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第327話〜凸待ち企画2〜

明日には海莉まで到達できるかな


それではどうぞ

「あ、初めまして!」


「どうも初めましてー」


2人目にして初めましての人達だ。この人は悲恋夏芽さんだったかな?

メルさんたちの事務所の人…なはずだ。


まずは自己紹介をしてもらってから本題に入る。色々聞きたいこともあるからね。


「どこで私の事知りました?」


「早い段階で知ってましたよ!なんか物凄い新人がいるみたいなの話題になってたんで」


…確かに海莉とコラボしたあたりはえげつない勢いで伸びていたからな、情報を普段から集めている人達なら知っていてもおかしくはない。


人気なVほどその手の情報は仕入れてるだろうから当然早い段階で知られてたわけか。


「今回来てくれた理由とかありますか?」


「先輩が褒めてたので気になって!」


なるほど…わざわざ裏で褒めてくれてたのか。後で感謝でも言っておかないとな。


「なかなか人を褒めない人なんですよー」


「そう…なのか?」


「特に裏では。」


お世辞とかはよくあるんですけどね、という夏芽さん。

そんなイメージはなかったが…素直に嬉しいねから良しとしておこう。


そのまま先輩の話をしてくれたので聞きつつ、最後の質問をして夏芽さんの番は終わる。

2人目もなかなか順調だったな、この調子でどんどんと進めて行こう。



まずは10人目だな。そこまで行けば六花さんが来るから休めるはず…

そう考えつつ3人目の人に声をかける。ここからしばらくは初対面の人ラッシュだが頑張るぞー


「やっほーやっほー。100万人おめでとうー!」


「ありがとう〜!」


10人目の六花さんだ。…ちなみに20人目にダイヤくんがいるぞ。


「というわけで六花さんです…自己紹介居る?」


「やるやる〜。」


自己紹介してもらってる間にこっちはこっちで来てくれた人欄に六花さんの名前を記載しておく。


「それにしても人いっぱい来てよかったね!」


「ね、誰も来ませんでした〜ってならなくて良かった」


六花さんは密かに俺が抱いていた不安を知ってたようで。…まぁ海莉辺りから聞いたんだろうけども。


「あー気が楽」


「もう仲良い人だから?w」


「そうw」


「ほらほら、時間はないから聞きたいこと聞いて!」


そうだったそうだった。いつもの様に無駄話を永遠としてるだけの時間の余裕は今回は無いんだったな。


前の人たちと同様に聞いていく。第一印象とか特に気になるけど…


「私はほら、名前は知ってたしちょくちょく見てたからなんとなーく知ってたよ。詳しく聞いたのはダイヤからだけど。たまーに闇の見える子だなーって」


「あーやっぱりみんな知ってたんだ?」


「Vやってて知らない人なんていないでしょ…」


これまで全員に聞いてきたけどみんな知ってたんだよね。

やっぱり知ってるもんなんだな〜…って来てくれてるわけだから知らないって言われても困るんだけど。


というか闇の見える子って何。俺そんなに配信で闇見せたっけ?

なるべく見せないように努力してたんだけど…


「ん〜、なんか時折見えてたよ?今はそんなにないけど」


「まじか〜そうなのか。」


「幸せになってくれたのは嬉しいけどね、友達として」


それはお互い様だな。六花さんも幸せになってくれたのは嬉しいぞ。

あと仲良くしてくれる人が増えたのは純粋に嬉しかった。


「どっちかと言うとダイヤの方がお世話になってるけど。いつもお世話になっております」


「あーいえいえこちらこそ」


奥さん感が増してきたなぁ六花さん。一緒に過ごしてればそりゃそうか。結婚が前提だもんね当たり前だけど。


そのまま長時間話せそうな勢いだったが今回は時間があるので、最後の質問に答えて六花さんは帰って行った。


ここからは一応知ってる人多めだからな、さっきまでと比べて結構心の余裕はある。

20人のダイヤ君まで行けばあとゴールは僅かだ、頑張るしかない。


15人ぐらいまで行けばメルさん居るしな!あと少し気合を入れなおそう。

今はまだトラブルが起きてないしな、願わくばトラブルが起こりませんように……!


それではまた次のお話で会いましょ〜

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