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第11話、『少女視点(3)』
そんな怪しい行為は気持ち悪くて出来ない。
とにかく拒否だ。そんなジェスチャーをして私は断った。
それにしても謎が多い。
あの太い根を持った植物を大切そうにしているし、それを体内に入れている。
そういう種族なの?
もし他の仲間が見たら、完全に変人扱いされるレベルだよ。
…………そういえば体力が使い過ぎていた。
そろそろ回復しないとね。
ちょうど快晴だし、たくさん取ろうと!
私は建物の外に出て、草地の上で正座した。
「─、──…」
回復中は動けないんだけど……え、知らないの?
そんな訳ないよね?
「…………───?」
また喋った。
まさか本当に知らない?
…………まぁ今は回復だ!
今日の太陽の光はうまいな〜!




