第66話〜海莉のいない日〜
それではどうぞ!
「じゃあ、行ってくるから」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「うん。ちゃんとご飯食べるんだよ!」
歯磨いてね!といい出発した海莉。…おかんか。
さて、お昼ご飯は何食べようかな…1人だし何か食べにでも行くかな…とはいえ食べたいものは特に無いんだけども。お腹すいてから考えようかな…
そう考えながら自室に向かう。…今日はやることが特に無いからな、ベッドでゴロゴロしながら1日過ごしてみようと思ったのだ。
こうしてなんの気兼ねもなく家で過ごせるようになって初めてかもしれない何もやることがない時間だ。少しやってみたかった何もせずベッドでごろごろするというのを試してみようとね!考えたわけですよ。
にしても……平和だ。みんながこうして休日を過ごす理由がよくわかる。なんかするわけでもなく、ただひたすらダラダラとしているのは確かにいい。
ただこれ……暇だな。1日もつかな…?
ゴロゴロ………………………………………
ダラダラ………………………………………
…うん。暇だ。いつもなら海莉が相手をしてくれるんだけどその海莉がいないからな。
なんか海莉のことを考えると声が聞きたくなってくる。…LIVEのアーカイブでも見ようかな……
やることがなくLIVEのアーカイブを見ること3時間。突然インターホンが鳴り響いた。
「宅急便でーす。サインお願いします〜」
「はーい。…どうぞ」
「ありがとうございました〜」
……宅配だった。しかし、何か頼んでたっけな?海莉のやつかな…
そう悩みながら開封してみると中には機材が入っていた。……ASMR用の機材か!なるほどな、確かに頼んだわ俺が。
ふむふむ、これをこうすれば設定出来るのか。なるほどなるほど。…よし、丁度今日はやることないし海莉もいないし、早速やってみるか!まずはみんな用のを撮ろう。
「みんなこんばんは……今日は……」
……………
「おやすみなさい。」
よし。も2つ撮り終わったぞ〜!…時間は結構かかったが新しい事をやるって言うのは楽しいな。あっという間だった。
ただ、ずっと囁き声だったのでちょっと大変だった。あとは編集するだけ!
海莉にバレずに撮影出来て良かった〜。……今何してるんだろうな、海莉。
それではまた次のお話であいましょう〜




