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第279話〜テレビ進出?〜

短めですが…


それではどうぞ

ある日の昼頃のこと。いつものように配信の準備を行っていた俺にマネージャーから連絡が入った。


…いやまぁ、連絡があること自体は別にいつもと変わらないんだけどな?問題は内容である。


「ふぇ?テレビに出るの?」


「らしいよ。」


「それは凄いね〜」


まさか自分がテレビに出る日が来るとは思わなかった。


内容としては最近有名なVTuber!みたいな感じのコーナーが番組であるらしくそこで取り上げられるそうだ。


テレビ局が事前に事務所に許可(というか完全に告知だったが)を取りに来てくれたらしい。それで俺に連絡が来たと。

…まぁ断る事でもないしOKを出したが。知名度が上がるしね。


反応からして海莉の方は出ないらしい。俺より海莉の方が有名なのにね?


「最近優成くん頑張ってるからじゃない?」


頑張ってはいるが別に人気が上がってる感じはしない。

それに主に頑張ってるのはメンバーシップの方であって普通の配信はメンバーシップ程頑張ってない。


「そういえばもうすぐ100万だね」


確かにそうだな。…100万になるまでにちょっと時間がかかったけどようやくだ。


「……全然かかってないとおもうけど」


確かに普通に考えれば早い方なんだよな。1年経たずに100万に行ける人がどれだけいるか。

テレビに出れば多分登録者増えるし本当に近いうちに100万に行けそうだ。


まあ行っても特に何かやる予定は無いけど……


「とにかくおめでとうだね。赤飯炊く?」


「そこまでしなくていいかな…」


テレビに出れるだけ人気が出てきたのは嬉しいがテレビに出たいって訳でもないし、特集だから俺だけが特別なわけじゃない。


テレビ出るみたいだよ〜ってつぶやいたらファンは大盛り上がりしてたけど。


「で、いつなの?」


「明後日」


「え??」


早いよね、明後日。せめて1ヶ月前からなのかなと思ったら明後日オンエアですって言われた時は俺も同じ反応したもん。


普通もっと早めに許可とるよね?と聞いたところ向こうがうっかり忘れてしまってたらしいが…そんな大事なこと忘れて大丈夫なのだろうか。


…少し内容が不安になった俺であるが、その辺は流石に大丈夫だと信じたい。

もし内容がやばかったら…その時はその時考えるとしよう。


「…録画しなきゃ。CDにしてみんなに配らなきゃ」


「何もそこまでしなくても…」


「何を!優成くんが出るんだよ!!」


わ、わかった。わかったから。別に録画でも何でも好きにしてくれ。止めはしないから。

ただCDにして配るのは流石にやめて欲しい。ちょっと恥ずかしいから。


それに5分ぐらいの短いCDになってしまうしな。


「そのうち番組に実際に呼ばれることになったりして」


「いやぁどうだろう…流石にないと思うよ?」


VTuberが番組に呼ばれてもな。さすがにテレビに自分の生身を晒す気はないし色々と難しそうだ。


「いつか2人で出たいね」


「それは楽しそうだ」


そんな話をしつつ今日の用事を終わらせていく。テレビ以外にもそこそこなのが来てたし今日はいい日だ…



「ほらほら始まっちゃうよ!」


「わかってるわかってる」


テレビ放送の当日。せっかくだし生で見ようと言うことで海莉と二人でテレビ前に待機することになった。


もうすぐ番組は始まるが、俺の出番はもう少し後なんだけどな。


「始まったよ!」


海莉が俺の出る瞬間を逃さまいと全力で集中している。

そんなに集中しなくても逃げないんだけど気持ちは嬉しいな。


コーナーが始まって暫くは俺以外の人たちの紹介をしている。みんな名前は見かけたことあるレベルの有名な人達だ。


海莉と二人で喋りながら少し楽しんでいると…ついに俺の番がやってきた。

それではまた次のお話で会いましょ〜

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