第54話〜海遊館〜
それではどうぞ!
「でっか…」
「凄いねぇ〜流石ジンベイザメ」
ジンベイザメ、流石最大クラスの生物なだけはある。
ちなみに、ジンベイザメ・ジンベエザメ、どっちが正解なんだろうか?と思って調べたらどっちも言うらしい。知らんかったな。
「流石海遊館のシンボルなだけはあるな〜」
「他のお魚さん達、食べられないのかな?」
「…さすがに大丈夫なんじゃない?プランクトンしか食べないみたいだし」
むしろ他の魚を食べるんなら同じ水槽にならないと思う。体でかいからめっちゃ食べそうだし…
「それもそっか!」
そう言って別の所に歩き出していく海莉の後を追いながら、次はどこに行くのかきいてみる。
「んーと、触れ合いコーナー?みたいなのがあるみたいだからそこに行こうかなって。その後お昼ご飯」
なるほど。魚に触れるのか、ちょっと貴重な気がする。…何に触れるんだ?
「へ〜、こんな感触なんだ…」
「意外な感触だね。」
ホシエイやらヒョウモンオトメエイとかイヌザメに触れることが出来るゾーンらしい。小さな子供でも触れる当たり、サメとついているが安全な部類なんだろう。
…そろそろお昼ご飯だな、あーお腹すいた。
「お腹すいたね〜」
「結構回ったもんね。何食べたいとかあるの?」
「…魚?」
海莉に食べたいものはないか聞いてみたのだが…魚て。海遊館でいっぱい見たから食べたくなったのかな?
「カレーとか、そういうのでもいいよ?」
「海莉が1番食べたいもので」
「じゃあお魚で!」
ということになり、近くのお寿司屋さんに入ることに。
お昼時だったのだがあんまり人がいなくてすんなり入ることが出来た。ラッキーだな。
…ちなみに、2人とも結構ガッツリ食べた。お魚さんが可哀想とは思わないんですかって?
思わない、なぜなら美味しかったから。ご馳走様でした。
「あ、そうだ写真撮っとこうよ!」
「写真…?」
「うん!思い出になるし!もしかしたらLIVE配信に使えるかもだし!」
歩いていると海莉がそんな事を言い出した。…いや別に、思い出に残すために写真を撮るのは全然いいんだけどな?
LIVE配信には使えないだろ。2人で海遊館に来ました!とでも言うのだろうか?間違いなく海莉のファンに刺されるわ。
「それはそうだけど〜!」
「わかったわかった、写真は撮るから暴れるのはその辺にしてね、これ以上暴れるとおかしな子って思われるよ」
ただでさえ人が多いのだ。というかそもそも写真を撮ること自体は別に反対ではない。
「やったやった!ほらじゃあ行くよ!」
「走るな走るな、はぐれたらどうするんだ」
走っていく海莉をはぐれないようにと追いかける。…まだまだこれが続くとなると大変そうだけど、楽しみでもあるよな〜
それではまた次のお話であいましょう!
…今回も若干短かったかもしれん、そうならすまぬ…




