第178話〜魔王も奥さんには敵わない〜
それではどうぞ
「よろしくお願いしまーす」
2戦目。1戦目は負けてしまったのでなんとか勝ちたい所だ。
「よろしく〜!」
「よろしくでごわす。」
次のパーティメンバーは蘭さん、武蔵さん(ごわすの人)、ネルさん、ノアさん、ポリさん、俺だ。
正直誰一人として関わりがないが…会話を聞いてるだけでも面白い。それだけでも楽しいが、ちゃんと気を使ってくれるのでやりやすい。
最も、クリスマスにボタンとデートするんですか?とかその手の話ばかりだが。
もちろんしませんと答えてある。…だって、しますなんて言えないだろ?
「倒したにゃん!」(蘭さん)
「にゃん!」(ネルさん)
「にゃ〜ん」(ノアさん)
「上手いな今の人」
「やった〜褒められた!めっちゃ可愛いって!」
「言ってないでごわすよ」(武蔵さん)
「可愛い可愛い」
「言ってくれた!ほらみんな!」
「言わせただけじゃないかな……」(ポリさん)
愉快な人達だ。……まぁたしかに言わされた?面が無いとは言わんがめっちゃ似てたし可愛かった部分が0ではないから嘘ではない。
「後でボタンさんに報告してみよう、面白そう」(蘭さん)
「修羅場でごわすな…強く生きるでごわす。」
「勘弁して欲しいなぁ……」
まだ死にたくないんだけど……って殺される前提みたいになってるんだが?
「生きてね……」
「いやノアさんまでそんなこと言わないっ!?死んだんだけどねぇ〜しかもボタンだし」
言ってたらボタンに倒された。……もしかして会話聞かれてた??
「あ〜…嫉妬だわ〜」
『あ〜』
「女の嫉妬は怖いでごわす。何とかするでごわす。」
「周りが悪いって言えば周りに被害が……」
『悪魔かっ!!』
「フハハハハハハ、我に跪け〜!」
『wwwwwwwwwww』
「のるんだww」
「悪魔って言うより魔王じゃね?」
確かに…まぁ似たようなもんでしょ。変わらん変わらん。
ほら、そんなこと言ってないで集中しますよ!いい局面なんですから!
「勝てたね〜!」
「勝てたかてた!いい試合だった……」
「いや〜負けた!途中からウルフくんが大暴れしてた…」(ダイヤくん)
青チームが合流してきた。
「あ、ボタンさん。ウルフさんがノアさんのこと可愛いって言ってましたよ」
「……ふ〜ん?へぇ〜?そうなんだ〜?」
「誤解がある誤解がある。そこだけ言わないで…!?」
ちゃんと事情を説明する。そこだけ伝えられると困るからね。身の潔白は証明しなければならない。(悪いことしてないんだけど)
「……ふ〜ん。なるほどね?」
「ギルティ?orノットギルティ?」(蘭さん)
「ギルティ」
即答だった。…え、ダメ?ダメなの?
「大魔王撃沈w」(ノアさん)
「魔王も奥さんには敵わないんでごわすな…」
「魔王wこれからそう呼ぼうかな」(ダイヤくん)
「次ダイヤくんだけ狙おうかな…」
「やめて!?」
「じゃあ私はウルフくんだけ狙お……浮気する男の子なんて滅べばいいんだ」
「すみませんでした。反省してます許してください」
『謝罪はやっw』
なんて会話をしながら時が進んでいく。……なんでもっと早く大人数でコラボしなかったんだろう?
楽しいなぁ……ただ、後で海莉の機嫌だけ何とかしないといけないけど。
それではまた次のお話で会いましょう〜
(遅くなってごめんね!)




