第59話〜忘れてるような?〜
次は優成くん視点ではない、かもしれない。
それではどうぞ
まぁ流石に寝ることはなかった。フラグは回避するものなのだよ。
…まあ、危なかったけど。一瞬だけ寝かけたのは内緒ってことにしといてくれ。お風呂で寝るのは実は失神で、めっちゃ危ないみたいなことをつい最近テレビでやっていたような気がするし。
みんなも気をつけような。俺も気を付けるから。
「誰に言ってるの…?」
「いや、誰だろう…?」
俺もわからん。果たして誰に向けた言葉だったの海莉!?
「リビングに戻ってきたのは優成くんだから今回は気配消してないよ?」
「いつの間にかリビングに戻ってきてたんだね…」
無意識だったわ。服着ててよかった……
「無意識になれるぐらい安心してくれてるってことだから私はいいんだけどね」
「それもそうなのかなぁ……」
確かに昔?実家って言えばいいのかな?にいた時はこんなに何も考えてないことなかったけど…
「それはそうと、お風呂で寝てたんだって?」
あ、やばい。これもしかしてやばいやつ?…っていうかどうやって聞いてた!?
「寝てないです。一瞬寝かけたってだけで寝てたとは違うと思います!」
寝てたと寝かけたは違うと思うんですよね、言葉が違うんだもの意味も違うよね…!という事を言ってみる。
「言い訳しないの、危ないことに変わりないでしょ!」
アウトだそうです。
その後、ちょっとでも眠たいって感じてる時にお風呂に入らないこととか危ないことしないとか色々約束させられたが…それはまぁまた今度話そう。話す時が来るのかは別にして。
ただ危ないことしないって言う時にふと思い出したのだが、いい加減高校の転校手続きをしないと行けない。
なんかその件で高校に1度出来れば来て欲しいみたいなことを結構前に言われた気がする。結構最近色々なことが起きてたから頭の中からすっ飛んでた。
「行かなきゃか……」
「どこに?」
「いや、高校……」
なんで?と聞く海莉に説明する。
「行かなくて良いでしょ。出来れば来て欲しいは行かなくていーの!どうしても来て欲しい時は来てくれって言うものだから。」
そこまで心配してくれるのは嬉しいけど、本当に行かなくてもいいものか。だいたい先生からの呼び出しは行かないと酷いことに……だから行かなくていいって話なのねなるほど。
「そういうこと。どうせ卒業までもう少しだから残れ!とかだよ多分。」
「確かに言われてみれば卒業までもう少しだな」
でもなんか…何か忘れてるようなおいてけぼりにしたような…………
気のせいかな?気の所為だよなうん。今何してるかも知らないし……
それではまた次のお話であいましょう




