第174話〜配信を快適に〜
それではどうぞ
・もうすぐクリスマスだね
「そうね〜もうすぐクリスマスだね〜みんな」
今は少し時間が出来たので配信をしている。久しぶりに配信するのはやはり楽しいものだが……この時期だから仕方ないのかな、みんなクリスマスのことに夢中だ。
「皆さんのクリスマスのご予定は?」
・ない
・ないです
・彼女と過ごす
・友達と遊ぶかな
「ない人は配信でも見ましょう。彼女と過ごす?お幸せに。友達と遊ぶ…いいね。寒いから気を付けて」
・ウルフくんは?
「俺は配信がありますよ。あの告知されてたやつ。クリスマス予定ない人はそれ見てくれ」
・と見せかけて〜?
「見せかけても何もそれだけだわ。他には特にないです諦めて下さい。」
リスナーが言いたいことは分かるが…流石にクリスマスに2人ででかけます!とか言ったら炎上待ったナシでVTuber人生終了だからな……
俺だけならともかく海莉まで巻き込むことになるから、炎上は避けないといけないしな。本人は残念そうにしてたが……
「でももう年末だよねぇ……早いねぇ1年は」
特に今年は早かったな。楽しいことは時間が過ぎ去るのが早く感じるって言うけど本当にその通りだった。
「まぁ年末振り返る放送はまた今度やるんでね、そっちで本格的に振り返りましょう。」
このままうっかり喋ってしまいそうだった、危ない危ない。
・楽しみ!
「はい、楽しみにしといてください。それが年内最後の放送になるかな〜と思いますんで。」
・りょうかい!
・把握しました〜!
「あとはコラボ配信があるから是非ともね、それは見てくださいね。アーカイブも残ると思うから見れない人はアーカイブで。」
年末年始仕事の人もいるだろうし、クリスマス仕事だよって人も居たし。そういう人は無理せずアーカイブで楽しいんで欲しい。
・コラボ積極的に出るようになったね!
「あ〜……確かに出るようになったかも?楽しそうだな!って思うのが増えたからかな。関わってくれる人が増えたからってのもあると思う。」
・あんなにちっちゃかったのにこんなに成長して……
「親が居るなぁ俺の。」
・も〜あんた宿題やったの!
「え〜これからやろうと思ってたのに……ってやかましい。」
言われたことないけどね、宿題やったの?とか。親らしいことを何一つしなかったのが俺の親なので。
・面白いw
・ノリがいい
・流石
「いや〜コメントが面白かったね今ね〜」
見てくれる人も増えてほんとに面白い。リスナーさんみんないい人だしな。
たまーに荒らしが来た時に対処するのがちょっと面倒なのだが……まぁそれぐらいは別にね。
・モデレーター設定すればいいのでは
「あ〜モデレーターね。ありかもしれない……事務所に聞いてみようかな、流石に俺が適当にやったらまずいだろうから」
配信をもっと快適にするためにもお願いしておいた方が良さそうだ。
まぁマネージャーの事だ、どうせ聞いてるだろうからすぐ返信くるだろうけど……
「こっちで決めてみます任せてください」
ほらね?仕事が早いんだよなこの人は。
それではまた次のお話で会いましょう〜




