森と避暑地と別荘の事
どもっ、風璃ケイいちです。
ものすごく長い間が空いてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回もモチベーションが安定せず、少し書いてはしばらく放置の繰り返しで中々進みませんでした。毎回書いていますが、やっぱりモチベーションの維持が一番難しいです。
さて、以前にとある方からアドバイスを戴きまして、間が空いてしまうのは仕方ないとして前書きに登場人物の簡単な紹介を入れておいてほしいというお話を戴きましたので簡易の登場人物紹介をつけておきます。
ルミネス・アーニア・フランニコス(主人公)
本物語の主人公、魔導士ルミネスことアーニアさんです。
年齢の話をすると本人に怒られそうですが、27歳独身です。
実験中の事故で容姿は12歳位の女の子です。
ルミネスはウィザーズネーム(魔導士としての名前)です。
親しい人にはアーニアと呼ばせています。
サラ・アーチボルト
ルミネスの助手をしているサラさんです。年齢はルミネスの一つ下です。
ルミネスがちょっとやんちゃな感じなのに対してサラさんは落ち着いた感じの女性です。薬師としては天才的でアーニアの助手を務めている現在も名指しで調薬の依頼が来るほどです。
クラウス・トランベルト
ルミネスのボーイフレンドンの男の子です。年齢は13歳です。
クラウス本人はルミネスと正式なお付き合いをしたいようですが、ルミネスに友達からと言われて現在はボーイフレンドとして付き合っています。
実際にはルミネスの半分くらいの年齢なのですが、年齢以上に落ち着きがある少年です。ルミネスの本当の年齢も知っていますが、年齢の差はあまり気にしていません。魔導士としてのルミネスをとても尊敬しています。
ルミネスにアーニアと呼ぶ事を許されています。
朝の光の中で木立が細い影を落とし、いく筋もの光が朝もやに煙る森の中に差し込んでいた。
湖から吹いてくる優しい風は少し肌寒いくらいの冷ややかなものだったが、日中の暑さを忘れさせてくれるさわやかさがあった。
早朝の森の中を一人の少女がゆっくりと歩いていた。
涼しげな水色のワンピースを着た少女は気持ちよさそうに木々を眺めながら森の中の小道を散策している。
「やっぱり山の上まで来ると涼しいわね。街の蒸し暑さが嘘みたい。」
うーんと伸びをしたルミネスが木立の間から見える湖の方を眺めて言った。
「クラウスの別荘はあの辺かしら。」
湖のほとりにひときわ大きな屋敷が見える。屋敷の方を見ながらルミネスが少し足を止めると後ろの茂みから物音がした。何か大きな生き物が移動しているような音がする。ルミネスは少し警戒しながら「誰かいるの?」と呼びかける。こんな早朝の森の中だ、何か森に棲む獣が動いただけかもしれなかったが、なんとなく呼びかけずには居られなかったのだ。この辺りに危険な大型の獣はいないと聞いていたが、何か出てきても対応できる自信はあった。もっともドラゴンクラスの大物が出てくれば厳しい事になるだろうが。ルミネスの呼びかけに答えるように再び茂みがガサガサを音を立てる。
茂みから出てきた姿を見て少しびっくりした表情をしたルミネスだったが、優し気に微笑むと出てきた相手に向かって問いかけたのだった。
「どうしたの? 何か困った事でもあるの?」
・・・・・・
「アーニアさん、実はうちの別荘が山間にあるんですが、そこに行ってみませんか?」
連日蒸し暑い日が続いていたある日、暑さにやられてぐったりしていたルミネスにクラウスが誘いをかけてきた。クラウスとしてはあまりの暑さに溶けてしまいそうなルミネスの様子を見て何とかしてあげたという気持ちからだったのだが、それに反してルミネスの反応はあまり良くなかった。
「うーん、気持ちは嬉しいんだけどあんまり遠出するのは好きじゃないのよね。」
「確かに少し遠いですけれど、とても涼しくてよい所です。行ってみませんか?」
いまひとつ気乗りしないルミネスの様子を見てサラが助け舟を出した。
「この暑さでは研究の方もさっぱり進みませんし、気分転換に行ってみてはどうですか?
ちょっと遠いみたいですが、山間の別荘ならきっと涼しいでしょうし、理論的な検討をするならそういう環境の方が捗るかもしれませんよ。」
サラの意見を聞いて少し考えていたルミネスだったが、思い直したのか納得した様子で言った。
「そうね。この暑さじゃ、頭もロクに回らないし。行ってみましょうか。」
「では、さっそく用意をするように話してきます。」
ルミネスの返事を聞いてクラウスは嬉しそうに部屋を出ていった。
「クラウスくん、嬉しそうでしたね。」
「色々気を使わせちゃったかな。クラウスくんの前だとつい気を抜いちゃうのよね。」
照れた顔で話すルミネスの様子を見て、少しからかい気味にサラが言った。
「クラウスくんと二人っきりが良いなら私は遠慮しますけど。」
「もうっ、気の回しすぎよっ。」
少し膨れっ面になったルミネスが顔を赤くして怒鳴った。
ルミネスもサラも行くと決まると行動は早かった。
少し長旅になるかもしれないと考えて着替えは少し多めに山間なら少し冷えるかもと薄手の上着を準備した。御呼ばれという意識もあってすこしおしゃれな服を選ぶ。様子を見に来たサラにからかわれつつ、準備を進める。あらかた準備が整った頃、クラウスが戻ってきた。
「準備ができしだい出発できますけれど、いつ頃にしますか?」
「すぐにでも大丈夫よ。」
「では、一時間後に迎えに来ますね。(^^;」
予想はしていたらしいクラウスは苦笑いながら再び屋敷に戻っていった。
約束通り、一時間後にクラウスを乗せた迎えの馬車が到着した。結局、なんだかんだで増えてしまった荷物を馬車に積み込み、別荘に向かって出発する3人だった。
・・・・・・
身だしなみを整えたクラウスがリビングに降りてくるとリビングのソファにはルミネスが座ってお茶を飲んでいた。
「アーニアさん、おはようございます。早いですね。」
「おはよう、クラウス。あんまり爽やかな朝だったから早く目が覚めちゃって。ちょっと散策して来た所よ。」
「気に入って戴けたみたいで良かったです。」
「サラもそろそろ起きてくると思うから朝食の時間にしましょうか。」
「そうですね。では、そのように伝えてきます。」
クラウスはそう答えると別荘の管理人の所に向かった。
ルミネスは、飲み終わったティーカップを置くとサラが休んでいる部屋に向かった。
「サラ、起きてる?」
「ちょうど着替え終わったところです。」
入るわよと声をかけると部屋のドアを開けて中に入った。
「おはよう、サラ」
「おはようございます、アーニアさん」
「良い朝ね。」
「ほんとですね、ここしばらく暑かったですからこんなにさわやかな朝は久しぶりです。」
「ところで、サラがここに持ってきた物の中にこれとこれはある?」
手に持ったメモを見せながらサラに尋ねた。
「そうですね。二つとも持ってきていると思いますけれど、何かするんですか?」
「うん、まあね。ちょっと思いついた事があって。必要になったら貰いに来るからよろしくね。」
「はい。」
「そろそろ朝食するって言ってきたから一緒に行きましょう。」
ルミネスとサラは二人で階下のダイニングルームへと向かったのだった。
・・・・・・
朝食を済ませた三人はしばらく談笑していたが、ちょっと思い付いたことがあるからとルミネスが席をはずしていた。サラとクラウスは取り留めのない話をしていたが、突然、声を落としてサラが言った。
「ねえ、クラウスくん。」
「なんですか?」
「アーニアさんの様子なんだけど、何か引っかからない?」
「アーニアさんがどうかしました?」
「うーん、気がつかないか。」
「???」
すこし考えていたサラがクラウスに言った。
「アーニアさん、何か隠してるわね。」
「どうしてそう思うんですか?」
「今、アーニアさんは特に急ぐような件を抱えていないのよ。それなのにクラウスくんがいるのに席を立ったでしょう。」
「そうですか?僕にはそんなに不自然には思えなかったんですけど。」
「まあ、そこがクラウスくんの良い所なんだけどね。」
サラは、クラウスの不思議そうな顔を見て微笑みながら言ったのだった。
・・・・・・
森の中を木の陰に隠れつつ慎重に進むサラとクラウス。その少し前には小さな包みを持って足早に歩くルミネスの姿があった。
「サラさん、僕はこういうのは良くないと思うんですが。」
「大丈夫よ、クラウスくん。アーニアさんの様子からすると大事になるような感じはないから。」
「とは言っても、これじゃあ尾行してるみたいじゃないですか。」
「なに言ってるの、尾行してるに決まってるでしょ。」
「サラさん。何か性格変わってますよ。」
小声で話しつつ、ルミネスを見失わないように追いかける二人。
ルミネスは森の中で少し開けた場所に出ると周りを見回して様子をうかがう。
大丈夫という様子で軽くうなずくと森の深いほうに向かって何か声をかける。
少しの間、森の奥を見つめて待っていたが、なかなか姿を現さない相手に業を煮やしたルミネスがサラたちの所まで聞こえる程の声でもう一度森の中に呼びかけた。
「そこに陰にいる二人は私の連れだから大丈夫よ。あなた達もついて来てるのは分かっているんだから出てきたら?」
バツが悪そうに木の陰から二人が出てくるのとほぼ同時に森の奥から何かが現れた。
しょうがないわねという様子で二人を見るルミネスの横に現れた何かが並び立った。
雪のように真っ白なたてがみをなびかせてブルブルッと鼻を鳴らす一頭の白馬。その額には一本の真っ直ぐな角が生えていた。
「そっちの女性はともかく、男の方は歓迎できないな。」
二人の頭の中に若い男の声が直接響く。その声に少し興奮気味に二人が答えた。
「ごめんなさい。アーニアさんが心配でついて来てしまいました。」
「この人はユニコーンですよね。初めて会いました。」
苦笑するルミネスがユニコーンに言った。
「そう言わないで決して悪い子じゃないから。」
「うむ。それは彼の態度を見ればわかる。」
「二人には悪いけど、説明は後でするから一旦別荘に帰っていて。」
「薬さえもらえれば、自分で何とかするつもりだが。」
「薬を渡しても貴方じゃ飲ませてあげることができないでしょ。私が付いていって飲ませてあげるから連れて行って。」
「うむ。仕方ないか。」
乗れという仕草でユニコーンが向きを変えるとルミネスが彼の背にまたがった。
「少し時間がかかるかもしれないけど、大丈夫だから。」
ルミネスが二人にそう告げるとユニコーンは森の中に向かって駆け出した。
あまりの素早さにあっけにとられている二人を残してルミネスは風のようにいなくなった。
二人はしばらくルミネスが去った方向を見送っていたが、軽くため息をつくとクラウスが声をかけた。
「こうしていても仕方ありませんし、戻りましょうか。」
「そうね、戻りましょう。でも、まさかユニコーンが出てくるとは思わなかったわ。」
「僕もですよ。アーニアさんと一緒にいると驚く事ばっかりです。」
まんざら嫌でもなさそうな顔で苦笑しながらクラウスが答えると二人は別荘に向かって歩きだしたのだった。
ユニコーンは、森の木立の間をまるで風のように駆け抜ける。あまりの速さにルミネスは目をつぶって、彼の首にしがみついた。耳の横をヒューヒューと風が鳴る。少し走ると木立を抜けて草原に出た。人が行き交うことなどほとんどない深い山間の草原をユニコーンが駆け抜ける。背中にルミネスを乗せて駆けるその様子はまるでおとぎ話のワンシーンの様だった。もっとも首にしがみついているルミネスにしてみれば、そんな優雅な状態ではなかったわけだが。
草原を駆け抜け、再び森に入り、今度は渓谷を駆け抜けた先でユニコーンは速度を落とした。
「もうすぐ着く。かなり急いだが大丈夫だったか?」
「なんとかね。振り落とされるんじゃないかってかなり怖かったわ。」
「すまんな。」
そんなやり取りをしている間にユニコーンは立ち止り、降りやすいように少し体制を低くする。
ルミネスは彼の背から降りると目の前にある洞窟を見てユニコーンに問いかけた。
「この中なの?」
「そうだ。」
洞窟は割と浅く、天気が良い所為か割と明るかった。ルミネスはユニコーンの後について中に入って行った。まだ小さな子馬がいた。額に小さな角が見える。ユニコーンの子供だった。
「この子がそうなのね。」
「そうだ。本来、私たちユニコーンは治癒力が高いのだが、子どもの内はまだそこまでの力を持っていない。この子の場合は他の子供たちに比べると体が弱くてな。」
「わかったわ。ちょっと見てみましょう。」
ルミネスは、大丈夫よと微笑みながら子供のユニコーンの診察を始める。途中で何回か親のユニコーンに質問をしていたが、彼の方に振り向くとはっきりと言った。
「思った通り、黄熱病ね。あなた達は体毛が多いから分かりにくいけれど、皮膚や口内が黄色くなってきている。体温も子どもという事を差し引いても高すぎるわ。あとね、舌に赤いブツブツが出来ているでしょ。これも黄熱病の症状よ。黄熱病の薬も持ってきているからそれを飲ませるわ。」
「それで治るのか?」
「元々治癒力が高いあなた達の事だから一度薬できっかけを与えてあげれば、回復すると思う。
念の為にこのお皿にもう一回分の薬を入れておくから明日の朝にもう一度飲ませてみて。あすの朝には起き上がれる位にはなると思うわ。」
ルミネスは持ってきた薬を取り出すと子供のユニコーンの傍に寄り添って頭を持ち上げて呼びかける。
「ちょっと苦いけど、病気を治す為だから我慢してね。」
ルミネスが瓶のふたを開けて薬を深めのスプーンで飲ませてやると少し嫌がったが、素直に飲んだ。
「良い子ね。きっと良くなるから。」
しばらく子供のユニコーンの首をなでてやっていると気持ちよさそうに目を閉じてそのまま眠りこんだ。
「ありがとう。私だけでは対処できなかった。」
「いいのよ。困った時はお互いさまでしょう。」
「しかし、あなたは大人なのか?子供なのか?」
「私自身は大人のつもりだけどね。」
「不思議な感じがするよ。身体から感じるのは子供の息吹だが、心から感じるのは大人のオーラだ。」
「あら、よくわかるわね。やっぱりユニコーンだからかしら。」
「時間を取らせた。湖まで送ろう。」
帰りは気を使ってくれたらしく周りの景色を見る余裕がある程度の早さで走ってくれた。
普段は見る事が出来ないようなきれいな景色を見ながらルミネスは湖の傍まで帰ってきた。
「本当にありがとう。感謝している。」
「こちらこそ、普通ではできない体験をさせてもらったわ、ありがとう。」
「そういえば、名前を聞いていなかったな。」
「ルミネス・アーニア・フランニコスよ。」
「そうか、あなたがルミネスだったか。」
「あら、私を知ってるの?」
「まあな、良い噂も悪い噂も聞くよ。」
「はははは。なんとなく想像はつくから説明はしなくていいわ。」
「ただ、私はあなたがどんな人間かを知った。だから、もう噂などどうでもいい。」
「ありがとう。じゃあ、もう行くわね。」
「ああ。」
「大丈夫だと思うけれど、容体が変わるようなら直ぐに来てね。」
「わかった。なんにせよ、あすの昼ごろにはもう一度来よう。」
「ええ。では、また明日。」
別荘に戻るとサラとクラウスが待ち構えていた。帰ってきたルミネスはお茶をもらって一息入れると待ち構えていた二人に説明を始めた。
「彼に会ったのは今朝の散策の時よ。近くの茂みから音がしたから待ち構えていたら彼が出てきたのよ。」
「びっくりしたでしょう。」とクラウス。
「まさかユニコーンが出てくるとは思ってなかったからね。もう困ってますオーラ全開で出てきたからどうしたのって聞いてみたの。子供の調子が悪くて困っているっていうから症状を聞いていくつか薬を調合して持って行ったのよ。」
「相談してくれれば、お手伝いしましたのに。」とサラ。
「聞いた症状を考えると病名は絞り込めたからね。確かにサラが作る薬はすごいと思うけれど。サラが来てくれるまでは一人でやっていたんだし、薬の調合もよくやっていたから。」
「それで病名は何だったんですか?」
「黄熱病だったわ。元々ユニコーンは自己治癒力が強いから掛かる事は稀だと思うんだけど。」
「ユニコーンも黄熱病に掛かるんですが?」
「黄熱病はありふれた菌が原因の病気だからね。別に人間にしか掛からない病気って事はないわよ。」
「そうなんですか。」
それにしてもとクラウスが続ける。
「なぜ黙って解決しようとしたんですか? アーニアさんなら僕たちの手助けは不要だったかもしれませんけれど。」
「いやあ、まあ、そのね。何と言うか・・・」
気まずそうに目線をそらすルミネス。不思議そうな顔で見ているクラウス。生暖かい目で見守るサラ。
疑問符を頭の上に何個も浮かべているクラウスの耳元でサラが小声でささやいた。クラウスはポンッと音がしそうな勢いで顔を真っ赤にするとルミネスの方をチラ見する。
「もうっ、こういう話になるから言いたくなかったのよっ。」
こちらも顔を真っ赤にしたルミネスが大声で怒鳴ったのだった。
翌日、ルミネスの元に訪れたユニコーンが子供が元気を取り戻したと伝えに来た。食欲が出てきたという話を聞いて、それならもう大丈夫ねとルミネスが答えた。ユニコーンはお礼にとユニコーンの角を持ってきた。黄熱病の薬の対価としては高価すぎるからと断ったが、子供が救われた事は何にも勝るといわれて受け取ることにした。何でもすでに寿命で死んでしまったユニコーンの角なので気にする必要はないそうだ。ルミネスは森に帰ろうとするユニコーンにつかぬことを聞くけれどと前置きをして尋ねた。
「あなた達は、乙女しか近づかせないという話を聞いたのだけど、本当なの?」
「人間たちの間ではそう言う話があるみたいだが、私たちにそんな区別がつくと思うかい?」
ルミネスの問いにユニコーンは苦笑気味の調子で答えた。
「私たちがわかるのは生命の息吹と魂が放つオーラだけさ。オーラの色でその人間の心根がわかる。私があなたに話しかけたのはあなたのオーラが信用に足ると感じたからさ。」
「なるほどね。ありがとう、これでまた一つ疑問が解決したわ。」
機会があれば、また会おうと言い残してユニコーンは森の中に帰っていった。
ユニコーンが去った後、小さくガッツポーズをしながらよしっと言っているルミネスがいた。
さて、久しぶりの投稿になりましたが、楽しんでいただけたでしょうか。
私自身は楽しんで書いていたのですが、モチベーションの維持が難しくて結局ズルズルと長引いてしまいました。
今回の話のお約束的なユニコーンの部分の記述ですが、
一般的に言われているユニコーンは乙女しか近づかせないという話を少し変えています。そもそもユニコーンから見て異種族の女性が乙女かどうか何て事がわかるとは思えないし、よくTRPGに出てくるようなユニコーンが触らせないから乙女じゃないなんて話もなぁと。
次のお話ですが、今のところは未定とさせてください。
なるべく早く投稿できるようにしたいとは思っていますが、
なにせモチベーションの維持が一番の課題なのでおいそれとは確約できません。
モチベーションが低い状態で書いても面白いものになるとは思えないので勘弁してください。
(もっとも、モチベーションが高いから面白いものが書けるというわけでは無い事も重々承知していますけれど)
でわでわ。