第402話〜幸せ目覚めの朝〜
それではどうぞ
(話すことがいっぱい出来たな)
この数日の旅行、色々あったからなぁ。話すことが多すぎて今から配信するのが楽しみな程だ。
予定通りだと今日の夕方前には帰れるかな?色々準備したり片付けたりしても夕方〜夜には配信できるはずだ……それはそれとして。
「海莉、起きてくれ。」
「ん〜……」
昨日の夜は寝るのが遅かったからもう少し寝てたいとは思うが、あまり悠長に寝てられないのも事実。
ご飯の時間もあるし、チェックアウトもあるからな。もうそろそろ起きておかないとまずい。
寝かせてあげたいのは山々だけどね。
「起きて、海莉。そろそろ時間だから」
「ん〜ん〜…おはよお」
ほっぺたをつんつんして声をかけると何とか起きてくれたようだ。…眠そうに目を擦りながら体を起こしてくる。
「おはよう。顔洗っといで」
「ふぁーい…」
相変わらず寝起きがいいね海莉。すぐに行ってくれた。……さて。海莉が顔を洗いに行ってる間にお布団片付けたりしなきゃね。
その後はご飯を食べてチェックアウトして、空港で軽くお土産を見たあとに帰宅だな。
さて、帰った後の配信が楽しみだな〜盛り上がりそうだし。
あ、海莉帰ってきたな。じゃあさっさと着替えて飯行くか…意外とチェックアウトまで時間ないし
全く、もう少し早く寝て余裕を持たせるつもりだったんだけどな……何があったのやら。(色々あったが)
「優成くんがハッスルするから…」
「させたのは海莉…って別に何もしてないから。」
誤解されるようなことは言わないで下さい。流石に旅館でそんな事しませんよ?
ただ話が盛り上がったというだけであって。
それよりほら、起きたのなら手伝ってくれ。さっさとご飯食べに行くぞ。
「はーい。…あ、その前に」
そう言って海莉が何かを強請るように目を瞑る。何を…ああ、そういう。
「?…ああ、はいはい」
目覚めのキス、って奴かな?…ちょっと違うか。ま幸せだからいいや。
「えへへ…じゃあ、やろっか」
幸せそうに笑いながら準備する海莉。それを見ながら俺も準備を始める。
…全く、朝から幸せだなほんとに。幸せな気持ちで一日が始めれるぜ。
「ただいま〜っ!」
「ただいま。」
何とか無事に家に帰宅することのできた俺達。途中飛行機が遅れたりタクシーが全然来なかったりで帰宅時間が大幅に遅れたが……
まぁ無事に帰ってこれただけ良かったと言うものだ。事故とかに遭遇しなくて何よりだよ。
「お土産置いてくるね。…あ、先に隣に渡してくる!」
「ん、お願いします」
後でみんなに配らなきゃ行けない分だからな、大事に保管しておかないと。
大也くん達の分だけ先に渡してしまうことにしたらしいが。まぁ彼らは隣だしそっちの方がいいか。早めに渡したいしな。
…さて、俺は俺でまず荷物を片付けないとな。洗濯とかそういうのだけ先に出しておかなきゃ。こういうのは後回しにすると忘れたりして良くないからな。
それ以外は後でゆっくり直せば良いか、道具類だし。ああでも貴重品だけ先に戻しておかないと行けないか。
ある程度ひと段落ついたら配信しようかな。一応SNSで後で配信やる旨の告知も出して……っと。
じゃあ、さっさと片付けちゃいましょうかね!海莉も参加できるように気合い入れてな!
それではまた次のお話で会いましょ〜




