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第137話〜普通のデート〜

それではどうぞ

「甘いのはあんまり得意じゃなさそうだしそれでいいんじゃない?」


「ん〜、じゃあこれでいいか。」


ご飯も食べ終わり、先にお土産を買っておくことにした俺達は今お店にいる。

服買ってアクセサリー買ってだと忘れそうだったんだよね…。


「律儀だよねぇ…」


「そういう海莉もちゃんとしてるでしょ?」


「まぁ………」


海莉だってちゃんとしてるんだし俺がしないわけにも行かないだろうよ。


「お待たせ。……じゃあ買いに行くか。」


お会計を済ませて、海莉の服やアクセサリーを買いに向かう。


「………………ここ?」


「うん。…何か問題でも?」


何か問題でも?じゃねーよ。思いっきり女性の下着を扱ってるとこじゃねぇか。

流石にここに男入ったらダメだろ………入りにくいし。


「そこで座ってるから行っといで…」


「仕方ないか。ちょっと待っててね。…ちなみに何色が好きとか」


「はよ行けや!」


「いえっさ〜」


………全く。確かに似合うのを選ぶつもりではいたけど何を選ばそうとしてるのか。


10分程ゆっくり待っていると、海莉がやって来た。…買い終わったのかな?


「お待たせ。…買ってきたよ!」


「そか、良かった。」


「…後で見せてあげよっか?」


勘弁してくれ。耐えきれる自信が無い………


「ふふっ、冗談冗談。さ、行こ。」


「…次はちゃんと大丈夫だよな?」


「大丈夫大丈夫。ちゃんとした服屋さんだから」


ならいいけど。



「ここ?」


「そう。ここの服可愛いんだよね…」


流石に服屋さんはちゃんとしてた。良かった。……さて、どれが似合うかな……


「あ、これ可愛い…」


似合うかな…と聞いてくる海莉に、似合うと思うよと答える。

と言うか多分何着てもだいたい似合うと思う。元がいいからなぁ…


「ん……じゃあ買おうかな」


気に入ったようだ。


……お?これとか良さそうだけど…シルエット…パーカー?


「あ、可愛い。…確かにこういうの持ってないかも…」


ちょっと試着してみようかな…と海莉が言うので、試着室の前まで行く。


「…こんな感じ!」


「お〜……可愛い。」


やっぱり可愛いな、良く似合う。海莉は大人っぽい方が魅力が引き立つ気がする。色合いも薄いピンクっぽいこれでいいな。


「暖かいしこれもいいかな…!」


「おっけ〜。」


とりあえずこれで海莉に選ぶのは決まった。…良かった。正直服とか詳しくなくてよく分からんのだよな。


「もうちょっと見てもいい…?」


「いいよ、大丈夫。」


ちなみにこの後、気が済むまで見ていいよと言ったことで1時間近く滞在することになった。


…その間海莉にこれはどう?これは?と聞かれ続けたのだが、これはまたいつかお話することにする。


「ありがとね?」


「どういたしまして。…次はアクセサリーか」


1時間後、お会計を終わらせてようやく服屋から出てきた俺達。…流石にちょっと疲れたが、海莉にそんな所は見せられないし頑張ろう。


「いらっしゃいませ〜」


「わ〜…初めて来たけど結構本格的…」


どれどれ……って、やば。値段思ったより高いな。いや、でもアクセサリーって総じてこんなもんか?


「安い方だと思うよ〜流石に本気で高いとこは誕生日でもないと…ね?」


「上には上があるもんなんだな……」


万超えててひえ〜と思うが、高いのは数十万平気でするんだろうな。そう考えると安い方だと思えてくるのだから感覚ってのは不思議なものだ。


「…海莉?どうした、ぼ〜っとして」


「なんでもない。」


…ならいいけど。今何を見てたんだろう……指輪か?


そう思って何となく店員さんの方に向いたら、店員さんがめっちゃ頷いてる。合ってるようですね。


でもさすがに指輪のプレゼントはなぁ……それもはやプロポーズだよな。うむむ…


「優成くん?」


「ああ、ごめんごめん。…なに?」


「いや、せっかくだしお揃いの買いたいな〜って」


海莉が指さした先にあるのは……ペアのネックレス。


「俺と?」


「それ以外誰もいないでしょ…」


確かにそうだね。俺じゃないって言われたらびっくりするところだわ。


「ん、いいよ。買おうか。……指輪はいいのか?」


「…それはまた今度でいいかな。いずれ優成くんに貰えればいいし」


左手の薬指に…としれっと恐ろしいことを呟いてた気がするが無視する。


「お会計お願いします」


「かしこまりました。」


海莉に先に出て待っててもらい、お会計を済ませて出る。


「さて、これでだいたい終わった?」


「うん。……ご飯の前に見に行こうかな」


「…どこを?」



そういや寄りたいところがあるって言ってたな。…どこだろう?


「行ったらわかるから内緒。」


ただ、凄く綺麗だよと自信満々に言う海莉。ふむ、夜景かなにかか…?


なんにせよ、ちょっと期待してみるか。

それではまた次のお話で会いましょう〜

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