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あなたの体は大丈夫?

薮は最近ほぼ全ての患者に血液検査をすることにしている。検査もせずにただひたすら過去に出している薬の丸写しをしていると指導が入るかもしれないと言われたからだ。根拠のある医療は大切である。

その中の一人で何種類もの薬を飲んでいる患者の結果がなかなかひどかった。


血圧も200を超えてた人なのだが、eGFRという腎機能の検査結果がかなり悪かったのである。検査値の本によると透析が必要となるかもしれないくらいひどい値だったのだ。

外部から帰ってきた検査結果は必ず最初に薮の元へと運ばれカルテに貼り付けられる為、薮がこの検査値を見ていないということはありえない。しかし事務へと返却されているということは、薮はこの値を見ても特に慌てる必要はないと思ったようだ。


「この患者さんに電話して早く検査結果を伝えたほうが良いのではないでしょうか?そして必要なら病院への紹介状も書いたほうが良いと思います」


と慌てたように事務の人が伝えると、薮は舌打ちをしてようやく電話をかけるのであった。

結果は留守で今日1日患者さんに連絡がつくことはなかった。


この患者さんがここまで腎臓をボロボロにする前に気がついてあげる必要が藪にはあったのではないだろうか?何年も高い先発品の薬を大量に惰性で出すだけではなく、血圧コントロールが不良なことや体型が肥満であることからもっと食事指導などを頑張る必要があったのではないだろうか?カルテに記載されている特定疾患療養指導料や地位包括診療加算がある以上もっと指導しなければならなかったと思う。


いろんな薬を飲んでいる人で暴飲暴食をやめられない人、血圧が高いままの人などは定期的な健康診断をきちんとすることをお勧めします。優秀な医者ばかりが世の中にいるわけではありません。かかりつけ医がいるから気がついてくれるという考えは時として自分の寿命を縮めることになるかもしれません。

最終的に自分の身を守ることができるのは自分だけです。

透析は何時間も拘束される大変な作業です。その前で踏みとどまれるよう、自分の身は自分で守ることを強くお勧めします。

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