第353話~プール編終了~
2日も休んでごめんなさい~
それではどうぞ
「大丈夫?」
「大丈夫大丈夫」
何回もウォータースライダーを乗り過ぎた結果ちょっと気持ち悪くなっただけだから。
乗り物とかで酔わないはずなんだけどね。
少し休めば回復するだろうからちょっと休ませてくれ。
「飲み物買ってくるね」
「あ……」
俺も行く、という前に海莉が飲み物を買いに言ってしまった。
待ってるしかないか……いや、正直有難いんだけどさ。
不安な気持ちも裏腹に何事もなく戻ってきた海莉。
……大丈夫だったみたいだな。
「はい、これ」
「ありがとう。」
素直に受け取って一気に飲む。…あー、ちょっと楽になった。
にしても、海莉はよく元気なままだよな。三半規管が強いのだろうか。
…っと、だいぶ動けるようになってきた。これなら普通のプールで遊ぶぐらいには問題ないだろう。
「ごめんね…?」
「海莉が楽しそうにしてるのは俺も嬉しいの。だから問題無し。…流石にこれ以上はちょっときついけど」
そう言うと海莉は俺に抱き着いてきた。……えっと、海莉さん?
ここ、まだ人の目あるんだけど……
「好き!好き!すき!」
「…俺もだよ。」
海莉に一旦離れさせて、再度正面からハグし直す。
こっちの方が海莉の顔を見れるし堪能出来る。何をとは言わんけど。
で、抱きしめたはいいけどどうしましょうかねこの状況。
既に周り、俺たちのことしか見てないんだけど。羨ましそうに見てる人とか嫉妬してる人とか色々だけどね。
ま、いいか。見られても困るもんじゃないし……流石にVだとバレたらまずいけどそんな事にはならなさそうだし。
というわけで気にせずキスしに行く。唇を味わうように……少し長めにキスをした。
「大胆だね?」
「嫌じゃないでしょ?…流石にこれ以上はしないけど」
嫌じゃないことは反応を見ればすぐに分かるからな。…とはいえ恥ずかしいのでこれ以上するつもりないのだが。
「暑くなってきたし入ろっか」
「そ、そうだな」
人の目を避けるようにプールに入って行き流される俺たち。
……なんか、青春してるって感じだよな。ちょっと遅いけど。
「また来ようね、優成くん」
「だな。…次は海か?」
「海!楽しみだよね~。……ちょっと配信お休みもらって行くのとかいいかも」
そうだな。…そんなにガッツリ休む訳にも行かないが、夏休みという事で1週間ぐらいなら休んでも問題ないだろうしな。
とりあえずそのためにも明日からまた頑張らなきゃな。
それではまた次のお話で会いましょう~




