第136話〜スイパラ〜
それではどうぞ
「やっとついた〜!……って大丈夫?」
「大丈夫大丈夫。ただちょっと飲み物は欲しいかな…」
「コンビニでも寄る?」
そうしてもらおうかな。思ったより人が多くて暑かった。この時期なのに…
「私買ってくるから待ってる?」
「いや、行くよ。……買わせる訳にはな。」
それに1人にさせるのはあんまり良くない気がする。
「そういう所しっかりしてるよね…」
「今更感はあるけど……」
機材とか色々買って貰ってるしな……
「それはいーの。と言うか、買い替えなくてもいいの?」
「まだ使えるし……これにしようかな」
「いいやつに買い替えてもいいと思うよ?…私これにしようかな」
俺が選んだのは普通のお茶、海莉はお水だ。
支払いを済ませて外に出る。
「で、まずどこに行くの?」
「服屋さん…だと、荷物が大変だろうしお昼の時間だから先にご飯かなって…」
「りょーかい。食べたいところあるの?」
「んー、この辺だとスイパラとかもあるんだけど優成くんは好きそうじゃないし……」
すいぱら??何それ?
「スイートパラダイスの略。」
「よく分からんけど、海莉が行きたいならそれでいいぞ?」
「……いいの?退屈かも…」
俺はそれでもいいと言い、海莉と一緒にスイパラに行くことにする。
さて、どんなもんか…。スイートと言うからには甘いものがたくさんなんだろうが……
「わあ……!」
「お〜…」
店員さんに説明を受けて(ほぼ聞いてたのは海莉だが)る間に周りを見てたが、デザートだけじゃないんだな。
「先に取ってきていいよ、荷物見てるから」
「ん、わかった。」
とりあえず海莉に先に取りに行ってもらう。戻ってきたのを確認して俺も取りに行く。
んー、デザート以外にもパスタとかサラダみたいな軽食はあるんだな。
それにしておこうかな。パスタとサラダをとって…せっかくだからデザートも少しだけ。
「おまたせ」
「んーん。いただきます」
「いただきます。」
海莉は思いっきりデザートだな。…まぁここ、デザート食べに来る所だろうからな。
「ん、美味しい。」
「確かに美味しいな、ここ。」
「来てみたかったんだけど一人で来る勇気はなくて……」
まぁたしかに。周りはだいたい友達と来てるか彼氏と来てるかだもんなぁ…
「私達もそう見られてるんだよ」
「俺に海莉は勿体ないよ……」
俺よりも容姿も性格も良い人はいっぱい居るし。そう見られるのは光栄だけど…
「……はあ。まあいっか。それが優成くんだし」
何故か呆れられた。…海莉は俺なんかと見られるの嫌ってことなのかと一瞬考えたが、読まれたのか怒るよと言われた。
「もっと自分に自信もっていいと思うよ?」
「充分自信もってるつもりだけどな…」
至って客観的に見てるはずなんだけどな……
「全然足りないんだけど……ここで言うと優成くんがショートするから帰ってからにするね。」
「それはそれで何言われるか怖いんだけど…」
「そういや、夜ご飯どうする?食べて帰るか家で食べるか…」
んー……ご飯炊いてないし夜ご飯の準備してないから食べて帰ろうか。
「おっけー。…じゃあ服屋さん以外にも寄っていい?」
「良いけどどこかいきたいとこでも?」
「うん。アクセサリーをちょっと」
アクセサリーか。新しく買う服に合うやつをって事かな?
「そういうこと。で夜は食べて……ちょっと寄って帰ろうかなって」
「わかった。全然いいよ」
「やった!」
……ついでに明日マネージャーになんか買って行こうかな。お菓子とか?ちょうど外にいるしな。
小説難しいね〜
それではまた次のお話で会いましょう〜




