第6話〜事務所勧誘!?〜
またしてもランキングに…しかも順位が上がっててめっちゃ嬉しいです!!
感謝!
それではどうぞ!
「みんなこんばんは〜」
自分がVTuberになった今でもこの瞬間が癒しなのは変わらない。歌も良かったけど、こうして雑談してる時の声や感じも良いよなぁ…
「あ、始める前にちょっと告知するね!もう知ってる人も居ると思うけど、独野ウルフくんとコラボすることになりました!」
【コメント欄】
・誰?
・誰だ?
・みんな聞いたことないってことは、新人?
・あー、あのめっちゃゲーム上手い初心者ね
うーむ、俺の事を知らない人の方が多いな。まあ始めたてなんだから当たり前なんだけど。
「そう!初めてやるくせにめっちゃ上手いんだよ!しかも声!声めっちゃいいの!」
すっごい安心するんだよね、めっちゃかっこいい声なの〜なんて言うのを聞いている俺。お世辞だとしても、こうも褒められると嬉しいな。
【コメント欄】
・あのボタンちゃんがそこまで言うのか…
・ボタンちゃん、良くも悪くも正直だからね…
・ちょっと楽しみになってきたな。
「ふふ〜ん。来週の月曜18時からだからね!みんな絶対見に来てね!」
【コメント欄】
・いくぞ!
・絶対いく!
・何するんだろう
・ゲームじゃね?
「さて、じゃあLIVE始めるよ〜!」
今日はね、こんなことがあって〜
と、話が続いていく。さ、俺も楽しむか。…と言っても俺はコメントはせず見てるだけなんだけどね。
「さてさて、今日もいい時間だから終わるね。みんな、お疲れ様!」
【コメント欄】
・お疲れ〜
・おつぼた〜
・おつぼた!
さて、俺もDMを送るとするかな。…っと文章は
「LIVE、お疲れ様でした!今日も素晴らしいLIVEで癒されました!」
お、直ぐに返信が来た。
「ありがとう〜!ちゃんと見ててくれたんだね!コメントしてくれないから見てくれてないと思ってたよ」
いや、うん。確かにそうなんだけども……
「普段コメントしないで見てる側なので、その癖でつい…。というか、コメントして大丈夫だったんですか?」
「もちろん!いつコメントしてくれるのかな〜って見てたのに…」
「それはすみません。次のLIVEでは必ずコメントしますね!」
「絶対だよ?絶対だからね!…明日もLIVEするから、絶対してね!」
「明日ですね、分かりました!絶対コメントしますね」
「待ってるからね!…あ、それはそうとさ。実は君をうちの事務所にスカウトしたいっていう話が来てるんだけど、どう?」
…ん?スカウト?…え、俺を?なんで?
「えっと…俺をですか?なんでですか?」
「私が推薦したから!…受けるか受けないかは別にして、事務所で1度ちゃんとお話できないかな?」
うーん。確かに、事務所のバックアップを受けられるというのは心強いんだろうけど…
「ね、お願い!話だけでもいいからさ!」
うーん…ここまで言ってくれてるんだから話だけでも聞くか。でもあんまりそういうのにいい思い出ってないんだよね。何故か毎回嫌われる…
「そこまで言うのなら、分かりました。…いつ頃ですか?」
「最短だと土曜日、その次だと次の週の水曜日かな。」
「なるほど…どっちの方がいいとかありますか?」
「早い方が有難いかな!」
「わかりました。では土曜日にしたいと思うので、場所とか必要なものとか教えて貰ってもいいですか?」
「わ〜!ありがとう!えっとね、場所は…」
そうして場所を教えてもらう。ついでに持ち物だが、特に必要ないとこのことだ。
「あ、それから当日は私も同席させてもらうから!よろしくね!」
「それは心強いですね!ありがとうございます!」
…ん?もしかして同席ってボタンの中の人…?と思ったが、それを本人に言うのはちょっとはばかられるので辞めた。当日行けば分かるしな。
まああと2日なんだけど。……緊張するなぁ。
ブクマとか評価とか感想とか頂けるとめっちゃ嬉しいんでお願いします…
それではまた次回お会いしましょ〜