表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男嫌いな私と人嫌いなあなた  作者: 記録係B


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/9

1

初投稿です

拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。







男は嫌いだ。


傲慢で、怒りやすく、気に入らないことがあればすぐ暴力を振るう。









――――――――――――――――――――――




私の名前は高梨沙莉。

今日で18歳になった。

とは言っても家庭環境のせいか周りよりも発達が遅く、年齢より幼く見られることが多い。





私が6歳の時に母が病死して、私は父に育てられることになった。


もう遠い過去の話で記憶も朧気だけど、母が生きていた頃はもう少しまともな父だったように思う。


母の死後、父は酒とギャンブルにのめり込み、借金まで抱えたどうしようもないクズに成り下がった。自分の感情のコントロールもできず、機嫌が悪い日には私や物に当たり散らすようになった。


ご飯を抜かれるなんてことはざらで、殴られたり蹴られたりといった力による支配も日常茶飯事だった。



両親の結婚時に一悶着あったらしく、祖父母や親戚とはほぼ絶縁状態のようで、私は誰にも会ったことがない。

だからこの異常な状態でも近くに助けてくれる大人はいなかった。





ただ8歳の時、一度だけ家に警察が来たことがあった。


──ピンポーン


父が悪態をついて立ち上がり、玄関を開けるとそこには警察官が立っていた。


「夜分にすみません、子供の泣き声が頻繁に聞こえると通報があって伺ったのですが」


おそらく、私の泣き声を聞いて近所の人が通報してくれたのだろう。


私も玄関の方に近づき、警察官の視界に入るようにする。

助けて欲しい思いでじっと目で見つめて訴えてみる。


「あ〜、

最近反抗期が始まりまして、飯を食わないとかおもちゃが欲しいとかってわがままが多くなってきて、よく喧嘩をするんですよ。

男親1人なもんで躾が行き届かずすみませんねぇ。」


父は困ったような笑みを浮かべて私を振り返る。


「な、そうだよな?

ほら、わざわざ見に来てくれたんだ、お前も謝れ。」


「、、、うん、」


笑顔の父にグイッと頭を掴まれて無理矢理下げさせられる。


鷲掴みにされた頭がギリギリと痛む。

私は何も言えない。言えなかった。

言えるような状況じゃない。こわい。


上目遣いで警察を見て必死に訴えかける。


「なるほど、そういうことだったんですね。

この年頃の娘さんとお父さんだと何かと反発することもあるでしょう。

こちらも早とちりで申し訳ありませんでした。」


警察官は少し表情を緩め、納得した様に頷いている。


視線だけでそれを確認し、私は静かに絶望していた。



それから一言二言交わした後、警察官は帰っていった。




──バタン。

玄関が無情に閉まる。


貼り付けた笑みを落とした父は、私にゆっくり近づくと勢いよく平手打ちをした。


「っっ!!!、、うぁ」

泣きそうになり声が漏れると、即座に首を掴まれグッと締められる。


「、、ぐっ、、、!」


「これからは、声を出すなよ?

出せばどうなるか、分かったな?」



ボロボロ涙がこぼれる中で私はコクコクと頷くことしか出来なかった。




そこから私は、暴力を振るわれても声を出さないようにした。


出せば父が更に怒ると分かったから。

出したところで助けてくれる大人はいないと分かったから。




こんな環境でも私はしぶとく生きてきた。

毎日なるべく父を怒らせないようにしたし、お腹がすかないように給食のパンをこっそり持ち帰って昼と夜に分けて少しずつ食べたりもした。




でも、最近ふと思うようになった。




私の人生って一体何??

こんなに必死に、何のために生きてるんだろう。


いい加減、人生に疲れて、嫌気がさしていた。





開始早々暗い話ですみません、、(;;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ