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第175話 いや?ここは思考を転換するんだ…完全な半球ではなくてもよいと

『使い捨て投射砲弾頭誘導弾の初陣だー』

『4隻とも事前計画通りの投弾ができています』

『もうすぐ敵の哨戒ラインで姿を現すはずだ』

『…目標は前進展開中の偵察艦』

『ある程度は分散するように計画は立てたが…』

『少し不安ですね…トウジくん…』

『そうだなモモ…肉薄する誘導弾とは違うからな…』

『現場の指揮艦の実況を待とー』

「誘導必須の兵器は始めてですよね?」

「そうだよな?いままでは事前入力航行中心だったし』

「必ず姿を現して自動誘導で敵を攻撃するわけだからなぁ』



『出た!!』

『撃ちまっあっ!あー!?』

『あぁぁそうなるかー』

『…これはヒドイ』

『半分以上か?』

「あちゃ~数隻に輝線が集中しちゃってるな~」

「突撃艦っぽかったです…」

「完全にオーバーキルです」

「あれ?戦闘状態にないと誘爆しないんですね」

「うむ、起爆可能な状態になるのに数分かかるだけだからな」

「なるほど、非戦闘時はちゃんと安全装置が使われてるのか」


『160発中105発が1隻に集中しました』

『ダメだな…全部で5隻にしか撃ってないな…』

『あんだけ位置バラしても無理!!』

『なら時間差もいるのかー』

『5秒間隔くらいか』

『…分散範囲を倍にして40発?』

『爆撃艦1隻分ならもう完全に別けちまうか?』

『分散範囲倍の20発!!を10秒間隔で2回!!1隻ごとで!!』

「被らないようにバラすしかない感じか」

「ふむ、射撃なのに連携できないのがツライとこだな」


『爆撃艦自体は4隻雁行陣のままでいいなー?』

『そうですね、単独行は砲台相当班1年生新兵には無理です』

『そこは今まで通りでいくしかないな』

『…ほんとうは単独行にしたいとこです』

『どの戦隊も纏めて墜とされる主原因だからなぁ』

『残念です!無理なんです!』

『特にガス雲散布されてる状況ならなおさらなー』

『4隻4班の相互警戒監視でようやっと航行してる状態です』

『4隻4班で互いにフォローしないとタスクがパンクしかねない』

『それにガス雲に入ったら抜けた後に軌道変更をしないとマズいからな』

『…あの軌道変更の軌道創出は…なかなか面倒です』

「あぁだいたい4隻まとめて墜とされるのはそんな理由があったからか」

「確かに新兵に1班で2交替3交代は厳しいですわね」

『話をもどそーひとまず誘導弾の方で突入角度と時間を合わせる感じでー』

『『『『『了解』』』』』




『使い捨て投射砲弾頭誘導弾の2戦目だー』

『まぁなんだ他戦隊の結果を見るに正解の筈だ』

『そうですね、概ね問題ないようです』

『分散範囲倍の20発!!を10秒間隔で2回!!1隻ごとで!!』

『モモ、正解ど真ん中だったな』

『やりました!!トウジくん!!』

「他戦隊で結果が出たんですね」

「そりゃ情報は共有するよな」


『…160発中…4発被迎撃…3発外れ…152発命中』

『小型艦132隻撃沈、レーザー戦艦4隻撃沈ってあたりになるようだな』

「だいぶマシになってるな」

「撃ちっ放し誘導弾でコレなら問題ないだろうな~」


『上々の戦果だろー本格運用が見えてきたなー』

『ですがショウヤさん、これはこれで問題があります』

『航空管制ならぬ襲撃時間管制が必要になりそうだ』

『他戦隊と!!襲撃時間が被ると!!残念な結果に!!』

「他戦隊と事前打ち合わせが必要なわけだ」

「当然、その調整役が必要になると」


『そもそも母艦1爆撃艦4で戦隊は本格運用ではないなぁ』

『…ユウヤ…おそらく分隊扱いでしょう』

『だなー1戦隊5分隊母艦5爆撃艦20あたりじゃないかー?』

「なるほど、母艦班が分隊長班なわけだ」

「その上に戦隊長の案なわけだ」


『それくらいかと、しかし指揮命令系統が面倒な予感がします』

『指揮適性のある母艦班が戦闘適性の無い4班の面倒を見ているからな』

『当然!!戦隊長班1班で!!20班の面倒みるとか!!無理です!!』

『…機動砲艦の編隊運用あたりに…似た感じになるかもしれないです』

「そうなんだよなぁ~だいぶ任務を代行してる感じだしな~」

「機動砲艦が10分隊で第1分隊長班が編隊長班に似た感じか?」


『そして残るは襲撃時間管制になるわけだ』

『艦は指揮艦だろー問題はどの艦が戦隊長になるかだなー』

『ですね、指揮艦に戦隊長をさせるのはマズそうです』

『となると母艦班になるわけだが?』

『これ!?たぶん!私達です!!』

『まじかー胃がいてー』

「まぁ第1戦隊だしなぁ」

「流れ的にそうなりますね」




『あーまーそーなるかー』

『正解は母艦上がりを指揮艦に乗せて戦隊長班でした』

「母艦の運用内容を把握している班が指揮を取ればよいと…」

「まさに調整役としての戦隊長なわけですね」


『いやぁこうなるとはなぁ…参ったな…』

『…班当初の目標であるほぼ戦偵巡に…乗れることになりましたが』

「なんだなんだ?嬉しくなさそうだぞ?」

「申請ではなく配属命令なら功績ポイントいらないよな?ハム公?」

「うむ、その場合は不要だぞ」

「なのに嬉しくなさそうですぅ」


『指揮艦2隻で1番艦と2番艦に5分隊新母艦5爆撃艦40の戦隊なわけだ』

『上は!!指揮艦と母艦を!!ケチりました!!』

「まじでケチっとる…」

「いえ…2500tの戦闘艦40隻の支援に30万t超12隻の支援艦は流石に…」

「よく考えれば確かにそうだ…」

「もともと後方要員新兵育成環境を重視した運用だったからですわね…」

「ふむ、その編成がかなり異常な事に気付かなかったな」


『運用上仕方ないとはいえ母艦のせいだろうなー』

『2500t4隻に31万t1隻は贅沢すぎました』

『…上下左右に2隻ずつの8隻ドッキングベイ…犠牲になったのは』

『まさかの生活空間ではなく倉庫』

『生活空間はむしろ1000%から1400%に増えたからな…』

『ウチの班の運用が!いつのまにか標準に!!なってました!!』

「所属班ごとに使えるフリースペース…増えた隻数分が増えてますね…」

「なぜ倉庫を減らしてソコは維持されるのだろう…」


『まぁ倉庫はたいがい余ってたからなんの問題もないんだがなー』

『当初は実際の必要量が見えてませんでした』

『いままでの経験上では8隻でもこの倉庫容積なら半年は活動できるな』

『そんだけ手間が増えて襲撃回数が減ったからなんだがな…』

「…誘導弾15t40発600t8隻4800t…30回15万t」

「6日に1回襲撃くらいの襲撃ペースなんだな」

「手間がかかる…時間がかかるということか」


『…そう…新母艦に問題はないんです』

『問題は指揮艦にあるんだよな…』

「指揮艦に?」

「元は長年実績ある戦偵巡ですわよ?」


『今までの母艦の生活空間は30m×80m×2.5m10層の60000m^3だ』

『そのうちの4層分!!24000m^3を!!保養マナ生態系環境に!!』

「贅沢過ぎんだろ…」

「これが爆撃戦隊のスタンダード…」

「いやいや、オカシイだろ…」


『そして指揮艦の生活空間容積は戦偵巡と同じ12000m^3だ』

『…今までの母艦は…直径約22.5mの半球ドームでした』

『全部使えば…直径約18mの半球ドームにはなるんだ…』

「全額ベットするギャンブラーみたいなことになってんぞ」

「これもう中毒者じゃないですか…」


『それすると保養マナ生態系環境しかないということになるんだがなー』

『医療室や浴室とかが設置できません』

「そらそうなる」

「当然」


『いや?ここは思考を転換するんだ…完全な半球ではなくてもよいと』

『センターは!!ツリーハウス!!これは譲れないです!!』

『あいつらが動き回れる地面が大きく減るのもイヤだぞ!』

『…不自然なのもイヤです』

「奴隷の筈なのに…ワガママすぎるだろ…」

「譲れないラインが高すぎですぅ」


『ある…あるんだ!全てを解決する策が!!』

『聞かせてください!!トウジくん!!』

『丘だ!!ツリーを半分囲むように丘を作るんだ!!』

『そうか!!丘にして中に空間を用意すれば!!』

『…最低限必要な設備が入る…入るんですね』

『ツリーの半分が!!埋まるようにすれば!!』

『そうだ!!無理なく繋げられる!!どうだ班長!!』

「必死過ぎるプレゼン…」

「どうしてこうなってしまったんです…」


『いやまぁーキミらがそれでいいならいいんじゃないかー?』

『ショウヤさんはぽよスライム派です、あまり拘らずにすみます』

『マイも水精霊だからなーいやーモフモフ派は大変だなー』

『『『『運動の為、広い地面は大事』』』』

「班長の余裕は派閥の違いに過ぎなかった…」

「あんまりですわ…」

「これが初陣から実績を重ねついに別府爆撃戦隊初代戦隊長班になった班だ」

「そこでその締めは台無しだろう…ハム公…」

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