第370話〜グッズにサイン〜
それではどうぞ
「面白かった〜!」
花火を存分に楽しんだのでそろそろBBQ会場として使っていた場所に戻る。
あの場所で雑談を続けるのはうるさいからね。…あとここの方が雰囲気が出る。
本当は花火終わったし解散でもいいかなと思ったんだけどね。
せっかくかりんさんやメルさんが来てくれてるから早めに終わるのは勿体ない。
「なんか話題あります?」
とはいえ話すことが思い浮かばないなと思ったので聞いてみる。何かあるかな……?
「そういえばそっちの事務所はリアルイベントとかやるの?」
メルさんがそう聞いてくる。…そうか、メルさんのところの事務所はリアルイベントとか普通にやる所だもんね。
リアルイベントって言っても直接対峙して握手会とかやる訳では無いけども。その辺はさすがにね。
・確かに気になる
・グッズとかボイスとかも
「あるんだっけ?無いんだっけ?」
「一応あるにはあるけど難航してるらしいよ、色々と」
会場どこにするかとかどういうイベントにするかとか、それにあたってどれぐらいお金使うとかとか考えること多そうだもんな。
リアルイベント専用グッズとかも作るなら発注しなきゃ行けないし、そもそもそのリアルイベント誰が出るって話だし……
色々と難しい話ですねぇ。俺は携わってないけど。
「グッズだけならもうすぐ新しいの出るよね」
「そうなの?」
ダイヤくんの新しいグッズが出るらしい。全く知らなかった。
早めに言ってくれれば予約とかしたのに〜
「渡す渡す」
「それはなんか申し訳ない」
貰うけどね。貰うけど…なんか申し訳無いよね。ところでグッズはダイヤくんだけ?
「鋭いっ。私も出るよー」
「私とウルフくんはまた今度」
なるほど、ダイヤくんと六花さんが。そりゃ納得だ。
俺とボタンはグッズ新しく出る時セットだろうしダイヤくんと六花さんもセットだよな。
勿論別々のグッズもあるんだろうけど…何があるんだろう?今度しっかり調べておこう。
普段使いしやすいのがあるといいね。
・マグカップとかあったよ
・Tシャツもある
Tシャツはともかくマグカップはいいね。飾る用と使う用のふたつ欲しいところだ。
「あれ?かりんさんは?」
「わたくしは今制作中ですわ。…ちゃんと買ってもらいますわよ?」
買います買います、ちゃんと買いますから。かりんさん相手なんだからお金ぐらい払うよ…
「冗談ですわ。サイン入りで送り付けて差し上げます」
サインかぁ…飾っておくか。何も無い部屋に家具ができるね。
もし貰えたら大事に取っておこう。
「…私もグッズ出す時サインおくったほうがいいのかな」
そんなに気にしないで…あんまり貰ってばかりだと俺も困る。
「そんなこんなで我々のグッズは8月下旬発売です」
「お買い求めはホームページから!」
上手くセールスに使われたな。…まいいけど。後でURL貼って宣伝してあげよう。
…と、グッズやらリアルイベントの話しやらをしていたらいつの間にやらいい時間になっていたので今度こそ本当に解散にする。
「今日の放送は楽しかったね〜。メルさんまで来てくれると思わなかった」
・びっくり
・仲良くなってたんだね!
「裏で結構話してるから仲いい方かな。…さてじゃあ終わりますか。スパチャ読んで終わりにします」
最後にいつも通り頂いたスパチャを読み切って配信を閉じる。
今回みたいなまったり配信もたまにはいいね。
…花火、海莉と見に行くのが楽しみだ。
それではまた次のお話で会いましょ〜




