第70話〜多才すぎない?〜
短くてすみませんそれではどうぞ!
「という訳ですから、よろしくお願いしますね?」
「説明されても理解が追いつかない……」
知り合いに弁護士がいるからその人に頼もう!と言うのはわかる。
その知り合いが宮島さんだったのはちょっとよくわからない。
宮島さん、多才すぎない?色んなことを頑張ってきたんだろう。素直に尊敬だ。
「綾香ちゃんなら安心して任せられるからね!」
「任せてください。何があっても守ってきますよ」
もの凄く心強いのだが、そもそも守られるような事態にはならないと思う。身元引受け人断るだけでしょ?
「まだ子供だからとあの手この手で来る可能性があるのですよ。」
「いやいや、刑務所に勤めてる人がそんなことするわけが……」
無いよね?と海莉の方を見ると何故か笑顔でこちらを見ている。
その次に宮島さんの方を見ると、これまた笑顔でこちらを見ている。
……え?ない…よね?ね?そうだよね?
「という訳ですから私も行きますよ。」
「まあ、よろしくお願いします。」
何かあったら相談出来るわけだし(何も無いと思うけど)頼りにさせてもらうとしよう。
まあ、今日行く訳では無いのだが。さすがに今日ではなく明後日ということになっている。これでも結構早いと思うけど。
「他にも何か裁判したい相手が出たら相談してみるといいよ?」
「そうですね。佐久間さんがこいつ許せないって人がいたら裁きますよ?」
裁くのは裁判官であって俺らでは無いと思うのだが……それに特にいないし。
いや、まぁ居ない訳では無いがわざわざそんな面倒なことしたくない。
「あ、それから佐久間さんにお仕事の依頼があるのですけど……」
この間紹介したゲームが正式リリースするらしいのでイベントとかの紹介をして欲しいようだ。
「わかりました。遊んでみますね」
「お願いします。」
「さて、これで一通り話終わりましたね。では明後日楽しみにしてますね」
楽しみに……??楽しむ要素何かあるのか……?
「うん。お願いね!」
よろしくお願いしますと返して見送る。何か楽しむ要素があったのかは分からんが……
「…もう、ほんとに気付かないんだね」
「…?何が?」
なんでもないよーと言う海莉。……えぇ?一体なんなんだ…?
次回、感動?の再会です。感動かどうかは知りません。
ブックマークいっぱいください!!!!!(願望)
それではまた次のお話であいましょう




