表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

274/411

第274話〜お花見〜

それではどうぞ

「………て」


「んん〜……」


「きて。起きて、優成くん」


ん〜……あと5分。5分だけ寝かせて…


「いいから起きて」


「……なに」


思ったよりも真剣な海莉の声に驚きつつ起きる。何かあったのか?


「何、も何ももう昼だよ?」


「え…」


そう言われて時間を確認したところなんともう12時だ。

え…え?いや、え?


「起きた?」


「うん。えっと、ごめんなさい」


「ご飯、軽いものにする?」


そうしようかな…あれ?でも今日遊びに行くんだよな?…お外で食べる方がいいのかな


「だから本当に軽いものだけ、ね?」


「ありがと……」


ホットドッグとコーヒーだ。美味しそう……って、ゆっくりもしてられないんだよな。


「海莉の準備は?」


「私はもう出来てるよ」


じゃああんまり待たせるのは良くないか。…とは言えせっかく用意してくれたものはしっかり味わいたいのでご飯は食べるけど。


「で……どこ行くんだっけ。お花見?」


「そう。いいとこがあるの」


桜が咲いてるからお花見行きたいね〜なんて話を以前にしてたことを思い出して聞いてみるとやはりお花見なようで。


海莉が是非とも行きたいって場所があるらしい。それは楽しみだ。


「お団子もちゃんと用意してあるよ」


花より団子ってやつか。…それお花見としていいのだろうか。

まぁでも桜見ながら食べるのが風情があっていいのかな。


「ご馳走様。…じゃあちょっとまってて」


遅くなってしまった分急がなければな。あまりに海莉を待たせる訳にも行かない。


「もう待ったけどね」


「ほんとにごめん……」


今度何かで埋め合わせしよう。これ当分根に持つやつだ。



「お〜…」


「満開でしょ?」


「凄い。」


こんなに桜が多い所は近くには無かったのでびっくりした。

しかも満開……流石にちょっと遅いかな?と思ってたんだけどそんなこと無かった。


「いつか好きな人と来ようって思ってたから来れてよかった」


「そりゃ何より」


ブルーシートを広げてこんな感じでお花見なんて1回もしたことないから俺としても楽しいよ。


「本当は夜に来ても綺麗なんだけどね」


夜桜って奴か。この綺麗な桜がライトアップされたら凄そうだけど、残念ながら今日は夜には帰るからな。


夜桜はまたの機会かな。


「そういやVRでもお花見ができるらしいからそっちでやってもいいかもね」


「VRってなんでもありなんだな」


「そりゃあVRですから」


季節に合わせてイベントをしてくれるのがゲームのいい所なんだけどそれに漏れずVRもしてくれてるか。


ジューンブライドの季節になると結婚式〜見たいな?

ちょっとそれは気になるな…


「何考えてるのよ、もう」


「おっと……」


口に出てしまってた。いかんいかん抑えなければ。

とはいえ配信でも行けるしそれはありだな。


「誘う?」


「誘うか〜」


4人の方が楽しいだろう。海莉が2人の方がいいならそれでもいいぞ?


「今2人だからいいの」


「そっか。それなら良かった」


ちなみにだがかりんさんはカップルじゃないから誘わないだけで嫌いじゃないぞ!

そこのところよろしく!


「誰に言ってるの?」


「さあ……」


俺にも分かりません。誰宛なんだろうか?


そうやってわいわい話を続けて約30分ぐらい経った頃。


「……あれ?佐久間じゃん」

さーて誰でしょう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ