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第411話〜豪運の女神〜

それではどうぞ〜!


遅くなりすみませんでした!

新年一発目の企画は運試し。今年1年の運を試そう!って企画だ。


じゃあ何で運を試すのかって話だが、今日は色々な運試しを持ってきた。


御籤もあればガチャもあるし、純粋な運だけで勝負するゲームだって用意した。


……まあ、御籤も純粋な運なのだが。御籤はどっちが良いの出たかって勝負じゃないからね。


「じゃあ最初だし御籤からひこっか」


「いいね」


最初からバトルするのもなんだしな。…新年一発目はちゃんとした運試しをやっていこう。


というわけで、御籤を引いていく。

もちろんリアルで神社に行く訳ではなく、御籤の引けるアプリ?というか機能?を使って引くことにする。


まずは海莉が画面をタップする。俺もそれに続いてタップする。


「せ〜のっ!」


そして掛け声に合わせ一斉に開封してみる。結果を見てみましょう。え〜っとなにな…………に…………


「わ!大吉だ!」


海莉は大吉だったようだ。御籤に大吉ってちゃんと存在してたんだな。


「?どうしたの?そんな顔して」


そう言いながら海莉が俺の画面をのぞき込む。


俺が引いたのは……まさかの大凶。うん、何となくこうなる予感はしてたけど…………


「そ、そんなに落ち込まないで!ただの御籤だから!これで全部決まるわけじゃないしっ!ウルフくんの悪い運は全部私が吹き飛ばすから!」


全力で俺を励ましてくれる海莉。大丈夫、分かってたことだからそんなに落ち込んでないよ。


…………御籤で大吉とかでた事ないし。運のない人生だったし…………


「目が!目が死んでる!戻ってきて〜!」



……はっ!ちょっと目の前が真っ暗になってた…危ない危ない。


まだ引いたのは普通の御籤だけだしな。……超個性派御籤とか言う御籤をもう1回引けるチャンスは残ってるし。


そもそも御籤以外にも運試し要素があるからまだまだ分からんし。チャンスはまだまだある。


「その意気やよーし!じゃあ次の御籤引くよ〜」


これでしっかりといい結果を引き当てて次の運試しに行こうじゃないか。


まぁ、結局超個性派御籤でも良い結果を引き当てることは出来なかったけど。

なんなら「君運ないね!どんまい!w」って言われましたけど…………


切り替えて次に行こう。早速対戦だ!



「では続きましては〜これ!運試しスロット〜」


運試しスロット。2人プレイ、1対1で戦うスロットゲーム。


揃った絵柄に応じて相手にダメージやデバフ、自分へのバフ効果などを付与して戦っていき先に相手のHPを減らした方が勝ちと言うシンプルなルールだ。


HPは互いに初期1万だ。運が良ければ増えるらしい。


パチスロが元になったゲームだな。パチスロらしく目押しも一応はできるようだが、このゲームはスロットの回転速度が早すぎるのと止まり始めるまでのタイミングが完全ランダムらしく実質不可能らしい。


故に完全運ゲーの勝負ってわけだな。


尚このゲーム、パチスロが元なのに確変やらなんやらがわんさかあるらしく確変に入ると一定時間無敵になりつつ攻撃し放題になるとか。


まさに『引けば勝ち』って奴だな。そんなに都合よくは引けないと思うが。


他にも色々あるが、概ねこんなところか。あとはやりながらだな。


「〜って感じのゲームだよ。これで今日は3回戦って先に2回勝った方の勝ち!」


俗にBO3って呼ばれてる方式だな。分かりやすく勝敗がつけやすいから今回はこれにした。


「それから!今回は負けた方に罰ゲームがあります」


そうだった、今回は罰ゲームありにしたんだった。


内容自体はそこまで重いものじゃないがそこそこに恥ずかしいものになっている以上なるべくなら避けたいところだ。


「今回の罰ゲームは〜…相手への愛を全力で囁く!……だけだったんだけど、ちょっと余裕かな〜って思ったので愛おしいところを5個言うのも追加します」


知らんうちになんか増えてた。……まぁその程度なら何の問題も無い……いや、恥ずかしいは恥ずかしいんだけども。


「こんな感じかな。じゃあもうやる?」


「やりますか。」


見てろよ、運がないって笑ってた奴ら……圧勝して勝ってやるからな!!


「じゃあ……ゲームスタート!」


よっし始まった。淡々とスロットを回していく。


お、さくらんぼが揃いそう…………揃った。さくらんぼはどんな効果だろうか?


「早速揃ってるじゃん……っていったーい!」


「ダメージなのねこれ。しょぼいけど」


せいぜいが100削ったかどうかってとこだな。1万に対して100…………気が遠くなるな。


ただどれだけ絵柄が弱かろうが揃えていくことに意味がある……はずだ。


数を回していけば確変に入るだろうしな。…多分。何せ知らな過ぎるから確信がない。


それに、塵も積もれば何とやらってな。


「あ、揃った。スリーセブンだ!」


「!?」


7!?揃ったのは良いとして、よりによって7!?


大当たりの絵柄じゃねぇか!……効果は!?


「あ、勝った」


「……ワン、パン……だと」


体力を一撃で持っていかれた。……2万ぐらい喰らわなかったか?完全なオーバーキルなんだけど……


・これは運がない


・流石運のない男


「いやこれはボタンの運がやばいだけじゃ……」


「大吉パワーだよ。ラッキーな女だから」


こ、これが大吉パワー…………勝てるか?これ。


それではまた次のお話で会いましょ〜

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