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第164話 シャーサさんのような初陣には…なりたくないですぅ…

『第6戦隊旗艦とドッキングまで5…4…3…2…1…ドッキング』

『ショウヤさん、ドッキングボルト挿入…フランジ固定…問題ありません』

『旗艦操舵に操作権移譲、さてとーひとまずーだな』

『おつかれっす班長!暫く待機っすね!』


そうか、ドッキング中は操舵不要なんだな、まぁ当然か

しかし…取って付けたような姿だな…

旗艦である潜航砲艦の姿ゆえに…ヒドイ不格好さだなぁ。


『おつかれユウヤ、この間に任務詳細を再確認しようかー』

『第6戦隊旗艦、遮光結界内に進入、転移位置に向かいます』


そして転移魔法陣の発光隠蔽の為に巨大な暗幕の内に入り込むと


『ありがとうマイ、さて俺らの任務はー?』

『まぁ4343番星系での通商破壊戦だな』

『…4343星近傍に敵が構築中の…太陽炉建造妨害』

『そして!200個大艦隊が絶賛防衛中ですね!!』

『で、別府所属含め100個戦隊での任務だぁ』

「基礎情報」

「…おさらい」


『では具体的な任務内容はどうだー』

『まずはイーリングベースの遮光結界内から出撃だなぁ』

『…ユウヤくんの言う通り…そして奇数戦隊が4343番星系軸北天方向の…遮光結界から』

『タマキさんのあとをモモが!偶数戦隊が4343番星系軸南天方向の遮光結界からです!!』

『だな各々戦隊ごとに指定された遮光結界内に転移後に作戦開始だ』

『トウジくん、私たちの別府第6戦隊が指定された遮光結界は南天127番です』

「座標軸算出が容易な固定軌道物は無人でも遠隔で文殊繋がるんでしたね」

「あ~あの小惑星改造の急造施設か~」

「南天…4343番星南極側方向に最低でも127基あるってことだよな?」

「ずいぶんとバラまいたな…」


『転移後はどうするー?』

『まっ俺ら哨戒艦は40Gで先行だ、目標付近まで隠密浸透ってやつ』

『…旗艦と掃討艦は1Gで低速加速…私たち哨戒艦が接敵位置に着くまで』

『んで敵艦隊に貼り付いてる戦偵巡100隻、彼らに情報支援して貰えってわけだ』

『そうなんですかユウヤさん!これ!私たち哨戒艦は!必要なんですかね!?』


たしかにそう言われたらそうなんだよな…


『必要ですモモ、私たちが接敵位置に着き次第、彼らは大きく下がります』

『えー!!どーしてー!!』


あーもしかして戦列砲艦の大規模制圧射撃の対策?


『巻き添え事故を防ぐためだなー

でだ?接敵にあたり注意することは?』

『…地殻破砕で打ち上がった…宙間塵帯を常に確認すること』

『位置バレしかねないからなぁ、特に星系軸赤道面と各惑星公転軌道はさぁ』

『あぁあとは4343番星に常駐している戦偵巡2隻の恒星風とフレア観測情報だ』

『常駐2隻には感謝しないとですね!!どうしても宙間塵帯を抜ける時に!!』

『そうですねモモ、宇宙塵帯は強い恒星風に紛れて突破できます、

そして、この2点は地殻破砕ドクトリン後の全星系で共通の留意点です』

「地殻破砕ドクトリンの後遺症…」

「ガス雲みたいなものだもんな…」

「恒星にも乱雑に放り込んだから…」

「主星も荒れ模様なんですね…」


『主星にも小惑星たくさん落とし込んだらしいからなー

んでー戦偵巡の事前収集情報で注意すべきはー?』

『…突撃艦サイズの新型艦が…多種多数確認されていること』

『採集製造輸送の各種後方支援用ってやつ』

『他には用途不明ながら歪曲フィールド特化艦だとさ』

『レーザー戦艦の改良型も!!ちょろっとだけ』

『少数生産にとどまっている亜種派生艦ですが

種類としてはかなり存在するようです』

「地上兵器もあんだけ種類あってもメインは数種なんだよなぁ」

「いろいろと出てきたのに第5では3種類に絞られてましたぁ」

「宇宙兵器も同じく色々試した結果が集約されるということですわね」


『新型艦の内部情報は功績P高めだ、狙える時は狙おー

でー新型艦以外の情報だとー?』

『…4343番星から195光秒の公転軌道位置で…複合太陽炉を建造中』

『そいつを基礎に要塞を構築するつもりのようだぜ?』

『さらには半径2光秒圏内に200個大艦隊が球状に布陣だとよ』

『ガッチガチに!!防衛的な布陣をしてる!!』

『加えて戦列砲艦10万が5光年アンテナをパッシブ展開してるんだと』

『建造資材の輸送は別の100個大艦隊が担当してます』

「築城戦略できたか~」

「補給物資の置き場すらないもんな」

「一切合切全部吹き飛ばされたらそうなるよなぁ」


『その他の敵戦力はー?』

『…いない…いるのは防衛担当の200個大艦隊と』

『輸送担当の100個大艦隊と同道する輸送艦隊だけだ』

『なんともまぁだな、他には一隻もいないなんてな』

『見廻り専業の偵察艦さえもが!!球状布陣の内にいるんです!!』

『そして輸送担当艦隊の現時点位置は水鏡範囲外です』

「小艦隊どころか大艦隊さえ分派しなくなった…」

「最小戦力単位が100個大艦隊になってますわね…」

「そうとう情報封鎖中心の戦略が効いたっぽいな…」


『その状況下で狙えるのはー?』

『…200個大艦隊か…太陽炉』

『んで別府第6戦隊は大艦隊を選んだってわけだ』

『太陽炉であれレーザー戦艦であれ突撃艦であれ財布は同じなんだ』

『元になる資材も含め!4347星系向こうからもってくる!』

『そういうことです、第6戦隊旗艦、南天127番遮光結界を起動』

『そして転移魔法陣の展開を確認、マナチャージングも始めたな』

『…チャージング所要時間は…59時間24分』

『その瞬間からが俺たちの初陣ってわけだ』

『トウジくん!!私たちの運命を!!』

『あぁモモ!切り開いてみせようぜ!』

「俺達にもいつか訪れる初陣の時か…」

「シャーサさんのような初陣には…なりたくないですぅ…」

「あのレベルはホントに避けたいですね…」

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