第42話〜豪邸からの依頼〜
それではどうぞ
「うわぁ…すご…」
「でしょ〜?広いよね、ここの家。」
広いというか…もはや豪邸と言うか。どこかの貴族か何かか?と言いたくなるレベルの家だ。
いや、家と言うより館か?日本にこんなもんあったんだな…
「あ、綾香ちゃん!」
「久しぶりですね海莉。」
久しぶり〜元気してた?と元気に駆け寄っていく海莉。…後ろにはメイド服を着た如何にもメイドです!って感じの人がいるのにスルーか。知ってるんだろうね当たり前だけど。
「後ろの方が?」
「うん。優成くん」
「初めまして、宮島綾香です。いつも海莉にはよくしていただいてます」
「初めまして、佐久間優成です。こちらこそ海莉と仲良くしていただいてありがとうございます。」
「親かっ!」
いや、せっかくだからノリよく返しておこうと頑張ってみたんだけど…あ、笑ってくれてる。良かった。
「どうぞ、上がってください。こんな所で立ち話なんてしていたら風邪を引いてしまいます。」
「行こっか優成くん。ほらぼ〜っとしてないで!」
ぼ〜っとはしてないんだけどな…ただこの館の中に入るのかぁ緊張するなぁと思ってただけで。
「お茶とお菓子を持ってきますので、少しお待ちください。」
部屋に案内され椅子に座らされた後、そう言われた。うーん、流石だな部屋まで広い。よくこんな館を維持できるなぁ…大変だろ?これ
「そのための人がいっぱい居るからねここには、1人2人だと確かに大変だけど10人とかだと楽だし」
「なるほどなぁ…余程のお金持ちってわけか。凄いなぁ…」
「でも、お金持ちだからって偏見の目で見ないであげてね?綾香ちゃん、凄くいい子だから…」
ふむ。確かにそういう目で見るのは失礼だな。
「あと可愛いからって見惚れないでね」
「お待たせしました…何の話です?」
「なんにもないなんにもない。」
慌てたように言う海莉を見て、言ってやろうかとちょっと思ったがやめておく。
「あ、ありがとうございます。」
「いえいえ。どうぞお飲み下さい。」
そう言われたので遠慮無く…と出された紅茶を飲む。うん…美味い。入れ加減が完璧だなこりゃ。
「お気に召していただけたようで何よりです。わざわざいれた甲斐がありました」
「相変わらず綾香ちゃん紅茶入れるの上手だよね〜。久しぶりに飲んだけどやっぱり美味しい」
自分で入れたのか…それは凄いな。余程練習と勉強をしたんだろう。
「ふふ、そこまで褒めていただけると嬉しいですね。…ですがあなたも紅茶ぐらいは入れられるのでは?この前海莉が「優成くんに入れてもらった紅茶、凄く美味しいの!!」ってメッセージを送ってきましたが」
「まあ、入れるだけなら出来ますが…ここまで美味しく入れれるかと言われると」
ちょっと無理ですね、と続ける。実際、俺にはここまでは無理だと思う。
「そうなのですか?海莉は…」
「はい、その話終わり。内容ばらさない!」
このままだと他のことまで話されそう!と強引に中断しに来た海莉。つまり他のことまで話してるってことだな、OK後でこっそり聞いてみよう。
「あら、では別のお話をしましょうか。…海莉、先にあの話をしても?」
「え?ああ、うん。いいと思うよ?」
「では。佐久間さん。いえ、ウルフさんと言うべきでしょうか?あなたに我が社からお仕事を依頼したいのですが」
それではまた次のお話であいましょー




