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第17話 「「「「「「「「りょ~か~い」」」」」」」」

ん~?ここか?談話室兼食堂は


(ぷしゅん)

「うぃ~す第9分隊長?お前で最後だぞ」

「おぃ~す第2分隊長、えらい高級な部屋だな?」

「おれらがゆっくり話し合えるようにって気遣いっぽいぞ?」

「そうなんです!!人数分のサイドテーブル付きソファが凄いんです!!」

「どう凄いん~?第6分隊長?」

「動くんです!!音もなくっ!!こうススっと!!」

「百聞は一見」

「はい!!第8分隊長!!こうです!!」

「おおぅ……足がススっと伸びてススっと移動したな……なんかこう」

「うむ、割とキモイな!!」

「むぅ~!ひどいです~第5分隊長~!」

「おおぅすまん第6分隊長」

「第9分隊長!コレも用意されてたんだ!」

「ほ~お次はどれどれ、あ~なる~これか~第7分隊長~」

「そうなんだ!思考入力付き立体投影装置!

ハム公が使ってたのと同じっぽいんだ!」

「……浮いてる……床から常に」

「うはっマジか!マジに浮いてるな~第10分隊長~」

「……わりと便利……家電を浮かせる偉大な発想」

「確かに偉大な発想であることは否めませんわ、第10分隊長」

「……第3分隊長のお墨付き……第9分隊長が使うべき……最後だから」

「まって!?罰ゲーム的な意味よね!?

なんでそんな意味深風にしたしっ!?」

「……プリプリ時空神のご加護?」

「やめて!?あの神の寵愛は勘弁して!?

ヘルプ!!第4分隊長!!」

「第9分隊長から気配を感じるの私だけですか?」

「やめてっ!?召喚の儀を続行しないで!?

……さて探り合いはココまでにしようか?」

「だなっもう充分だろ」

「ですわね」

「ふむ、まずは最後の年齢と」

「年月日ですねっ!!」

「……あとは居住地?は都道府県までは大丈夫みたい」

「社会人であれば業種と職種かな?」

「学生学年クラス名」

「ここらへんも固有名詞消されてんのが痛いな」

「それでも、だいぶ絞り込めそうですね」

「ん~ハム公に貰った名はどうする~?俺は構わんが?」

「ふむ、最初に得た戦友だ」

「だなっ、儚い奴隷戦士稼業とはいえ」

「名乗り合うのも悪くはないと思うんだ!」

「そうですね」

「ですわね」

「同意」

「ん……問題ない」

「では名乗り合いです!!」

「順番は~どうする~?」

「数字順でいいだろ?」

「「「「「「「「それで!」」」」」」」」


「んじゃはじめっぞ。

第2分隊長スグル・クロカゼ特例中尉だ。

歳は39、2019年2月4日だ、

東京で公務員で刑事だな。

容姿は今とは似ても似つかんぞ?

おそらく皆おなじだろうがな。


あ~今後はクロカゼでいいぞ、

どうだ?該当者はいるか?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


外連味は元刑事だからか~

なにゆえ容姿黒髪和製アイドルにされたし…


「どうやら、クロカゼ中尉の知人親類縁者は、

この中にはいないようですねぇ~」

「ホント、そうあって欲しいもんだ、

さぁ次だ第3分隊長?」


「えぇわかりましたわ。

第3分隊長ヒメカ・オオトリ特例中尉ですわ。

歳は33、2020年5月2日です。

京都で飲食業の家業手伝いでいいのかしら?

私も容姿についてはクロカゼ中尉と同じですわ。

呼び名についてもご同様にしていただければ


どうですか?みなさん?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


あぁ~良いトコのお嬢さんっぽいなぁ

縦ロールが似合いそうなキャラが…

なぜおっとり天然銀髪ロシア系お姉さん風になったんだ?


「オオトリ中尉にもおられないと」

「ふぅ思ったより安堵しますね。

では第4分隊長?」


「はい、わたしですね。

第4分隊長ユウ・ナカニワ特例中尉です。

歳は32、2018年11月12日です。

福岡で公務員の教師です。

容姿と呼び名については同じくと


どうでしょう?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


委員長風キャラは元教師ゆえと?

ガッツリ金髪和製陽キャギャルにされる理由…わからん…

ランダムや制御不能とは思えんし…意図的な筈…


「ナカニワ中尉にもおられないと」

「たしかに謎の安堵感がありますね。

では次の第5分隊長お願いします」


「ふむ

第5分隊長ケンイチ・イクサバ特例中尉だ、

歳は40、2019年8月25日だな。

東京で教育業で助教だ。

容姿と呼び名についてはやはり同じくと


どうだろうか?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


インテリ風味は元助教からと…

なのに高身長マッスルボディの金髪碧眼体育会系…

ん~?真逆?


「イクサバ中尉にもおられないと」

「なんだろうな?この安堵感?

では第6分隊長、次を頼む」


「はい!!

第6分隊長ハナ・マキバ特例中尉です!!

歳は31!2019年7月22日です!

北海道で!畜産業!飼育員です!

容姿と呼び名は同じで!


どうです!?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


多感共感系な元気娘キャラ?

容姿はあっけらかんゴーイングマイウェイな、

ラテン系赤毛快活少女?

真逆では?…ないよなぁ…


「マキバ中尉にもおられないと」

「なんでしょう?この安堵感?

第7分隊長!!お願いします!!」


「あぁ了解だ!

第7分隊長ヒロ・カルイザワ特例中尉だ!

歳は30!2018年2月17日!

福岡で!飲食業の店長でした!

容姿と呼び名は同じく!


どうかな?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


親しみやすい残念臭はなるほど?なのか?

だが容姿は茶髪和製戦隊ヒーローリーダーなわけだが…

いやまぁ…皆して美男美女にはされてるわけだがなぁ…

そりゃあえて醜くはしないだろうが…方向性がなぁ…


「カルイザワ中尉にもおられないと」

「うん不思議な?この安堵感?

第8分隊長!!お願いします!!」


「了解

第8分隊長ミコ・クロノ特例中尉

33、2020年1月18日

岡山、自由業、システムエンジニア

先に同様


如何に?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


要点簡潔発言で漢前系お姉さんキャラ

なのに紫髪インド系に加えて闇を背負わされてる…

…なかなかだが…


「クロノ中尉にもおられないと」

「第9分隊長、解答を」


「あっハイ

第9分隊長ショータ・コンドー特例中尉

43、2020年12月29日

鹿児島、小売り業、コンビニ店員

俺も先に同様だが……

この違和感と困惑に溢れるぼでぇぃは

これ以上は成長しないそうだ

ハム公によるとしっかりとした理由があるらしい?

その時がくれば理解できる?そうだ……


どうだろう?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」

「俺にもいないと」

「だが上位存在の気配はどうみても色濃いぞ?」

「言うな……クロカゼ中尉……最後だ第10分隊長」


「……ん

第10分隊長キリハ・オトナシ特例中尉

37、2019年5月27日

島根、製造業、ライン作業員

……同様


……どう?」

「「「「「「「「……」」」」」」」」


…で間を大切にする寡黙キャラだが…

青髪仕事のできる女性美形生徒会長容姿…

ゲームキャラかな?なんかもうそんな感じ…

どういうことなんだよ…


「オトナシ中尉にもおられないと」

「……被害担当?コンドー中尉?」

「確定だな、残念だコンドー中尉」

「気を強く持ってください!!コンドー中尉!!」

「ふむ、実に残念だ、コンドー中尉」

「みんなして安堵を表明してんの覚えてっからね!!

本心溢れる雑な気休めありがとうっ!!」


「さて、コンドー中尉の件と知人親類縁者の件は

一応は片付いた」

「ですね!!ハム公の狙いはコンドー中尉!!」

「ふむ、だいぶ時空神に影響を受けたと見受けられるからな」

「その懸念が尊い犠牲でもって晴れたことが救いですね」

「……感謝」

「割とヒドイね!?君ら!!」

くぅぅ…理由が明かされる時が怖いわ…


「ふむ、となれば本題の昨日の件だ」

「あれは……反則ですよね……」

「あぁ、あれはムリ」

「ですっ!!」

「うん!だね!」

「うむ、どうにもならん」

「……悪魔的」

「やはり……みなさんもですの?」

「そか~そだよな~」

「抵抗不可能」

やはり…全員が同じ見解に至るというわけか…


「私たちが表面的に知る政治家との差を

ああも見せつけられると……ですわ」

「責務を果たすと一切引かぬ姿勢にもなぁ」

「絶句ってこんなんなんだなと思い知らされたよ」

「……手段を選ばぬ壮絶な覚悟」

「自身の人生どころか魂さえ道具にするんだもんな~」

「ティネム帝陛下のアレで落ちない人が2種になるんでしょうね」

「ふむ、それはそれで言葉と行動を尽くしたとも言えるな」

「生き様がもう壮絶ですよね、だからこそ抵抗不可能なんですが」

「カリスマ大爆発」

まぁそうなる者を集めたからというわけだなぁ…

しかし…どうやってだろうか?


「反証材料を元職業柄で探しはしたんだが……」

「見つかる気がまるでしませんでしたね……」

「ですぅ……唯一気が引かれたのが

同志リーダーのプリプリ劇場の件ですけど……」

「どうだったんだ?」

「同志メンバーはプリプリ帝の赴任前の時期に

頻繁に出ているんですよ、一期メンバー的な?」

「ほう、そうなのか……肝心のリーダーは?」

「影も形も……無しです、それに私たちが全員でみた映像

魔導帝国歴1650年時点の帝国国民公知情報の中にないんですよね」

「さすがは神に認められし脚本家……半端ねぇな」

「「「「「「「………」」」」」」」


「ふむ、今日のところはこの点が共通認識であることが、

確認できたことで良しとすべきか」

「だなっ、ダラダラ話せるほど俺等はまだ知らないんだろうからな」

「なら~ハム公がスリープモード気取りから起動してきたら、

今の地球の話をきいてみ~色々と教えてくれたでよ~」

「え!!教えてもらえたんですか!!コンドー中尉!!」

「お~割と懇切丁寧にな!!」

「……良情報……感謝」

「それは確かに気になるなぁ、うしっ解散すっか」

「「「「「「「「りょ~か~い」」」」」」」」

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