第46話〜変化?〜
短くてすみません。でもちょっとした大事な部分かな
それではどぞ!
たっぷり約1時間程もお風呂を堪能した後部屋に戻ると、1枚の紙が置かれていた。なんだろうと思って確認してみた所、海莉がわざわざこういうことを意識するといいよ!と言うのをまとめてくれたらしい。
かなりわかりやすいしありがたい。これですぐにどういった感じでアピールするかを決められる。…っと、お礼言うの忘れてたな。
そう考えてリビングに向かう。んー、いるといいんだけど…
「あ、上がったの?」
「うん。紙、ありがとね」
「気にしないで、それぐらいなら苦でもなんでもないから」
そう言いながらポンポンとソファの隣を叩く海莉。…隣に来いってことかな。あ、正解っぽい。
「はい、紅茶。流石に綾香ちゃんの所ほど美味しくはないけど」
「そんなことないよ。…ん、美味しい。」
「良かった。」
……うーむ、な、何となく気まずい…
と言うのも、何故か海莉がずっとこっちを見てるんだよな。何か言いたいのかな?そんな遠慮するようなことあったっけ…
「さっきからずっと見てるけど、何か言いたいこととかあるの?」
「あ、嫌だった!?ごめんね…?」
「嫌じゃないよ。ただ気になっただけで別に嫌じゃない」
「よ、よかった。いや、その…ね?優成くんが言ってくれたじゃない?嫌いにならないよって」
「うん。確かに言ったね」
「それが嬉しくてずっと見ちゃってただけなの」
なるほど…?いやまあ、気持ちはわかるから全然いいんだけど…
「あとは…優成くんが随分初対面の綾香ちゃんと仲良くしてたな〜って思って」
嫉妬…?なわけないか。珍しいな〜ぐらいな感じなんだろう。
実際、俺が初対面の人間と仲良くできることは無いんだけどさ。完全に心を開くのは無理だからね。
それでも結構話せた方だったけど。
「あ〜まぁ確かに良く話せた方ではあるけど…かなり気を使ってたし」
「それを表に出さなかったのは偉いね、よしよし。」
よしよしと言いながら何故に俺を抱きしめているんですかね海莉さん。
「もうちょっとだけ待ってね。…絶対、優成くんに教えるから」
「…わかった。」
覚悟の時間が欲しいんだろう。そこまで隠してたものなんだから尚更ね。
いつまでも待つつもりだけど、それで無理してるようだったら容赦なく聞き出すからと告げておく。
海莉がこちらを見て微笑んで、席から立ち上がる。
「疲れたから、そろそろ寝るね」
「うん。俺も寝るよ、おやすみ」
さて、俺も早めに寝なければ。明日は案件の動画を撮影して、LIVE配信だな〜
ブクマとか評価とか面白かったらください
それではまた次のお話であいましょー




