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第239話〜寝落ちから起床〜

私も寝てました!…はい、申し訳ございませんでした。

許して…


それではどうぞ


「朝起きたらそこには海莉がいました……ってこれ何回目よ…」


まぁ今回に関しては寝落ちした俺が悪いんだけどさ。

完全に寝てしまってたよな……


そもそも今は朝じゃなくてまだ夜中だし。…早く寝すぎて変な時間に目が覚めるって奴だな


何よりここ…海莉のベッドなんだよな。普段一緒に寝る時は俺のベッドだったから海莉のベッドで一緒になんてない。


すっごいいい匂いするんだよなここ。海莉の匂いって感じ…海莉のベッドだから当たり前なんだけども。


ともあれ、どうしようか。今ここから自分の部屋に戻ると海莉を起こしちゃいそうだから大人しくしてなきゃダメだし…


かと言って目が覚めてしまったんだよな。…仕方ない、頑張って寝るとしようか。

正直寝れる気がしないが……海莉のベッドだよ?無理無理。


というか膝枕されてたのにいつの間にここに移動したんだろう。

誰か来たわけではないだろうから海莉が頑張って移動させたんだよな?


ごめんな、ありがとう。起きたらちゃんとお礼しなきゃな。

よしよし……あ、笑顔になった。かわいい


さて、やることないし少しだけ呟いて……ん?やけに反応が多い……


って良く考えればそうだわ。俺配信中に寝落ちしたんだ。

てことはあの配信を聞いてた人達は俺が寝落ちしたのを知ってるわけで。


そりゃ反応が多くもなるわ。…流石にトレンドには入ってなかったようで少し安心した。


えーと、「おはようございます、今起きました。」


これでいいかな。あまり内容を言いすぎるとメン限配信のネタバレに…まぁ俺が寝てたぐらいなら問題は無いだろうけど一応配慮しなきゃね。


そしてすぐに反応が帰ってくる。みんな意外とこんな時間でも起きてるんだよな。

おはようございます、ぐっすりでしたね!とか寝心地はどうでしたか?みたいな確実に知ってるコメントもあれば

いつの間に昼夜の逆転が?みたいな心配されるコメントもある。


…失礼な、昼夜逆転なんてしてません。ただちょっと寝落ちしただけです。


寝れなくて暇なんだけどなにか面白い話ない?…っと。

ちょうどいいしフォロワーさんとの会話時間にしようかな。

これなら騒がなければ海莉を起こす心配はないし。


お、六花さんからリプ来た。……恋人の膝の上で寝た感想は?だって。

あいつ知ってやがるな。知った上で弄りに来たな。


というか六花さんまだ起きてんのね…はよ寝ろよ。って、俺も人のこと言えない時間に起きてる訳だが。


寝心地良くないと寝落ちなんてしないよね。最高だった、と返しておく。

他にも沢山面白い話を送ってくれる人たちがいるので特別気になったものに反応していく。


みんな色んな話を持ってんだな、鍵を一日で5回も忘れました!見たいな。

…面白いというかなんでそうなったというか。普通やっても1回か2回だよな?って。


なんか可哀想なのでどんまい、次忘れないようにしろよと送っておいた。


その間にも六花さんからは「堂々としてるねw早めに寝なよ〜」と帰ってきていた。


それあんたが言うんかとだけ返しておく。早めに寝る必要があるのはあなたですよ……

用事とかあったんだろうけどさ。


その後30分程みんなと話して、リプ返タイムを終了する。

そろそろ寝なきゃ行けないしな。ずっと起き続けるとリズム狂うし……


そろそろちゃんと寝ます。みんなも寝ろよ〜と声をかけてベッドに向き直る。

海莉は…起きてないか。


んじゃあ寝ますか。おやすみなさい海莉…



「……だよ。」


「……ん〜」


よく寝た……という訳でもないな。流石に快眠とは行かなかったけど寝れたは寝れたな。


「…おはよう」


「聞いてた?」


「何の話?」


なんか言ってたのだろうか。…だとしたら無視しちゃったのだろうか。

それはごめんな……


「だ、大丈夫。独り言だから」


「そうか、ならいいけど……」


独り言だから聞かれると恥ずかしくて聞かれたくなかったのか。それなら聞いてないから安心してくれ。


「…あ、海莉。昨日…ごめんね」


「ぐっすり寝てたねぇ。そんなに寝心地良かった?」


そりゃあもう……寝心地はめっちゃ良かった。


「移動させてくれたんだよな?…頑張っただろ。ありがとな」


「優成くん軽いから結構なんとかなったよ。…もっと体重つけたほうがいいんじゃない?」


いやいや、これでもだいぶついたほうだから。…太り過ぎかな?って最近気にし始めるぐらいなのに。


いい加減筋トレの一つや二つは始めてもいいかもしれない。

運動がてらにね。


「ね、ぎゅーってして」


海莉がそう言うので、それに応える。ぎゅ〜…っと。


「こうして包まれると安心する」


「…俺もだよ。」


海莉がそばにいるって頼もしいし安心する。元気を貰えるよな。


「…そろそろご飯にしなきゃ」


「もうちょっとだけ」


「…ちょっとだけね」


ご飯にしなきゃと言う海莉にもう少しだけと甘える。

可愛い。ほんと可愛い。あ〜好き。


「……そろそろ、ね?後でしよ?」


そう言われては仕方ない。名残惜しいが海莉を離してリビングに向かう。

よし、じゃあ今日も頑張ろう。


それではまた次のお話で会いましょう〜

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