表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

159/223

第158話 …その存在価値は戦死者を減らす事…それがMタンクS

『100km到達ですね~』

『ならそろそろか』

「危なげなく前進できましたね」

「順調そのものだったな」


『警報きましたよ~』

『降下ゲート警報だな!』

『融合弾搭載ミニ突40万です!!』

「そろそろってコレのことか」

「全機融合弾になってますわね」


『あぁ~ウチの戦車隊がど真ん中だぞ』

『後退している6脚の布陣が嫌な感じでしたもんね~』

『あからさまにウチの前を中心に分厚くしてるからなぁ』

”こちら軍団司令部、さぁ地獄の撤退戦だ”

”こちら隊長、全車本番だ、降下と同時に全車全力後退だ”

「そして予定通り帰ると…」

「ある程度予想してたんだな…」


『さて新兵諸君!!これより本番だ~』

『我ら第1戦車隊の正面迎撃力は1500m内で秒間16000突きだ!!』

『そしてMタンクS1機は3000機に狙われたらもう無理で~す』

「3000機…思ってたより…」

「辻斬りとはやはり違うんですね…」


『つまり!!戦車隊全滅ラインが128000機だ!』

『そして!戦車軍団全滅ラインが320万機で~す』

「MタンクS6000機で相手できるのが…その数…」

「多くは…ないですわね…」


『これはこちらが停まってればの話だがな!!』

「動いていれば…」

「まぁそりゃ変わるか…」


『そして実際にウチの戦車隊に来るのは14万で~す!!』

『ウチの両隣に各13万だ!!』

「コマインも同じように認識していると」

「だからその数の配分になっていると」


『後ろに友軍兵士はいませ~ん』

『側面防衛にまわっているからな!!』

「全力で逃げ帰る為に配置してなかったのか」

「ふむ、そもそもが地上軍兵士を守る為」


『後ろには柱ももうありませ~ん』

「幅150km奥行き100kmでも…崩落しないんだな…」

「1層から29層で30層の天井を吊り下げてる状態だからな?」

「中途半端な面積なのは侵攻中の崩落を避ける為か…」


『だが歪曲面はある!!31層が出力元だからな!!』

『そもそも我らは上の層に逃げようと思えば逃げられま~す!!』

「31層は柱もあり歪曲もある…」

「30層は柱はなく歪曲はあるんですね…」

「29層以上は柱はあるが歪曲はないんだな…」

「うむ、そうなってる」


『だがすぐには上に逃げられない!!

『すぐに逃げればミニ突が地上軍兵士に突っ込みま~す!!』

『ギリギリまで引きつけねばならない!!』

『召喚樹を呼び出して緊急帰投するにも20秒ほどはかかりま~す!!』

『降下ゲート展開するまでは逃げに入れないからな!!』

「…その存在価値は戦死者を減らす事…それがMタンクS」

「宇宙軍でもできるのにしてない1人乗り…」

「宇宙軍が6人編成なのは理由があるんだがな?まっおいおいだ」

「そうなんですね…」


『MタンクSがココで安定して飛べるのは秒速1000mまで~!!』

『ミニ突は秒速3000mで飛べる!!』

『我らが100kmを後退して機動砲艦の支援を受けられるまで110秒弱で~す』

『ミニ突は90km離れた位置に降下予定だ!!70秒弱で約200km移動可能だ!!』

「つまりは機動砲艦の支援を受けられる位置までは届かないと…」

「確実に途中で追いつかれるんだな…」


『20秒、今回であれば15秒ほど後退しながら第30層で粘れば任務完遂で~す!!』

『その後は歪曲面の無い29層に移動!!』

『歪曲面がないんです!!雷線が使えるようになりま~す!!』

『同じ攻撃速度で槍の代わりに撃てるようになるぞ!!』

「地上軍が帰った後は自分たちの生存闘争か…」

「そして29層なら射程の長い雷線が使えるということですね…」

「槍も魔法だし雷線も魔法…使えるんだな…」


『だが!!相手も融合弾が何時でも起爆できるようになりま~す!!』

『ということはだ!!29層では盾がミニ突を光にする前に起爆できる!!』

『つまりマナ転化の外に出しておかなければならない盾は蒸発で~す!!』

「そうか…相手にも変化があって当然で…」

「ふむ、融合弾が単体兵器から従来の面制圧兵器に戻るわけだ」


『なので!!盾はマナ転化の外にほんの少しだけ出す必要がある!!』

『それを1mm単位でスキルちゃんと出し盾が~!!』

『ちょい出しモードを自動でしてくれる!!』

「蒸発するにしてもちょっとずつということか…」

「スキルさえ起動しておけば…」

「29層でも30層でも自動対応するんだな…」


『つまり29層で!!5秒から10秒の雷線による迎撃戦です!!』

『そして障害物として柱が残っとる!!』

『これ結構大事ですからね~!!』

「秒速1000m…柱の縦横間隔が2kmでしたね…」

「2秒毎に柱を通過するわけか…」


『10秒で16万射撃!!両隣のさらに両隣からの援護射撃もある!!』

『ですが!!29層では撃墜確定時に緊急脱出が不可能なので~す!!』

『さすがに戦闘装具着用でも付近で融合弾が大量に炸裂していてはな!!』

「操縦用に装具を流用してるんだから…」

「そりゃ脱出機代わりにするか…」


『つまり脱出直前は歪曲面のある30層に潜り込~む!!』

『そこであれば融合弾は直撃以外は無傷でやり過ごせる!!』

『元々から戦闘装具のほうが早い~生還は運しだいですね~』

「なるほど…」

「29層では生存は絶望ですけど…」

「30層なら生還できるかもですぅ」


『前回コレを喰らった戦車隊は文字通り1機残らず全滅しました~!!』

『後ろにいた地上軍を守ろうと踏ん張った結果だ!!』

『つまり、動けなかったのです!!』

『その混乱を突いた6脚の反転逆襲で地上軍は大損害を負った!!』

「あ~事細かに行動予定が定まっているのは…」

「既に完敗した後」

「お互い初見戦術ばかりだから…」


『初の戦車軍団全力出撃は~!!』

『戦車軍団の意地をかけたリベンジマッチだ!!』

『新兵のしょく~ん!遠慮はいらない!!』

『槍と雷線の切り替えは自動だ!!心配無用!!』

『時間にすれば30秒もな~い!たのむぞ~』

『『『『はっ!!了解であります!!』』』』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ