第55話〜2日目〜
それではどうぞ!
「ほらほら、早くしないと乗れないよ!」
「だからって走ると危ないぞ〜」
2日目、USJ。朝開園から入っているがそれでも凄い人数だ。人気っぷりがよくわかる。
…なんか、これでも少ない方みたいなことを聞いたのだがこれで少ないのなら普段はどれ程多いんだって話だな。
「まずこれ!」
そう言って海莉が指さしたのは……ジェットコースター?
「ただのジェットコースターじゃなくて、後ろ向きに落ちるジェットコースターなんだよね」
「なんで後ろ向きにしたんだ…?」
意味がわからない。後ろ向きにしよう!と言う発想がよくわからない。
「まあまあいいじゃん!乗ろ乗ろ!」
「まあ今なら乗れるみたいだし行ってみるか…」
荷物を預けて…っと。おお、レバー下がった。…本当に大丈夫か、これ?
「わ〜〜!楽しい〜!」
「……………」
「きゃ〜〜!」
「……………………」
「優成くん?優成くん?大丈夫?」
「えっ?あれ、全然大丈夫」
口から魂飛んで行くかと思った。というか実際に飛んでった気がする。…あんな怖いの?ふわっとする感覚と言いスピードと言い…後ろ向きといい。
「…ごめんね?」
「何を謝ってるのかわからんが、次行くぞ次。」
乗ると決めたのは俺なので責任は俺にある。海莉が心配することなど何も無いのだ。
…まあ正直もう乗りたくないが、海莉が一緒に乗りたそうだったらまた乗るし。
「…うん!って、次こっち!」
「あら……失礼。」
道間違えてたようだ。…って、そもそも行きたい所知らんから仕方ない。
その後はサメの所に行ったり、ハリーなんちゃらの所に行ったりして色々なアトラクションを楽しんだ。…3Dアトラクションなんてあるんだね、凄い。
もちろんハリーなんちゃらの所ではバタービール?とか言うやつ(アルコールは入ってなかったから俺でも飲めた)と、杖の体験をしてみた。
…選ばれなかったし、買わなかったけどね?
その代わり、USJ内のお土産を扱っているお店では色々買う予定だ。昨日の海遊館でも結構買ったので持って帰るのが若干めんどくさいのだが…それは今考えても仕方の無いことだからな。
夜の閉園前になると見られるパレードを見て、今日は終わりらしい。ちょっと楽しみだよな。
「あ、あのゲームとコラボしてるんだって!いこいこ!」
「ん?…ああ、そういやそんなこと見た記憶が…」
有名なゲームともコラボ?しているようだ。それ用のアトラクションみたいなのがあるらしい。
俺が初めてプレイしたゲームだな。俺は思い入れが結構あるので好きな方だが、海莉も割とすきな部類らしい。ただめっちゃ怖いのはやめて欲しいらしい。
怖くないといいね。
それではまた次のお話であいましょ〜!




