愛してしまいたい
掲載日:2024/10/27
(短歌十首)
朧月
いっそ星ない夜空に広がり
コーヒー牛乳みたいになれよな
欠けたのは
月かそれとも愛なのか
わからずいつも満月を待つ
今生の
別れとかいうことばにも
近づき流されただ君が好き
ならまるで
古い都会に来たみたい
むかしのひとの声を聴かせて?
やわらかな
風をこの身にまとったら
悲惨な未来はなくなるかしら?
罪ばかり
心をおおう日々に生き
疾風怒濤は遠くなりけり
欅坂
外車坂とか云われてる
歩いて登るひととてもなく
跪き
私を信じてくださいと
頼んだことなど無いならしあわせ
朝食は
白いごはんと決めていて
きっと母への愛憎混ぜ混ぜ
ただ足を
絡ませてあってるやわらかさ
本音は愛してしまいたい夜




