第407話〜ツリー完成〜
お待たせしました、申し訳ございません。
それではどうぞ!
「もうちょい右向けて、……あー、行き過ぎ。」
ホームセンターを経由して帰宅した俺達は早速クリスマスツリーの制作に取り掛かっている。
クリスマスツリーに飾るためのアクセサリー……オーナメントとか、電飾とかモールとか諸々を飾り付けてる感じだ。
で、今は頂点の部分に飾り付ける星を置こうとしてるわけだ。
やっぱりツリーと言えばこの星だよな。これがあるかないかで大きく変わる。
もちろん、他の飾りも大事なんだけども。電飾とか特に。
電飾……イルミネーションって言うのかな?凄いよねほんとに。夜見ると本当に綺麗な感じに仕上がってる。
この前家の壁にも飾り付けてみたけど町でよく見るような感じになったもんね。…雪だるまの形とか。
お陰様で家の前を通る人達はみんな見ていくぐらいに綺麗になったし。…とまぁそれは置いといて。
「そこ!そのまま降ろして!」
「ん……出来たっ!」
海莉が飾って、ツリーが完成する。なかなかのサイズなだけあってそこそこ豪華なツリーに仕上がったな。
結構可愛いし…うん、これはいい。やはりでかいのにして正解だったな。
と、1人で頷いていると降りてきた海莉も隣に並んできた。
「これは良いね。良い感じに仕上がってる。……ね、電気消そ!」
「そうだな、消してみよう」
外も結構暗くなってきたし時間的にもちょうどいい。飾った電飾がどれぐらい綺麗か見てみる事にしよう。
電気を消して電飾を付けてみる。…と、その瞬間クリスマスツリーが青色に光り始めた。
「おお〜!」
「綺麗…………」
わざわざ青色にした甲斐があったな、黄色とかそういうのとはまた違った綺麗さがある。
それにどことなく神秘的だし……家の中でこんな
気分が味わえるとは思わなかった。
そのまま5分程じっと見つめ続ける俺と海莉(俺はどちらかと言うと海莉を見てたが)。
ふと、俺の視線に気が付いたのか俺の方を向いてくる海莉。
「…どうかした?」
「いや?綺麗だなと思って。海莉が」
「ばか」
隠す意味もないのでストレートに見惚れてたことを伝えてみる。
照れ隠しに罵倒しながら顔を背ける海莉。その頬はほんのりと赤みがかっている。
照れてる時の海莉も可愛いですね。ずっと見てられる。
「今年のクリスマスは何しよっか」
しばらくお互いにクリスマスツリーを見ていたのだが、ふと海莉がそう聞いてきた。
ふむ、クリスマスか……そういえば何やるかは具体的に決めてなかったっけ。
その日はどこかデートに行こうってぐらいだったか?
「んー…せっかくだしどこか出掛けるか?クリスマスっぽい所」
ぽいとこ、って言っても特に思い付く場所は無いのだが。
「…たまにはお家で、だめ?」
「良いよ、お家でも。ゆっくり出来るし」
伺うように恐る恐る聞いてくる海莉にそう返しながら、安心させるように頭を撫でる。
それに基本的に俺と海莉は付き合う前から一緒に住んでるからお家デートとかあんまりした事ないんだよな。
そんな訳で、普通にお外に行くよりもお家でデートする方が珍しかったりする。
…うん、新鮮でいいんじゃないかな。お家デート。俺も楽しみだし。
「やったっ」
喜んで舞い上がる海莉。そうやって喜んでくれると俺も嬉しいんだけど、はしゃぎすぎると危ないぞ?
まだ片付けきれてないし……って、危ないっ!
「きゃっ!?」
「……っ!危な……大丈夫か?」
「うん……大丈夫」
倒れそうになった海莉を急いで支えて助け出す。幸い問題なく間に合ったので何事も無かった。良かった。
「守ってくれてありがとね?大好き」
体勢のせいかおかげか、お互いの顔はかなり近くにある。
さらに耳元まで寄ってきた海莉がそう囁いてくる。
「………っ」
何時もと違う雰囲気で、何時もと違う感じで言われたからだろうか。
それとも距離が近すぎたからだろうか。少し熱くなっていくのを感じる。
「照れてる、かーわいい……ふ〜っ」
悪戯のなのか、耳に息をふきかけてくる海莉。…耳、少し敏感なの分かってて…っ!
って、やめろ!それ以上耳で遊ぶな!困るからー!
「ごめんごめん。…気を付けるね」
「そうしてくれ。……片付けようか」
まあ、今後気を付けてくれるらしいからそれでいいけど…………
さて、気を取り直して片付けますか。
それが終わったら色々と仕返ししなきゃな。…遊んでくれたのは海莉だもんね?今日はちょっとだけ意地悪してやるからな……
来週までには投稿してクリスマス辺りにクリスマスデート会を投稿したい、予定。
それではまた次のお話で会いましょ〜




