第359話〜海ドライブ?〜
それではどうぞ
「ご注文の方どうぞ」
「シェイク2つと照り焼きバーガー1つとチーズバーガー1つ」
前の車を見習って初めてのドライブスルーをやっていく。
ちなみにセットは頼まない。そこまで行くとガッツリだからね。
「どこか寄って食べる?」
「車停めれるとこがあれば良いんだけどな」
無かったらまあ……その時はその時で適当に何とかするとしよう。
シェイクは飲めるし。ポテトとかナゲットとかそっちにしとけば良かったかな
注文を受け取ってお金を払って、店を後にする。
「いい匂い」
「一気にお腹空いてくるな〜それ。」
ちょっと食べたくなってきた。…次どこに行こうか?
ああ、そういえば確かこっちの方面に行けば海だったはず……時間は少しかかるがそこまで行くか。
水着を持ってきてるわけじゃないから入りはしないけど。
「海辺をドライブ…デートっぽいね。」
よくあるシチュエーションだよな。海景色いいしドライブには最適なんだろうけど。
というわけで海のある方向に向かう。ここからだと…そうだな、20分はかかるか?
20分で行けるってだけ早い方か。ほんと車って便利。
「これまで行きたくても行けなかったところとか行けるようになるし楽しみだねっ。」
「色んな所行こうな。」
色んな所に行って色んな体験して、思い出を積み重ねていこう。
そうして色んな話をしながらひとまず目的地に向かっていく。
遠慮なく話しながら移動できるのも魅力だよな。
「〜なんだよね。表に出て無いだけで色んな人が裏で付き合ってるんだよ」
「やっぱ裏で付き合ってる人達結構な数居るんだな。」
目的地周辺までやってきた。尚話の方はめちゃくちゃ盛り上がってる。
職業柄だいたいこういう時は同業者の話になるんだが……Vにならなきゃ分からない裏側って面白いよね。
あの人とあの人って仲良いよな〜って思ってると付き合ってたり、付き合ってるだろこの人たちって人達が付き合ってなくて片想いだったり。
中にはアイドル系で売ってる人が付き合ってたりとかね、どこから仕入れてきたんだそれって言う情報が結構な数あったよ。
まぁ、どれもこれも割と有名らしいけど。配信者は配信者同士の出会いが1番身近だからそりゃそうなってもおかしくは無いけど。
「お?見えてきた」
「ほんとだ〜!綺麗!」
目的地に到着した。…いや、綺麗な海だな。走ってるのが絵になる。
海ってなんでこんなに綺麗なんだろうな?
運転してる都合上そんなに見れないのが残念なぐらいだ。…海莉?
「ああ、今度の雑談で使おうかなって。…ダメ?」
写真撮ってたからなんだと思ったらそういう事ね。
「良いけど身バレしないようにだけ気を付けてね」
別にこれぐらいじゃなんの問題も無いだろうからいくらでも使ってくれって感じだけどね。
「ほんとなら運転してる優成くんを使いたいぐらい」
「…俺を見て喜ぶ人がどれだけいるかね」
外見は対してイケメンじゃないぞ……って、痛い痛い痛い!ごめ、悪かったから!
今は危ないから!
「お、あそこ止まれそう」
「ちょっと止まろ!」
そうだな、ちょっとあそこに止まって海の景色を楽しもうか。
つくづく海に入れないのが残念だ。…まあ、それはまた今度楽しめばいいけどさ。
それではまた次のお話で会いましょ〜




