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第168話〜俺らの番見逃したけど?〜

それではどうぞ

「さてさて終盤に差し掛かってまいりましたが次のペアはこちらです。…えー、ボタン・ウルフペア!大本命でございます!」


「私達の番がきたね!」


「だね。……大丈夫かな」


いざ自分たちの番となると少し心配になってしまう。……ほんとに大丈夫かな。


「大丈夫だよ。……よしよし。」


「ん……ごめん、ありがとう」


「自信をつけれるようにしないとね〜」


うーん、最近はちょっと自信ついてきたかなと思ったんだけどな……情けない。


「でも…よく頑張ったよ、この短期間で。ここまで上手くなるなんて思ってなかったもん」


「それは……まぁ、海莉だし。」


「いい子過ぎて抱きしめたくなってきちゃったなぁ」


もう抱きしめてます海莉さん、ちょっと苦しいです……


「あ、ごめんごめん。……あれ、私達の終わってるね」


「ああ、ほんとだ。…意外と反響はいい?」


「言いも何も、もうトレンドに入ってるよ?」


うぇ!?……流石に早すぎじゃないか?終わってまだ2分もたってないぞ?


・凄い!

・2人とも歌声が神すぎる

・天才なのでは……?

・マッチしすぎだろ


コメント欄も盛り上がってくれている。こうして褒めてくれてるのもあるしな。…有難い。


「それだけすごいってことじゃない?」


「そっか。……頑張ったね、海莉。」


「優成くんもね。」


そう言って笑いながら、ふと携帯を見る。……あれ、DM届いてるな?


「私の方にも届いてる。…返したら?」


「そうするかな。」


ダイヤくんと六花さんと……かりんさんもか。まずはかりんさんから返すとするか…


「参加するのは聞いてましたが…流石ですわね。次は勝ちますわ!」


……あたかももう俺が勝ったみたいなセリフだが、まだ勝ちは確定していないんだよね。


「かりんさんも歌が上手くてびっくりしました!ありがとうございます!」


返信としてはこんなところだろうか。続いて六花さん。


「相性良すぎだよ〜!綺麗だった!今度みんなで歌いたいね〜!」


「そう言って貰えると嬉しいです。…機会があれば歌いましょう!」


そして最後にダイヤくん。


「やっぱりボタンさんと出たんだね。…2人ともお見事!」


「ダイヤくんも六花さんと出てたのかっ!ってなってたよ。…そっちも上手かったよ!」


「こんな企画あるんだ〜って教えて貰ってね。そう言ってくれるなら頑張った甲斐があったかな!」


なるほど、ダイヤくんも六花さんに誘われたのか。謎の親近感。


「知らないうちに仲良くなってる……」


まあまあ。男相手なんだからそんなにすねなくてもいいでしょ。


「あ、海莉の方はどうだったの?」


「私は仲のいい人から来てたよ。出てない人の方が多いけど…」


「なるほど。…お、結果発表みたいだ。」


ほんとに俺ら最後ら辺だったんだな。……さて、結果はどうなんだろう?





4人集まる日も近いのかもしれない。


それではまた次のお話で会いましょう〜

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