第179話 う~ん?なんか右隣の戦隊正面ヤバくないですか?
”こちら兵団司令部、ゲート展開を確認、後退を開始しろ”
”こちら隊長、全力後退開始、陣形は崩すなよ”
『後退を開始しますよ~!』
「100km進撃できなかったな…」「50kmで折り返しですからね…」
『格闘6脚の追撃が始まったぞ』
『融合弾頭6脚は待ち伏せっぽいですねコレ…』
『面倒な事を…こちらの後退に合わせてるな…』
『あ~タイミング合わせる気っぽいですね』
「同時攻撃を狙ってるのか…」
「できるならそうして当然か…」
『そうっぽいな…タックラーも動いた…』
『う~ん?なんか右隣の戦隊正面ヤバくないですか?』
『6脚もタックラーも紡錘陣形になりつつあるな…』
「フラグ回収はやいな…」「シャーサさん…あんなこというから…」
”こちら隊長、右側面全力迎撃戦だ右45度に真上を向けろ”
『搭乗中隊にニンジツ発動要請です!!』
『発動を確認したぞ!!』
「落ちないようにニンジツ…」「便利なんだけど…ニンジツ…」
『了解です!!真上を右45度に向けます!!』
『僚機も向け始めたぞ!!』
『盾を上方展開モードに!!』
『副砲班!!準備はいいな!!』
『『『『了解!!』』』』
「音声だけならカッコいいのに…」
「絵面が酷いことになりましたわね…」
「空飛ぶ笹餅集団にしかみえませんからね…」
『前後6脚とタックラーの接敵時間同期しましたね!!』
『あぁ30秒後だ!!』
『後ろの融合弾頭6脚が気になりますが!30戦隊もいるんです!!』
『あぁ信じるしかないな!!』
「さらにフラグを…」「いやまぁ信じるしかないんだろうけどもなぁ」
『ミニ突もついに動きましたね!!』
『これは…初手はミニ突だ!!』
「うわぁ…気持ち悪い程に向かってきてる…右に…」
「ほんとうに…ほんの少し右に…大量ですね…」
”こちら隊長、狙えるモノは全部突け!!”
『思考加速です!!』
『主砲副砲突き方始め!!』
『『『『了解!!』』』』
『あぁ!?なんて数のミニ突なんですか!?』
『くそ!!右隣の戦隊3列目まで消し飛んだぞ!!』
歪曲のせいでほんのり光るんだな…融合弾…
『次から次へと!!キリがありません!!』
『あぁ!?もう8列目だと!!』
「ヤバそうですぅ」「右が淡い光だらけに…」
『ちょっ!?ウチの戦隊列の1列目戦隊右翼も消し飛び始めましたよ!!』
『おいおいおいおい!?14列目まで抜かれたぞ!!』
「淡い光が…」「どんどん後ろに伸びながら近づいてくる…」
『すぐ横です!!先輩がんばるんです!!』
『そりゃひたすら突いちゃいるが!!』
『副砲班も!!踏ん張りどころです!!』
『『『『了解!!』』』』
周囲の僚機も含め盛大に槍をバラまいてるが…
『あっ一気に30列目まで!!右隣はぶち抜かれるぞ!!』
『あっやばいです!!ウチの戦隊右翼の反応が消えました!!』
『シャーサ!!脱出準備だ!!』
『はい!!コレはヤバそうです!!』
「フラグ回収確定」「というかコレやばない?」
『装具の走査探査系モニタリング機能を!!』
『先輩と副砲班にもう渡しますよ!!』
「あっ索敵オペ数は超贅沢だ」「確かに…」
『搭乗中の中隊にも脱出準備要請を!!』
『いま出しましたよ!!』
「そうか…自分だけじゃないのか…」「144人も載ってました…」
『いま右隣は42列目までぶち抜かれた!!』
『うわっちゃぁ~!!一気に横に拡げてきますね~!!』
「42列4200機が…」「あっさりと貫通された…」
『シャーサ!!お前の位置の1列目が!!』
『これは絶望的ですね!!中隊は脱出開始を!!』
「ついに機体を諦めた…」「展開早いですぅ」
『シャーサ!!お前は!?』
『左隣側の脱出中隊に紛れます!!』
「中隊反応速い!!」「もう脱出開始してる!!」
『装具の術式を事前に起動しとけ!!』
『機動術式起動!!暗視術式起動!!粒子透視術式起動!!』
「多いな…」「確かに…」
『いま3列目が抜かれた!!サングラスは!?』
『電磁波サングラス起動!!身体強化起動!!伸縮槍と丸盾を装着!!』
「コレで5つですね…」「そして武器と防具…」
『7列目だ!!』
『盾ナグール起動!!からのダブルマナインパクト!!脱出です!!』
(どばぁん)
『左だ!!真っ直ぐ飛べば左だ!!』
『うぉぉぉぉ死ぃぃぃんでたまるかぁぁぁぁ』
「着ぐるみ大脱出」「これ視点が周囲の地上兵のか」
「エモーション機能…自動なんですね…すごい表示になってます…」
『急げ!!既に高機動タックラーが右隣に突入し始めたぞ!!』
『左隣の!!安全な左隣の!!』
『左に5つ隣だ!!そこにミニ突はきてない!!』
「よく通じたな…」「さすが相方ですわね…」
『ぬぅおぉぉぉぉぉ!!』
『目の前の機体からも中隊が降りてるぞ!!避けろ!!』
「ということは?」「つまり?」
『くぅぅぅおぅぅぅのぉぉぉぉ!!』
『地べたを滑れ!!止まるな!!死ぬぞ!!』
(ががりりりりりりりぃいいぃ)
『ぐぅぅぅぅぅぅぅぁぁぁあああ!!』
「ちょっ!?」「火花をあげながらの!?」「顔面スライディング!?」’
(ぺぺぺぺかぁぁぁぁ)
『ふぐぅぅぅぅぅぅ!!』
「きた!!」「ミニ突の融合弾!!」「上の機体に直撃多数だ!!」
『加速を切るな!!直上で起爆したが無視しろ!!歪曲に守られてる!!』
「顔面スライディング中なのに!?」「加速止めないんだ!?」
『ふぃぃぃぃぃ』
「抜けた…」「あの破片の嵐を抜けた…」
『気を抜くな!!地上兵についていけ!!』
『了解です!!えっまたですか!?』
「前の機体からも…」「バラバラと脱出してます…」
『そうだ!!前の兵士に習え!!』
『ぬぅぅおぉぉぉぉぉ!!』
(ががりりりりりりりぃいいぃ)
『そうだ!!地べたに伏せながら加速するんだ!!』
’(ぺぺぺぺかぁぁぁぁ)
『うひぃぃぃぃぃ!!』
「あれ?周りの兵士は火花出してない…」「ホントですわね…」
『よし!!2機目も超えたぞ!!』
『やばいです!!軍曹!!これ半端なくコワいです!!』
「動転のあまり軍曹呼びに…」
『1機目よりはマシだ!!さっきは破片の中を抜けたぞ!!』
『そんなん気付けるわけ!?あぁぁまたなんですかぁぁぁぁ!!』
(すすぅぅぅぅぅぅ)
「あれ?火花でなくなったぞ?」「どういうことなんですかね?」
『いいぞいいぞ!!だいぶうまくなったぞ!!顔面スライディング!!』
’(ぺぺぺぺかぁぁぁぁ)
『隣の地上兵さんが!!摩擦低減術式を!!教えてくれました!!』
『さすが地上兵さんだ!!そんな術式あったんだな!!』
「いつの間に…」「というかそんな暇あったか?」「不思議ですぅ」




