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第159話 名状しがたい飛行物体が次々と寄ってくる…

”こちら軍団司令部、ゲート展開を確認、さぁ開幕だ”

”こちら隊長、全車30層を全力後退だ、各自の幸運を祈る”

『MタンクS全力後退!!視点高度を30層250mに!!』

『任務達成カウントダウン!!15!!』

『MタンクSモードチェンジ!!』

「モードチェンジ?」

『14!!』

『垂直装甲連続突破モード!!』

「ということだ」

『13!!』

『ピッチ90度変更!!機体下部を進行方向に!!』

「ふわぁ!?お尻を前にしましたぁ」

『12!!』

『盾4枚を機体下部で1枚に合成開始!!』

「盾が変形していきますね」

『11!!』

『ダブルマナインパクト先を合成盾に!!』

「さらに盾を強化するのか」

『10!!』

『初弾は10秒チャージ弾!!』

「初弾?」

『9!!』

『以降は1秒チャージ弾を自動射撃!!』

「マナインパクトを1秒おきに?」

『8!!』

『合成盾の形成完了!!』

「見た目がなんかもう…」

『7!!』

『さぁ準備完了です!!』

「形容し難い奇天烈な飛行物体になったな…」

『6!!先頭が63km先にでてきたぞ!!』

「装甲板でできた地平線から姿だしたんだな」

『新兵しょく~ん!!心の準備はよいか~!!』

『『『『はっ!!準備完了であります!!』』』』

『5!!頼むぞ!!』

『4!!』

『59km!!』

『3!!』

『57km!!』

『2!!』

『55km!!』

『1!!』

『53km!!』

『0!!』

”こちら隊長、全車29層へ”

”こちら軍団司令部、地上軍兵士は帰還した”

『ダブルマナインパクト~!!』

「うぉっ!?殆ど水平じゃないか!」

「装甲板を横に抜けていきますよ!?」

「速度を落とさないためか!?」

『51km!!いま開けてる穴から出て射線に入るまでに17秒!!』

『このあけてる穴に…なんか罠しかけたいですね~』

『49km!!16秒!!手持ちは今ないなぁ…なんか考えよう』

『ですねぇ~ミニ突も必ずいくらかはこの穴通るわけですからね~』

『47km!!15秒!!機雷でも仕掛けたいなぁ』

「わりとユルイ感じだな…」

「こういう状況ですのに…」

『おっと装甲板を抜けました~機雷系の兵装で良いのありましたかね~』

”こちら軍団司令部、第1戦車隊はそのまま後退、

他は第1戦車隊に遅れない程度に寄せていけ”

『45km!!14秒!!ちょうど良いのはなかった気がするな…』

「僚機もみんな出てきましたね」

”こちら隊長、装甲板を抜けたら進撃密集隊形は解除、

最初は高度を取れ、柱からも距離を取れ”

『残念ですねぇ~高度をあげますよ~』

『43km!!13秒!!次に間に合うかは微妙なところだなぁ』

「やっぱ柱があるとスピード感が違うな」

”落ち着いたら可能な限り柱の間中央に集まれ、

だが無理はするな、僚機と衝突しない程度で横1線に並ぶんだ”

『私たちが真ん中ですね~』

『41km!!12秒!!隊長は回避を捨てて迎撃効率を選んだか』

「名状しがたい飛行物体が次々と寄ってくる…」

「なんとも言えない感覚ですわね…」

”射撃開始後は高度を下げるんだ、全機で29層に降りる、

射撃開始後4秒後には装甲板に突入、6秒後に装甲板を抜ける”

『ほうほう~?』

『39km!!11秒!!装甲板の中からも撃つ感じか?』

「戦車隊独自命令か…」

”装甲板を抜けたらモードを通常モードに移行、

上昇に転じてそのまま緊急脱出しろ”

『お~機体を使い捨てにしますか~』

『37km!!10秒!!思い切ったな隊長』

「行動を決め打ちにして生存性を?」

「少しでも上げたかったんだろな」

”迎撃開始と終了に緊急脱出のタイミングは各自の裁量に任せる、

幸運を祈る、以上だ”

『ん~先輩の射撃開始をトリガーに自動高度を設定しておきますか~』

『35km!!9秒!!まぁそれが確実だな』

「練度が低い事を自覚してるからこそ…ですか…」

『ん~僚機のみんな…ちょっと寄り過ぎじゃないですか?』

『33km!!8秒!!気持ちはわかる』

「心細いもんなぁ」

『とはいえ~うちらには危険な距離ですね~少し位置さげますね~』

『31km!!7秒!!この英雄志望め…一番最後列位置になったろうが…』

「シャーサさん…」

『ま~仮にも第1戦車軍団第1戦車隊1番機ですからね~』

『29km!!6秒!!大人しく先頭位置で逃げてればよいものを…』

「ダント中尉…」

『かっこがつきませんよ~ココは殿になってこそで~す』

『27km!!5秒!!いつまでたっても変わらんなぁ』

「諦念」

『まぁそれが私ですから~』

『25km!!4秒!!シャーサ…長いようで短い付き合いだったな…』

「さようならシャーサさん…」

『え”っ先輩!!なに縁起の悪い事を!!』

「あれ?」

『23km!!3秒!!いや…そんな感じの流れだったろ?』

「ですわよね?」

『いやいやいやいや!!私は生き残りますよ!!』

「あんなことして?」

『21km!!2秒!!無理じゃないか?』

「そうですぅ」

『いやいやいけますって!!先輩も!!迎撃準備を!!』

「生き残れる気だった…」

『お…おぅ…副砲も迎撃準備だ、あと19km!!あと1秒!!』

「ダントさんもビックリしてるじゃないですか…」

『私たちが出てきた穴を狙うだけ!!簡単です!!』

「あっはじまる」

『出てきたぞ!!射撃開始!!』

あ~縦に並んででてくるか~そりゃそうか~

『17km!!0秒!!あ~流石に一気に通るの無理そうですね』

『かなり詰め込んでるっぽいが…1穴3500機だからなぁ』

僚機もそれぞれ自分の出てきた穴を狙ってるなぁ

『15km!!1秒!!こ~れは緊急脱出のタイミング悩みますね~』

『下を進行方面に向けてるから副砲も4基使えるしな…』

横からも両隣の隣あたりからっぽい雷線が大量に走っとるし…

『13km!!2秒!!雷線はあるていど貫通もしますし…』

『既に800機は墜としてるな…誘爆してくれたら終わったんだが…』

これは思った以上に善戦してるのでは?

『11km!!3秒!!誘爆するのは突撃艦くらいですよ~』

『250MTなんて無理してるから安全装置つけられないんだったなぁ』

50tの融合弾の時点で無理してないわけがないか…

誘爆するってんなら何かしらで臨界ギリギリにしてるのか?

『せんぱ~い普通は滅多な事で融合弾誘爆はしませんから…

10km!!4秒!!ダブルマナインパクト~!!』

『ところで既に1600機を墜としているんだが…』

雑談しながら装甲板に突入…

『9km!!5秒!!悩ましいところで来ましたね~』

『う~ん友軍の情報によると既に8割墜ちてるぞ…』

そうか…友軍は装甲板に潜ってないのか…狙われた時に間に合うのか?

『7km!!6秒!!装甲板抜けた~通常モードに移行!!』

『あ~それでも1割くらいは穴抜けてくるぞ』

『5km!!7秒!!通常モードに移行完了!!』

すばやく向き変えながら盾もどしたが…

『なんだと!!10穴分がお前狙いだ!!シャーサ!!3km!!8秒』

『ふわぁぁぁぁぁ!!こんのぉぉぉまぁぁだぁぁ死んでたまるかぁぁ!!』

残存1割ならそうするよなぁ…

『1km!!くそっ!!多すぎる!!』

『ええぇぇぇいダブルマナインパクト!!緊急脱出!!でやぁぁぁぁ』

機体に強引にマナ補給しながらついに逝った!!

『シャーサ!!』

『へっぶうぅぅぅぅぅ』

うっわ!?地面でめっちゃバウンドしてる!?

『無事か!!シャーサ!!』

『ぬぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぉ!!避けきって見せるぅぅぅ!!』

機体もう爆散してる!?って破片が破片が!!

『いきてるな!?まだ生きてるな!?』

『おおうしゃっぁぁぁ!!生きてる!!まだ生きてる!!』

うぉぉぉぉ避けきったー!?アレを避けきったー!?

『装具でも帰投ルートはわかる!!早くその場を離れろ!!』

『他に脱出成功者は!!』

『ウチはお前だけだ!!3人戦死だ!!両隣は装甲板を抜く前に墜とされた!!』

『あ~しかたないですねぇ…かなり生存ハードル高かったですし…』

うん、ありゃ無理だわ…

”こちら軍団司令部、各隊よくやった全車帰投せよ”

『それじゃ~1543番小型強襲艦に戻りますね~』

『付近に敵影はないから大丈夫とは思うが気を付けろよ!!』

『了解でありま~す』

”こちら軍団司令部、墜落18戦死17名だ、英雄に黙祷!!”

『『……』』

「「「「「「「「「……」」」」」」」」

”黙祷止め、感謝する、以上だ”


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