第176話 元が取れるならケチらないんだな…
「とまぁそんなわけで4年ほどかけて試験運用は行われた、
その結果として通商破壊戦隊と爆撃戦隊が生まれた」
「そして本格運用が始まったんだな?」
「どの程度で数を用意したんだ?」
「うむ、拠点艦1隻に所属する戦隊編成、
499m級砲艦10隻
199m級巡洋艦20隻
99m級駆逐艦20隻
元々はこうだったわけだ」
「たしか砲艦戦隊と機動戦隊だったな」
「よく考えるとミニマム本土艦隊構成なんですよね」
「相手に戦列砲艦がいなかったら…」
「かなり有力な戦隊だったんだよな」
「うむ、それがこうなったわけだ、
通商破壊戦隊×2戦隊
499m級指揮艦2隻×2=4隻
499m級支援艦2隻×2=4隻
499m級潜航砲艦6隻×2=12隻
199m級潜航掃討艦20隻×2=40隻
1襲撃あたり40PJ9.5mtが12発と100TJ24ktが960発
資材さえあれば拠点艦1隻なら150日で建造可能だ。
爆撃戦隊×1戦隊
499m級指揮艦2隻
499m級爆撃母艦5隻
99m級爆撃母艦40隻
9.6Mt40PJもしくは2.4Mt10PJで1襲撃1600発
こちらは120日で建造可能だ」
「隻数は元の2倍プラス499m級7隻になるんですね」
「うむ、資材的には450万tくらい足が出るな」
「ハム公的にはソコ大事よな」
「とても大事だ、そして遅滞方面軍20個防人統合艦隊と
遅滞方面軍への新規配属拠点艦は全て改編とした、
つまりだ9か月でこうなる
通商破壊戦隊×4000戦隊
499m級指揮艦2隻×4000=8000隻
499m級支援艦2隻×4000=8000隻
499m級潜航砲艦6隻×4000=24000隻
199m級潜航掃討艦20隻×4000=80000隻
1襲撃あたり40PJ9.6Mtが24000発と100TJ24ktが192万発
爆撃戦隊×2000戦隊
499m級指揮艦8000隻
499m級爆撃母艦10000隻
99m級爆撃母艦80000隻
1襲撃あたり40PJ9.6Mtもしくは10PJ2.4Mtで320万発
これが拠点艦2000隻の力だ」
「この数がこの期間で現地生産できるのか~」
「まぁ既存艦の解体もあるから多少期間は伸びるがな?」
「なかなかの建造力だな」
「なぜこの建造力を?」
「うむ、修理メンテを現地でできるようにしたら、
たいしてコストもかからず建造もできるようにできたからだな」
「あまり深い意味はなかったのか…」
「うむ、開拓作業で簡単に元が取れそうだったからな…」
「元が取れるならケチらないんだな…」
「そしてこの改編に当たり追加で必要な資材量は9Gtになる、
ちなみに拠点艦1隻で700Gtだ、比較するといかに安いかわかるだろ?」
「むしろ拠点艦の必要資材量に驚くんだが…」
「拠点艦の1%ちょいで足りちゃうじゃないですか…」
「うむ、戦闘艦というより播種船に近いからな?」
「芯部コロニーやら港湾部に製造倉庫区画と多彩だものな」
「防人統合艦隊の存在意義は正面戦闘じゃなかったですね」
「侵攻方面軍では地上軍の基地」
「…遅滞方面軍では宇宙軍の寄港先」
「主な存在理由は後方支援ですぅ」
「667番星系で最前線にいるから忘れていたな…」
「そう…最前線で攻城戦をやってるんですよね…」
「ちなみに当時の200個小艦隊から成る1個大艦隊の標準構成はこうだぞ?
戦列砲艦2万隻
レーザー戦艦24万隻
突撃艦2200万隻
偵察艦40万隻
盾艦40万隻
工廠艦160万隻
作業艦200万隻
輸送艦200万隻
相手も盾艦の試験運用をしている感じだな」
「通商破壊で1襲撃あたり40PJ9.6Mtが24000発と100TJ24ktが192万発」
「…爆撃で1襲撃あたり40PJ9.6Mtもしくは10PJ2.4Mtで320万発」
「小型艦殲滅に全力でも6回の襲撃が必要となるな…」
「ふむ、レーザー戦艦に至っては10回以上の襲撃が必要と」
「もちろん理論値だ、実運用では各戦隊内で2交代制でまわした」
「2交替?」
「襲撃任務8回48日復路4日休暇4日往路4日だな、火力は2割減だな」
「ふむ、通商破壊艦は1個戦隊ずつ60日中12日前線を離れるわけだ」
「爆撃艦は半個戦隊で同じようにというわけか」
「爆撃艦の襲撃間隔は6日に1度だったが…通商破壊戦隊はどうなんだ?」
「うむ、概ね安全な襲撃の為には2日に1度になった」
「だったら60日で考えると…」
「通商破壊全艦で40PJ9.6Mtが57万6千発と100TJ24ktが4608万発」
「…爆撃全艦で40PJ9.6Mtもしくは10PJ2.4Mtで2560万発」
「つまりは2個大艦隊分のレーザー戦艦と小型艦を60日で狩れると」
「うむ、単純計算だとそうなるな」
「こう比較すると爆撃戦隊は威力重視の戦隊というのが如実にでますね」
「たしかにな、そして掃討艦の小型艦殲滅力がなかなかの数字になるな」
「輸送担当の100個大艦隊の輸送間隔はどうなんですの?」
「うむ、42日間隔で4343星系に到来していたぞ?」
「ということは…減りはしなかった?」
「うむ、しっかりと毎回補充されていた」
「本当に時間稼ぎの嫌がらせでしかないわけですね」




