第47話〜初めての編集〜
それではどうぞ!
「よーし、これで撮影完了。うん、なかなか上手くとれたんじゃないかな…」
尤も、これを編集しなきゃ行けないのでこれで完全に完成では無いのだが。編集はかなり大変らしく、7〜8時間かかるのは当たり前なのだそうだ。
そりゃ、専用のスタッフを雇いたくもなるわな…と思った。俺は自分で頑張るが…。
そういうわけで、皆様には完成したものをお届けしよう。
「さて、じゃあ編集頑張りますかね…」
何時間で終わるのやら。現在朝の10時頃だから、LIVE配信までは8時間ぐらいはある。それまでに終われればいいが…
「優成くん…?入るよ〜?」
「ん?…ああ、海莉か。どうぞ」
編集開始してから2時間程が経過して、海莉が部屋にやってきた。なんだろう?
「なんだろう?じゃなくて、ご飯だよご飯。お昼ご飯!」
「ああ、確かにお昼ご飯の時間だ…。忘れてた」
「もう準備出来てるから、食べよ?」
「ありがとう、助かる。」
ちょうどいい休憩にもなるしね。食べ終わったら編集再開だな〜
「あんまり無理しないでね、2〜3時間に1回休憩してね」
「善処します…」
「それ、やらないって言ってるのと同じじゃない…?」
そんなことは無い。覚えていたらちゃんと休憩取るにきまってるじゃないか。…覚えていたら。
「お、おわらん…」
現在時間18時。お昼ご飯のあと13時までは休んでいた(休まされた)のでだいたい7時間くらい?作業したことになる。
初めての動画編集ということもあってあまり作業が進まない。…と言っても8割は完成したので残り2割だが、それでもあと1〜2時間はかかりそうだ。
完成したら向こうに送って許可取って、GOサインが出たら投稿と言う形になるがここを直してくださいと言われたら直さなきゃいけないし。大変だなぁ…
とはいえこれからLIVE配信があるのでこれ以上編集は出来ない。
さてさて、配信配信…っとその前に飲み物だけ飲んでこようかな。
「優成くんいる?」
「どうしたの?」
「配信の時間だからと思って様子をね。あと、どうせ休憩してないんだろうな〜と思って」
お茶とサンドイッチを持ってきてくれた海莉。…ちょっとお腹すいてたからありがたい。
「休憩してないことについて弁明は無いんだ?」
ちょっと怒った風に言われたのもあり
「無いです。すみませんでした。」
速攻で謝った。
「よろしい。配信終わったら無理矢理休憩させる
から覚悟しなさい。」
許されなかった。無理矢理休憩させられるらしい。…何されるんだろうね?
海莉を怒らせないようにしなきゃな…といい事実から目を逸らすようにサンドイッチをたべる。あ、美味い。
そうして食べながら配信ソフトを開いていく。準備が完了したと同時にサンドイッチを食べ終わった。
案件決まってから初めての配信…という他にも、前の1人配信から結構時間が経過したような気がする。それから、多分海莉…ボタンとリアルであったことを間違いなく聞かれるだろう。
そんなことを考えながら配信ボタンを押す。…よし、始まったな。
「みんなこんばんは。1人で配信は久しぶりだな」
ちょっとでも面白いと思って貰えたら評価とかブクマとか下さい、モチベになりますすごく!
それではまた次のお話であいましょ〜




