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第254話〜デート終了〜

それではどうぞ

「あー…疲れた」


「元気だして元気だしてっ」


むしろなぜ海莉はそんなに元気なんだ…まぁいいや。


気を取り直して移動しましょう。…で、どこ行くの?

結構な時間経ったからなぁ…あとお腹すいた。


「夕方だもんね。…急じゃなかったらレストラン予約しておいたんだけどな〜」


「今度は予定を立てて行こうな。」


夜景が綺麗なレストランとかに食べに行ってもいいな。

ちょっと憧れるよね、そういうの。ただそういう場所全く知らないけど…


「私におまかせあれ」


「海莉ってそういうの詳しいよな…」


「この活動をしてたら色々なお店に行くから。そのうち優成くんも増えるよ」


俗に言う接待ってやつ?そんなもんされた記憶無いけど…って、だいたい打ち合わせとかマネージャーに任せてるからかね。


「つまり海莉は色んな人とそういう所に行ったんだな」


「嫉妬?妬いてくれるの?」


「ちょっとだけな」


別に今はもう俺のものだし何とも思わないけどね?ちょっと行ってみたいなぁって言う気持ちが強くなっただけだから。


「大丈夫だよ、過去に付き合った人なんていないんだし優成くんだけだよ?」


よしよし、と慰めるように頭を撫でてくる。そこは別に気にしてないよ。

誰1人として付き合ってなかったのはちょっと意外だったが…まぁ理由は確かになって納得したし。


「メイク用品とかはまた今度かな。…今日の夜配信だもんね」


「ごめんな」


「謝らないで。また今度の楽しみができたし、それに…私も優成くんの歌聞きたいしさ」


そう言ってくれると助かる。普段の配信ならともかく、メン限の配信を別日にする訳にはな。

まその分時間は遅めになる訳だが……それはもうごめんって感じ。


「あとはご飯を食べて、日用品買って帰る?」


「そうだね。…ね、これいつ発表する?」


指輪なぁ……今すぐにでも、と言いたい所だが…


流石に同居してます!って報告もまだなのに言うのもなぁ…

色々タイミングを見つつじゃないかね。それかいっそ言わずにいて結婚しました報告だけするとか。


少なくとも同居報告が先だろうなとは思う。一気に言っちゃうのもありだが…

反発とか予定とか諸々あるだろうし慎重にだな。


「…しばらくは、言わなくてもいいかなって」


「…そっか。」


みんなに言わずにもう少し秘密としておきたい、みたいな感じかね?

なんにせよ海莉がそうしたいなら言わないようにしよう。


特に今日の配信とかね。デートしてきたなんて言ったら指輪買ったの?とか聞くヤツ1人は出てくるから。


「優成くん嘘つけるの?」


「それぐらいできるわ……」


馬鹿にしすぎだろ。予め決めてたんなら嘘ぐらい言えるわ。

人狼ゲームみたいな咄嗟に嘘をつかなきゃ行けないとかだとまぁ……無理かもしれんが。


でも感情を押し殺すのは得意だしできるんじゃないかな?


「…優成くん」


あ、まずい。声が冷たい時はよろしくない。


「な、なんでもない。ほらご飯食べよう?」


完全に勘づかれる前に話題を誘導してご飯屋さんに連れていく。

ちなみにチャーハンと餃子だった。美味しかったぞ!



「こうして優成くんと日用品買ったり食材買ったりって最近なかったね」


確かに。最近はお互いに時間がある方が食材の買い出し行ったりしてたもんな。

こうして2人でってあんまりなかったか。


「2人で買い物するのは楽しいんだけどな」


「ね。あ、それとって」


はいはい、これね。ってなにこれ?


「バスボム。知らない?」


「知らん。何?これ」


「しゅわしゅわ〜ってして…まぁやってみると分かるよ。」


どうやらお風呂に入る時に入れるとそれはそれはいいらしい。

楽しみだな〜それ。お風呂がさらに楽しくなるじゃん。


「そろそろお風呂一緒に入ろ?」


「のぼせそうなんだけど…」


「だめ?」


まぁでも、やる事やってるし今更だよなとは思う。

付き合ってるわけだからその辺の問題もないし、海莉自身がやろうって言ってるわけだから相手の気持ちも問題ないし。


「…今日は一緒に入ろう」


「毎日じゃないの?」


「毎日でもいいけど…ほら、一応お試しっていうか」


「…今日はそれでもいいや。押し切れば毎日入れるし…」


そこ、聞こえてるよー。言うなら心の中にしてくださーい


「て、てへっ。…じゃあ今日は一緒に入る、約束ね?」


「う、うん。わかった。」


約束させられたがいつかはいることになるし今更だな。

…俺って虐待されてたから傷とかももちろんあるんだが、海莉はその辺全部受け入れてくれたしな。


不安要素は特にない。強いて言うならお風呂でハッスルが怖いぐらい。


「あとはこれかな」


「ホットアイマスク…?」


「私たち結構目を使うでしょ?…休ませないと」


確かに、配信とか編集とかやり取りとかでなんだかんだパソコンの前にいることが多いもんな。

他の人より目が疲れやすい職種なのは確かだ。…で、それほんとに効くのか?


「リラックスできていいよ?試してみるのもありかな〜って」


「じゃあ買ってみるか…」


現状まだ疲れとかは余程長時間じゃなきゃないけどな。

でも目が悪くなるのは怖いから疲れを癒してくれるのは助かるな、視力低下に効くかはしらんが。


その後もゆっくり買い物を楽しみ、2人で歩きながら景色を楽しんだりして帰ってきた。


帰ってきて直ぐに配信を〜って感じでバタバタしたが……まあ、デートは楽しかったし大成功だったな。


定期的にまたデートをしよう。少なくとも1ヶ月に1回は…ね。

それではまた次のお話で会いましょう〜

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