第145話〜して欲しいことは?・寝たいかな〜
それではどうぞ(ちょっと短めでごめんなさい!)
「終わった……眠っ」
まさかASMRの録音で自分が眠たくなるとは……いやそれだけいい音が出せたってことにしておこう。
「まずちゃんと取れてるかの確認しないとな…」
寝てる場合では無いのだ。いやまぁ今寝ても期限まではまだ余裕があるんだけど……早いに越したことはないじゃん?
でもとりあえずお茶だな……一息つくぐらいは許されるだろう。ついでに海莉が居たらちょっと頼もうかな……
「ん、わかった。それだけでいいの?」
「それだけしてくれるだけで助かるよ」
海莉に話して、確認をお願いしておく。頼まなかったら拗ねるしな。
「おっけー!…軽いカットぐらいならやっとくけど?」
「……無理はしないでね」
やってくれると助かるけど無理はして欲しくない。俺ではなく自分のことを優先にして欲しい。
「大丈夫!その辺の調整は上手いよ?私」
自信満々に言ってる海莉。確かに活動歴は長いから自分の限界もわかってるんだろうけど…
「……ならいいけどさぁ」
ま、無理してたらお仕置すればいいか。…っと、そうだそうだ。
「紅茶いる?」
「いるー!」
自分のを用意するついでに海莉のも用意する。お菓子は……今回はいいか。そんなにガッツリお茶会するわけじゃないしな。
「はい。」
「ありがとっ!…ん〜!これで頑張れる!」
「こんなんで頑張れるならいくらでもあげるけど…して欲しいこととか、遠慮なく言いなよ?」
「ん〜……私は優成くんといられればそれでいいし」
恥ずかしいことをすんなりと言いやがって…
「そっか。」
「優成くんはちゃんと私の事見てくれてるし。…私はそれで満足してるよ。あ、でも……」
「どうかした?」
「一緒に寝れるなら寝たい…ぐらい?」
…まぁ、特になにかするわけじゃないし寝るだけなら問題ないか。今までも数回寝てるしな。
誘って来ることがないとは思うが、あったとしても俺が我慢すればいいだけだ。
「やったっ!」
「……そんなに喜ぶ?」
「うん。なんか安心するし…私今まで一人暮らしだったから……」
ああ、寂しいのな。…そういうことなら仕方ない。
「っとと、そろそろしてくるね!…データ貰ってっていい?」
「いいよ」
そう言って部屋に戻っていく海莉を見送る。
…さて、海莉は部屋に行ったが俺は暇になったな。時間は……4時か。
洗い物とか洗濯はないにしろ掃除があるか……よし、やるかぁ!
まずはシンク周りの掃除からして…いや、部屋の掃除からの方がいいか。
部屋してシンク周りしてーだな。海莉が頑張ってくれている間にバッチリ掃除して綺麗にしよう。
よっし頑張ろう。ついでに夜ご飯の準備も完璧に済ませてしまおう
次優成くんの甘やかしパート…かな。
それではまた次のお話で会いましょう〜




