス師団長…マヤから貰ったコレで大丈夫なのか?』

『あぁ全く問題ない、そのまま実装してくれ』

『瞬間最大350Gになるんだが…慣性制御下でも35Gなんだが…』

『いつもやってることだ、全く問題ない』

『まじかぁ…無印装具で35G出してたのかぁ…」

「既にソレは日常だったと…」

「使い方が他師団ともう全然違ったんですね…」



『本部長!!もうこれ以上はマナ神経接続感覚器ふやせないっす!!』

「開口一番、不穏すぎるワードなんだが…」

「5感を人工的に増やしたのか…」

「開発者がもう増やせないと叫ぶほどに…」


『ココにあるジゥェンが造ったマナ知覚器を新たに載せなきゃならんぞ?

さて、テツヤ、増やせないのは何故だ?』

「さっきの水晶玉はソレか!?」

「えぇぇ、単品装具パーツを生身で起動させたんか~」

「装具の機能再現できるほどに極められるもんなんだな…」


『可視光!赤外!紫外線!側頭部190度視界で6ライン!!

装具全表面振動検知と触覚検知で2ライン!!

熱検知と文殊で2ライン!!

情報入力ライン計10本!!全部です!!ラインはもう増やせませんよ!!』

「宇宙船かよ!?」「あまりに多いですぅ!?」「VR操作方式ではないから?」

「拡張現実と同じことができないからって…」

「現実側を増やして強引に対応するって…」

「装具着用方式で同等にするにはここまでしないといけないのですか…」


『赤外と熱検知、それと振動と接触は纏めろ、

空いた2本にマナ知覚器と厳密天文兼周辺測位情報だ』

「実質純増…」「着用者の負担も純増…」

「そして言わば戦闘宇宙服に何故か航法装置が…」


『あぁ~その方法があったぁぁぁ…

というかこんな使い方想定してないんですよ!!

感覚器をマナ神経接続で増設するなんて規格外なんです!!』

「マナ神経接続開発者の魂の叫び…」

「肉体操作神経の乗っ取りが不評と言われたらと思ったら…」

「その当人らにソレはいらないからと言われ…」

「あげくシステム流用の上に規格外仕様をねじ込まれる…」

「叫んで当然だな…」


『だが?我らは十全に使えるぞ?』

『なんで使えるんですか…もう意味がわかりません…』

『鍛錬で全てを解決しただけだ、仕様変更頼んだぞ』

『了解であります!!』

「全ては鍛錬…」「便利な言葉だな…鍛錬…」


『ところでなんでお前らは呼び方を統一できんのだ?』

『本部長の肩書が多いのが悪いんです!!

師団長は准将!!そこはいいです!!

なんで小型動力付き副装備群開発本部長なんです!?

門番長に至っては通称なのに帝国一般常識レベルですよ!!

我々はどうしたらいいんですか!?』

「やはり兼任か…」「まぁ普通に迷いますよね」

「国家的英雄だもんなぁ」


『気にせず全員、門番長呼びにしろ、

それでドコでも通じる、選択の余地はなかろう』

『了解であります!!門番長!!』

「実用一辺倒のお方だった…」「理由がドコでも通じるから…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ