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第257話〜わんわんっ〜

それではどうぞ

「キルポイントは上限ありか…」


「なかったらみんな暴れるし…」


そりゃそうなんだけどな。だとしたら尚更戦わないことが最優先だなぁ…

でも段階的に解放されて最後は上限なし+ポイント倍とかだっけ?


どんなに負けてても逆転の可能性があるのはいいよね。今回はほぼ全部のチームだいたい同じようなパワーバランスらしいし。


「それは諸説あるけどね…」


「最終兵器・ウルフがいますからねこちらには。」


「ランクのポイントだけで言うと同等かもしれないけどウルフくんランク詐欺してるし」


ランク詐欺って何……詐欺なんかしたことないけど。

ランクに見合わないぐらい強いって意味で言ってくれてるんだろうけども。


そんなこんなで話をして20分ぐらい経過した頃、ようやく1試合目が開始した。

…待ち時間、長かったな。まぁ他のチームにも聞きに言ってたんだろうから仕方ないんだけど。


「ようやくですわ…」


「特に長かったよね〜今回」


あ、やっぱ長かったんだ……そりゃそうだよね。20分ぐらい待ったもん。


「指名制の時とかは普通にこれぐらい待つんだけどね」


指名制とかあるんだなと思って話を聞いてみたら、予め決められたリーダーが出場者の中から好きな人を1人ずつ指名していって被らなかったら決まり…被ったらルーレットでランダムにメンバーを決めていくみたいな感じの方式らしい。


面白いね、その仕組み。細かく言えばまだルールはあるらしいがだいたいこんなもんだと。

ちょっと受けてみたいよね、そういうの。指名される側だろうからもし選ばれなかったら悲しいが…


「安置この辺じゃないかなぁ」


「じゃあその辺に移動する?」


この手の大会は人が減らないしとにかく生き残るのが大事。


戦いは避けられるのなら避けた方が順位を伸ばしやすいし、いいポジションを早めに取った方が強いので最終安置を読むのは大事になるらしいよ。


安置が分かってないと動きにくいのもあるのかね?普段考えてなかったからなるほどなってなったわ。


「いくなら早めに入った方がいいかな〜遠いし」


「こんなことなら移動キャラを持ってくればよかったですわ」


必殺技みたいなので飛んで安置に移動できるキャラがあるらしい。

強そうだな〜それ。もうちょい早く知りたかった…って、俺が何も知らなすぎるんだな。


お勉強会開かなきゃだめか?今から開いてもこの大会では遅いが……


「あ〜でもとりあえずここでいいと思う。最初のとこ行こうとすると敵に見つかるかな…」


「了解した」


海莉の判断、早いし的確だしでほんとに助かる。こうして考えてくれる人がいるのはチームとして助かるが任せっぱしも良くないからな。できるようにならないと。


そのためには学ばなきゃ行けないことが多いが……


「とりあえずここキープかなっ。」


「りょ〜かい。」


「待ってるだけでも緊張しますわね…」


かりんさん緊張しっぱなしですねぇ。気持ちはわかるけどな。

戦わないとなると尚更待ち時間?みたいなのが多いし余計なことを考えてしまうのかもしれない。


「あ、いるいるいる。ウルフくん撃てる?」


「撃つよ〜」


俺はスナイパーを持ってるので撃つ。…ここでアーマーを育てて強くしたいが…


70、そしてもう70ダメージを与えきったところで隠れられる。

ん〜隠れ切られるか。流石に仕留めきれなかったな。残念…


「殺すことが目的になってますわよ…」


「おっと…危ない危ない。」


でもアーマーももうちょい育てたいんだよね〜。お?反撃してきた。

流石にプロ達、結構当ててくるね。こっちも撃ち返して…


でもあんまり物資使うのも良くないんだよな。この辺にしとくべきかな……


「偉い。ちゃんとやめた、偉い」


「褒められた」


「後で頭撫でてあげる」


やった〜頭撫でてもらえる!…って、それは置いといて。

やっぱりあんまり顔出さない方がいいみたいだ。

このルール?というか大会、いつもより物資がないんだよね。


「ちゃんと待てができるよう調教されてるんですのね」


「調教言うな」


もっと他に言い方を考えてくれ。俺は飼い犬じゃないんだぞ。


「ちゃんとボタン、わたくしに噛み付かないように調教しておいてくださいな」


「あ、ごめんね。めっ!」


「く〜ん……ってやらせるな。」


「似てますわ…」


そこ褒められても嬉しくないわ。俺は飼い犬じゃないって言っただろ??


「ウルフくんが犬…可愛い」


「想像すな」


「ほらお手!」


わんっ!…ってだからやらせるなっての。まーたコメントとかで言われるんだからもう。

絶対切り抜かれるぞ〜これ。でこういうのは再生回数結構伸びるんだよなー。


かりんさん笑いすぎ。あんたが言い始めたんだからな!


「あ、向こうの人こっち来るかも。返り討ちにしよ!」


「はーい」


了解。ふざけるのはここまでにして真剣勝負と行きましょう。


「よ〜し、いけウルフくん!」


「わんっ」


「完璧ですわねww」


俺は真面目な大会で何をしてるのでしょうか?……まあいい、目の前の敵に集中だ!




それではまた次のお話で会いましょう〜

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