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第205話〜お風呂も入る?〜

それではどうぞ!!!


……投稿するの忘れててすみませんでしたああああああああぁぁぁ

「今日の夜何がいい?」


2人でテレビを見ていると、ふと海莉がそう言った。…ちょうど番組が料理番組だからだろうか?


「海莉が作るものならなんでも…って言うと困るよな」


「困る。すっごく困って優成くんにイタズラしちゃう」


うーん、イタズラは別にしていいんだけど。特に食べたいものもないんだよな〜


「海莉はなにかないの?」


「私は優成くんの食べたいものを食べたいから」


何かあるかな…ハンバーグとか?ちょうど今番組でやってるから出てきただけだけど…


「…さっきからつんつんしてるのは何?」


「え〜、ほっぺた柔らかいと思って」


そんなに柔らかいか?男のだしそうでも無いと思うんだが……まあいいか。


「じゃあ今日の夜はハンバーグだね」


「楽しみにしてる。…ほんと夫婦みたいな会話だな。」


「ふ、夫婦……っ」


まだ夫婦じゃ無いんだけどな。…流石にまだ早すぎるしな。ちゃんと段階を踏みたいし…もちろん将来は海莉を嫁さんに貰うつもりだが。


「…ちゃんと考えてくれてるんだね」


「当たり前だろ?先の事を考えてないとでも?」


「思ってないけど、実際に聞くと嬉しくなるものなの!」


「でもお嫁さんに貰うんなら海莉の親御さんに挨拶しなきゃダメなのかな?」


俺が疑問に思ってたことだ。俺の場合は…ほら、母親があんなだろ?だから言う必要ないし。父親は顔も名前も何も知らないし居ないようなもんだ。


「しなくていいよ。というか私の親と優成くんを合わせたくない。私も会いたくない。」


海莉の口から出てきたのは拒絶の言葉だった。しかも、珍しいことに海莉が本気で嫌がってる。


「…そっか。海莉がそこまで嫌なら、無理に会いに行こうとは思わないよ。ごめんな?」


「ううん、いいの。ごめんね?」


よしよし。そんなに気にしなくても俺は何とも思ってないからな。海莉の親の意志に関わらず海莉を貰うつもりだったし。


「もう、そういう所ずるいよね……」


海莉が笑ってくれるならずるくても許されるかなって。きっとみんなも許してくれるし。


「みんな怒るかな…」


「大多数は受け入れてくれるさ。…1部怒る人は居るだろうけど、それはもうどうしようもないから」


「…つい最近まで怖がってたくせに」


そんなことないし?俺は別に怖がってなんかないし?


「それに何か言われるとしたら俺だろうから」


「私はそれが許せないの。」


俺の事を大事にしてくれるのは嬉しいけど……まぁ、ほら。何か言われて俺が傷付いたら海莉が慰めてくれればそれでいいから。


「そういや公開日決めないとな。」


「1回事務所に話さなきゃね。…2人で事務所行こっか?」


そうだな。急な訪問になるけどマネージャーさんに話を通せば上まで通るだろう。

そしたらあとは日にち話し合って公開だな。


「…ねぇ、もしもダメって言われたらどうする?」


海莉がふとそう言ってきた。そうか、その可能性もあるのか。だが……


「もしそうなったら…」


「そうなったら?」


「2人で事務所抜けて活動しよう。」


海莉と離れるわけが無い。それぐらいなら認めてくれない事務所を抜けて自分で事務所作るわ。


「……だんだんかっこよくなっていくのダメ!」


「ダメって言われても……」


んな理不尽な。…まぁ、大丈夫だとは思うぞ?恋愛禁止なんてうちの事務所書いてないし。意外と心配症だよね海莉って。


「よし!悩むの終わり!…それさえ乗り越えれば後は配信で優成くんとイチャイチャできる!!」


「配信でイチャイチャするのはちょっとハードルが高いかな……」


「え〜だめ?見せ付けて認めさせようよ!」


何と残酷な事をするんだ海莉……ガチ勢泣くよ??

知ったことじゃないが。イチャイチャできるならするに決まってるだろ!


「じゃあ今日は早めに寝なきゃだね!」


「そうだな、明日に備えて…って明日事務所に?」


「善は急げ!って言うでしょ?あ、恋人なんだからこれから一緒に寝てもいいよね?」


そうだな、恋人だし別に……って良くないだろ!それは良くない!ダメでしょ!


「なんで?」


「え、え〜っと…ほら!ベッドのサイズが小さいから窮屈だし…!」


「じゃあダブル買おっか?注文するね〜」


「いやそういう問題じゃ……」


流石に横で海莉が寝てて冷静でいられる自信が……あんまり無いんだけど。そういうこと覚悟の上ってことでよろしいんですか海莉さん?


「いいよ?手を出せるものなら出してみたら?…優成くんヘタレだしな〜」


「……言ったなこのやろう。」


そこまで言うなら分かった。好きなだけ寝るといいさ!


「やった、言質取れた。」


「……あ」


「なんなら一緒にお風呂も入る?」


「それだけは断る。命に関わる。」


のぼせてしまう自信しかないよ……はあ。さっきまで沈んでたのに偉く元気だなぁほんと。


まあ、それでこそ海莉らしいけどさ。ただお風呂だけはほんとに断るから!


…ほんとだから!!!


それではまた次のお話で会いましょう〜

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