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第339話〜それらしいクイズ〜

それではどうぞ

「続いての目的地に行く前にまずはお昼休憩と行きましょう」


そう言ってお昼食べてた物が流れてくる。これは送られてきたから見た事はあるがやっぱ美味しそうだよなぁ。


「ここめっちゃ美味しかった」


「ずるくない?2人」


私も行けば良かった〜と呟く六花さん。これを見てたら行きたくなるよな。

俺らもなんか凄いの食べればよかったね。…というか食レポ上手いな2人。


「お昼ご飯は知ってるから質問はなしです!」


「なるほど」


まぁそれは予想の範囲内だな。知ってるものを質問しても出来レースになるだけだもんね。

ちなみに2問目もしっかり難しいクイズだった。理不尽ではなかったけど。


「さて、次に訪れたのはここ。」


お?なーんか見覚えのある企業名だな…?ん?ここもしかして…


「そうそう。ウルフくんがよく案件やってる会社」


そうだよな。俺のやってる案件の依頼の大半はこの会社から来るものだ。

勿論機材とかそういうのは別の所から来てるものも多いんだけど……


「今回は特別に会社の中を案内して貰えるように。」


ふむ。普段入れないところまで潜入!って感じなのかな?

結構楽しみだな〜と思っていると見覚えのある女の人が画面に写り、喋りかけてきた。


「ウルフさん、今回は1周年記念おめでとうございます」


いいっ!?この人ってまさか…!


「はいストップ〜。もんだいでーす。この人は誰でしょうか?」


「いやいやいやいや綾香さんでしょ?」


分かるよ、さすがに誰かこれぐらいは余裕でわかるよ!

わかるけど…分かるけどこれ大丈夫なの?


「ご本人の許可は得ております」


「それに結構有名だよ?」


知ってる人は普通に知ってる位に有名らしい。…それは知らんかった。

ある程度名前が通ってるから顔出ても痛くないって事か。


なんにせよ本人がOKを出しているのなら問題は無いだろう。

人が写ってくれるから動画としても華が出てくるしな。


「で、答えはそれでいいですか?」


「え?うん」


流石にこれは間違えることは無くそのまま正解だった。

もし間違えでもしたら………考えるだけでも恐ろしい。次会った時に何言われるかわかったもんじゃない。


それでなくとも人の名前を間違えるのは失礼な事だからな。気を付けねばなるまい。


1人で正解したことに安心しているとVTRはどんどんと進んでいく。綾香さんの解説分かりやすくていいな……


さっきちらっとVTRの時間を見たんだが、多分これがラストだと思うんだよな。

残りの質問はまた別のVTRでもあるのかね?


ちなみにここはパソコン関係の部門らしくなんか色々と置かれている。

そうか…てっきりアプリとかなのかな?って思ったんだが違ったか。


「そういうのは東京でやってる」


なるほど。…ってそりゃそうか。前行った時も東京だったわけだしな。

色んなことやってんだなぁこの人の会社。


そのまま色んな部品なんかの紹介に入りパソコンの紹介に入り……普通に興味深い映像が流れていく。


ここだけ見てると企画なんて一切関係ないように感じるよなぁ……


「………………というわけで、今回はこちらの商品を景品として差し上げようかなと」


あらかた紹介が終わり、クイズも特に無かったな〜とか思ってる矢先にそんな言葉が聞こえてくる。


なるほど、だからこの場所で映像が取られてたわけか。…って、それ普通にめっちゃいい奴では?

今持ってパソコンはまだまだ使える現役の奴だが……性能としてはこっちの方が上になる。


使ってるやつも良い奴なんだけどね。サブ機になるかな…


「これに答えられたら差し上げます。では問題です。」


ああ、ここでクイズなのね。……何が来るんだろう?


「初めて案件をお願いしたアプリの名前はなんでしょーか」


さぞ理不尽な問題がやってくるのか、と思っていたら違った。普通に簡単なクイズだった。

しかもようやく……ここに来てようやく俺の活動に直接関係のあるクイズが出てきた。


「これだよこれ。これを求めてた。なんだよ御籤って」


「大喜びじゃんw」


そりゃ喜ぶよ……ようやく企画らしい質問が出てきたんだもん。


「心配しなくても次のは特大級だから。」


特大級ねぇ……っと、そろそろ答えなきゃな。

まぁ間違えるはずがないけど。こういうのはしっかり記憶してるんだよ!

それではまた次のお話で会いましょう〜

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