高校一年〜無礼傲慢 その一
「茗ちゃん、莫ちゃん、お...おはよう。」私は震えながら話しかけて見ました。
「あゝ、夕音だ。キモー。」「早く行こう。」二人はヒソヒソ私の悪口をしました。失礼ですね、聴きましたよ。
やっぱり無視されました、二人とも私と仲良しでしたのに。
昨日、私は自分のラインアカウントを茗ちゃんにブロックされてることを気付きました。どうやら彼女は本当に私のことを嫌いです。訳わかりません。もしかしたら、私が何か悪いことをしましたか?
まあ、別に気にしてませんし、私の友たちは元々多くないです。話を聞いてくれる友は、一人さえいれば十分です。
とはいえ、やっぱり嫌われる理由を知りたいです。めちゃ気になります。どうして急に嫌われたのでしょう。私は昔のことを一々思い出しました。
民国104年、私は高校に入りました。ちなみに、民国紀年とは台湾でしか使えない紀年法です。西暦年を1911引くと、民国年になります。例えば、2015引く1911は104、よって西暦2015年は民国104年です。
中学はそのまま高校に入るので、みんなお互いの学力実力を大抵分かっていました。人数が少ないので、繁星計画を参加することに有利です。
繁星計画とは、ある学校の全生徒の中、偏差値50以上の生徒に、医学部除く全ての学部は面接を行わず、他人より簡単に大学に入学できるプランです。第一位の学生は、大学入試試験の成績があまり良くなくでも、台湾大学に入れます。それは、一流高校の生徒しか一流大学に入れないようにならないたてた仕組だ。
「おはよう、喬たん、またクラスメイトか、今後もよろしくね。」
「夕音ちゃん、おはよう。新入生たちは変な人ばっかだね。」
「それな。めちゃ厚化粧してるチビ女、デブ、先生をチヤホヤする奴...あ、そうだ、弘たんは?」
「弘は9時ごろ着くだろう。」
喬たんと弘たんは私の中学時代からの友たちです。また同じクラスで良かったですね。二人ともイケメンでモテるからちょっと羨ましいです。
「そういえば、あんたたち彼女いるね、いいな。」
「夕音ちゃんは可愛いからすぐできるよ、彼氏なんか。」
「できるといいな。私の妹のあるクラスメイトはかっこいいよ。」
「そうか。頑張って。あ、先生来た。」
ちょっと年寄りの担任が教室に入りました。
「えっと、今年から昼休みのみで携帯やスマホーを使える。授業中使うと没収するよ。」
良いですね。昔、携帯を使うことは一切禁止されましたから。
先生が大事なことを知らせた後、みんなプレゼンテーションのグループに分けられました。
「こんにちわ、私は陳夕音です。この学校の中等部から卒業したの。」
私はグループメンバーに話しかけました。
「こんにちわ、茗ちゃんって呼んで良いよ。私も中等部から卒業したよ、国際部から。」
おー、頼りになりそうですね。国際部だから多分英語能力が良いです。
私の学校は国際部と国内部が有ります。国際部は英語で授業を行って、海外の大学を目指す学部で、国内部は台湾の学制と同じ学部です。
高校一年の時、茗ちゃんと仲良しでした。彼女の成績が良いし優しかった。私はいつも第一位で彼女は第二位だから私は茗ちゃんをクラスで唯一のライバル視てます。
第一位とはいえ、私の学年は二組しかあるまい、人数も僅か30人です。
この学校は元々人数が少ないですが、多分少子化にも影響されてます。
少子化は高齢化と一緒に色々な問題をもたらし、大変な社会問題となっています。
少子化の原因は価値観の転変と子育てに費やす時間やお金は結構負担になりそうだからのです。
知り合いの三十代のお姉ちゃんからも、子供の時は放課後家へ帰っても仕事中の家族が家にいない鍵っ子だったから、同じ思いを自分の子供にさせたくないという覚悟を持ってるからこそ、二人目の子供を産むのをやめました。
出産してからまた仕事に復帰するのは当たり前な台湾社会では、仕事をやめても子供とは付き会いたいと言いつつ、現実的に二人目の子供を育つお金と時間がなくなったから一人の子供でいいとしたかな、さそうで語ってました。
しかし、私は若者たちが責任を背負ったがらないことも原因だと思ってます。
晩婚化とはいえ、生で性行為をしたことある高校生は多いです。一時の快感を求めるがリスクを考えたことはちっとも有りません。妊娠したあげく、堕胎となりました。
台湾では堕胎罪が有りますが、特定な状況で合法で堕すことができますから、堕胎問題は酷くなりました。
堕胎した女はもう二度と産めない可能性が有ります、加えて毎年堕胎人数は何十万人もいます。新生児の数より多いです。
だから若者たちがお互い抱かれたりする前によく考えて、孕んちゃったら責任持って赤ちゃんを産んで育ってほしいです。
今日の一時間目はHRで二時間目は始業式です。学園長が毎回同じことを繰り返すだけですから始業式で寝ちゃいました。そしてようやく三、四時間目の国語が終わって、昼休みの時間でした。
昼飯は学校からの給食で、カフェテリアで食べます。
「喬たん、弘たん、行こう。」私は彼らを誘いました。
「おう。腹減ったぜ。」
カフェテリアは寮の隣で、教室から歩いで約2、3分かかって、途中は校庭と付属幼稚園を通りかかるからガキたちの騒ぎ声が聞こえます。樹がいっぱい植えてて、緑が溢れて、悪くない景色です。
学校のカフェテリアは基本的に食べ放題で自分の好物を選べます。しかし...
「相変わらずまずいな。」喬たんがぼそぼそなパスタを食べながら文句言ってました。
「でも購買部の品物は少ないし、高いし。それに他の学校よりうまいよ。てか弘たん食べ過ぎない?」私もあまり食べたくないが、食べないとぺこぺこになっちゃうから仕方有りません。
弘たんは私の二倍ぐらい量を食べてました、すごい。
「俺今筋肉を鍛えてるからいっぱい食べる。」
「そうか。頑張ってね。ところで第二外国語何を選択した?」
「俺らは日本語。夕音ちゃんは?」
「日本語が好きだけど、毎年五十音から習うなんで、意味不明。だからドイツ語を選んだの。」
「そういえば夕音ちゃんは日本の大学を目指してるね。でもお前は第一位だから繁星計画を参加すると台湾大学に入れるだろう。」
「できれば東大、少なくとも阪大に入りたいな。」あの時の私は、きっと自分が天才だと思ってました。
「でもせっかくの第一位もったいないじゃん。」
「バックアップだよ。もし日本の一流大学に落ちったら台湾大学入るよ。」
「お前、狡いぞ。」
「えへへ。ふあゝ、食べると眠くなってきた。教室に戻るよ。」12時20分でした、午後の授業は一時から始まるから半時間ぐらい寝ましょうか。
午後の授業は第二外国語で私はドイツ語を選びました。
「みなさん、まずはドイツ語の汚い言葉から習おう。」先生が言いました。
どうやらある言語を習う前に、汚い言葉を習うのは大事ですね。
今日はアルファベットと「Scheiße」や「Schwein」などの汚い言葉しか習いませんでした。
ちなみに私の最初に聞いたドイツ語は、エヴァンゲリオンの明日香のセリフ:Guten Morgenです。
七と八時間目は数学で、先生の教え方は私たちにとって難しすぎるから嫌いでした。
数学の先生は昔一流高校で教えたことあるから、彼の教え方はとても頭いい生徒向けだと思います。
放課後、私はスクールバスで通うから校庭で待ちました。
待ってる間、一人の男の子と会ってあいさつしました。
「秀くん、こんばんわ。」
「先輩、こんばんわ。」
秀くんは中学一年生でイケメンです。私は彼が好きで、彼も私のこと結構気に入ってるらしいです。
「君、寮に住んでるよね、夕食不味いよ。」私は昔寮に住んでたから知ってる、給食は不味いに決まっています。
「ええ、マジ?嫌だよ外食買えないし。」
学校の近くに大学部の食堂があるのに普段は行けません。いつも先生たちに「危ないから行くな」って言われて、過保護されています。
「あゝ、バス来た。じゃね。」
「バイバイ。」
スクールバスで学校から家まで一時間ぐらいかかります。ちょっと長いからいつも音楽聴いたり寝たりして過ごします。
高校生活、思ったより楽だそうです。
中学時代からの友たちたくさんいるし、新入生の中には私より頭良い人いなさそうし、それに、我が校は”快楽学習”というモットーが有ります。
ずっと順調だと思いましたが、すぐにそうではないと気付きました。